今ある自分に満足しているか?
殆どのひとは、こう答える。
「いいえ」。

満足していたら、その先の発展はない。

バレーボールの選手だって、
初めから自分の未来予想図を
描いていた訳ではない。

自分の行きたいところへ登り詰め
気がつくと、現在のポジションにいる。

それでも、満足はしていない。
全て満たされた時、それはコートを去る時。


今回取りあげる選手は、いつも一生懸命。

誰よりもひたむき。

強さと弱さの狭間でもがきながら、少しでも前を向こうと努力している。

その選手は迫田さおり選手(東レアローズ)。

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・プロフィール

コートネーム:リオ

シャツネーム:SAKODA

最高到達点(cm):305.0

生年月日:1987/12/18

サージャントジャンプ(cm):75.0

身長(cm):175.0

出身地:鹿児島県鹿児島市

出身校・前所属チーム:鹿児島西高校



■個人成績・戦績:

・個人タイトル

2008年アジアクラブ選手権ベストスコアラー

2009/10 Vプレミアリーグ ベスト6、サーブ賞

第59回黒鷲旗ベスト6

2012/13 Vプレミアリーグ ベスト6

2013ワールドグランドチャンピオンズカップ
ベストスパイカー賞

2013/14 Vプレミアリーグ 得点王

第63回黒鷲旗ベスト6 敢闘賞

2015/16 Vプレミアリーグ ベスト6


こんなに個人タイトル取ってる。
改めて凄い選手なんだな、と思う次第。

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・団体成績

・全日本
2010世界バレー 銅メダル

2012ロンドンオリンピック 銅メダル

2013ワールドグランドチャンピオンズカップ
銅メダル



・Vプレミアリーグ

東レアローズ

2009/10、2011/12優勝

第59黒鷲旗優勝

平成23年度天皇杯・皇后杯優勝


・高校

鹿児島西高校

国体3位



どことなく頼りなくも、
スイッチが入ると別人になる。
だから頑張れって背中を押してあげたくなる。

逆境に立ち向かう人は美しい。
迫田選手はそんなひとり。

ロンドンオリンピック以降
たった4年の間で
日本人としては10年ぶりの
Vプレミアリーグ得点王にもなった。

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全日本に行けば
スコーピオンを覚え
ミドルのポジションにも入り
苦手だったディグもこなし
サーブにも磨きをかけた。

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強打一辺倒ではなく、軟攻を織りまぜ、
攻撃にバリエーションが増えた。

選手キャリアとして後年に差し掛かった選手としては、異例の成長を遂げている。

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荒木、木村選手の相継ぐ離脱で
一人で東レを背負い
得点王の代償として
肩の故障に苦しんだこともあった。

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この4年間、東レアローズとして
優勝することが出来ず
黒鷲旗でも敗れ去った。

自らの責任を感じ、お先真っ暗な時期もあった。

全日本に行っても控えにまわり、鬱屈した時期もあった。

その都度迫田選手は、逆境を跳ね返し、
リオデジャネイロオリンピックへ駒を進めた。

そう、あのOQT最大のハイライト。
タイとの一戦でフルセット、12ー6と絶体絶命の大ピンチの中、
最後の一点をもぎ取ったのは
迫田選手。

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ロンドンオリンピックの再来のように
「締めの迫田」は健在だった。

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迎えたリオデジャネイロオリンピック。
レギュラーでなくても、
迫田選手はサーブにディグに、
要所でいいところを見せた。

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やるだけのことはやった。

今後のことは分からない。
ただ、分かっていることは、
来季も東レアローズでプレイすることだけ。

正直、4年後がどうとか、何も答えられない。

今はただ、東レアローズの一員として。

まずは東レのV奪回。
そして、軽やかに舞う、
乾坤一擲のバックアタック。

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何よりも怪我なく元気で
シーズンを乗り切れますように。