これは参った。

こう毎日毎日、退団情報ばかりでは
いい加減気が滅入る。

そう、それはまるで
刑事ドラマで毎日、
殉職シーンを見せられるが如し。


それにしても
新リーグの開幕が迫っているかといって
どうして、ここまで極端に退団選手が多いのか?

やはり、新リーグの開幕に向けて
各チーム再編を図る。

どうやら、それが理由らしい。

この分では来季のラインナップは
大幅に変わるチームが続出するらしい。

そう、成功しているチームは少なく
結果が伴わないチーム、育成が上手く行っていない
チームほど、選手の入れ替えが激しくなる。

もしかしたらV-1からV-2に
流れる選手も多いのかもしれない。


今日もご多分に漏れず人事の話は止めどなく続く。

まず、埼玉上尾。


内瀬戸真実選手が現役を引退するとのことです。

昨年の全日本ではリベロに挑戦。
今季もサイドアタッカーとしてサーブレシーブ上位に食い込み、埼玉上尾の躍進に貢献しましたが、全日本には招集されず、今季限りとなりました。

小柄ながら安定したサーブレシーブと相手ブロックを利用したアタックで長らく活躍した内瀬戸選手。
日立、トヨタ車体、イタリア、そして埼玉上尾と渡り歩いた実力派の選手も、今年の黒鷲旗大会を以て現役にピリオドを打ちます。

埼玉上尾にとっては大きな痛手ですが、長らくお疲れ様でした。

これからますますのご活躍、期待しております。


そして、ヴィクトリーナ姫路。

今季不振のあとを受け、一挙11名もの退団選手が発表されました。


大元朱菜選手、セレステ・プラク選手、長野有紗選手、花井萌里選手、堀込奈央選手、宮地佳乃選手、吉岡可奈選手、孫田菜奈選手、清水茜里選手、清田萌選手、吉﨑ひな選手。

これだけ多くの選手が退団ともなると、なんと申しあげてよいか…。

厳しいストーブリーグとなりました。

まず、残留する選手を数えるほうが先決かと。


貞包選手、櫻井選手、荒谷選手、古市選手、渡邊選手、金田選手、坊野選手、堤選手、足立選手、野津選手、宮部選手、山田選手の総勢12名と必要最低限の人数です。


巷では井上愛里沙選手の移籍という噂もチラホラ出ていますが、かなりの戦力補強がなされるものと見られます。

来季は新リーグに向けて昇格ラインに乗ること、そして新リーグでの飛躍に向けての土台作りの一年となります。

まず、退団され今後現役続行を希望される選手並びに現役引退される選手に置かれましては、次へのステップを早く見つけられ、さらなるご活躍に期待したいと思います。

ひとまずお疲れ様でした。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

正直、久光は甘い皮算用を立てていたような気がする3月期〜4月期。

早めに引退選手の発表をしたのはアジアクラブ選手権出場を見越してのことだが、結果としてファイナル進出を逃し、アジアクラブ選手権でも予想外の開幕2連敗で1〜4位決定戦進出をのがした。

正直、先回りし過ぎて何もかも上手く行っていない。


コロナの影響で日本のV-leagueがアジアクラブ選手権に出場するのは久しぶりだが、準優勝以下に落ちたのは余り聞いたことがない。

これはNPBの選手がMLBに行って活躍出来ない例と酷似している。


MLBの場合、シーズン中でも同じピッチャーと対戦することが少なく、対戦データが余り役に立たない。

そのため、どんな球にも対応できる適応力が求められる。だから、日本人野手の場合、ホームランバッターよりも当てるのが上手いアベレージヒッターのほうが活躍する。

久光の敗戦もこれに当てはまる。


現在のV-leagueは、同一カード連続対戦が多く、前の試合で落としても翌日も同じカードなので対策が打ちやすく、2つのうちひとつ勝てればよい、というスタイルに慣れすぎてしまっている。

だから、リーグの監督さんのコメントでよく見られたのは、"修正して次に備える"と言葉が多かった。

一回コッキリのアシマクラブ選手権ではそれが通用せず、序盤で連敗したらそれで終わり。

だから、筆者は適応力が問われると綴った。
長丁場ではない短期決戦。

こういうスタイルに普段から慣れておく必要がある。そう、その場で適応して早めの指示と、選手自体が自分たちで早めに組み立てる能力。
 
一戦必勝に慣れておかないと、本当の意味で強くなれない。地道にデータをコツコツ集め、都度修正していくスタイルに慣れすぎた日本のV-leagueの弱点を見た気がする。

特に相撲で言えばがっぷり四つに組み止めてから攻めるような正攻法、それもルーティンがカッチリ決まっているスタイルの久光にしてみると、組み止める前につき押しで押し出されて負けている、そんな印象さえ受ける。


とにかく、残りの試合では最低でもディグや連携で負けないようにしないと、中々勝ちは拾えない気がする。

何しろ対戦相手にとって日本は憧れのチーム。特にホームのチームはやる気が違う。

初心に帰るつもりで謙虚に闘うこと。
それが一番の早道。そんな気がする。

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開催期間

2023年4月25日㈫〜5月2日㈫


・出場チームとプール分け

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・プールA

スポーツセンターⅠ(ベトナム🇻🇳)
※ダイナム大学から変更

ペイカン・テヘランVC(イラン🇮🇷)

久光スプリングス(日本🇯🇵)

台北キングホエール女子(チャイニーズ・タイペイ🇹🇼)


・プールB

アルタイVC(カザフスタン🇰🇿)

ダイヤモンドフードVC(タイ🇹🇭)

遼寧省アニメーションVC(中国🇨🇳)

エルチムVC(モンゴル🇲🇳)

ヒップヒンVC(ホンコンチャイナ🇭🇰)


昨年は新型コロナウィルスの影響で日本の出場は見送られたが、今年は昨年の覇者、久光スプリングスが晴れて出場することとなった。


※V-TVの配信は28日より。


・久光スプリングス 出場メンバー

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・現在の順位

・プールA

スポーツセンター1(ベトナム🇻🇳)2勝 勝ち点5

台北キングホエール女子(チャイニーズ・タイペイ🇹🇼)1勝 勝ち点2

ペイカン・テヘランVC(イラン🇮🇷)1敗 勝ち点1

久光スプリングス(日本🇯🇵)2敗 勝ち点1 



・プールB

遼寧省アニメーションVC(中国🇨🇳)2勝 勝ち点6

アルタイVC(カザフスタン🇰🇿)2勝1敗 勝ち点5

ダイヤモンドフードVC(タイ🇹🇭)1勝1敗 勝ち点3

エルチムVC(モンゴル🇲🇳)1勝2敗 勝ち点3

ヒップヒンVC(ホンコンチャイナ🇭🇰)2敗 勝ち点0


※各組の上位2チームずつ、計4チームが1〜4位決定戦に進出。下位2チームずつ、計4チームが5〜9位決定戦に出場。



・予選リーグ 四日目


○ダイヤモンドフードVC(タイ🇹🇭)1勝1敗 勝ち点3
3-0

(25-14 25-16 25-21)
エルチムVC
(モンゴル🇲🇳)1勝2敗 勝ち点3


○遼寧省アニメーションVC(中国🇨🇳)2勝 勝ち点6
3-0
(25-20 25-8 25-14)

ヒップヒンVC(ホンコンチャイナ🇭🇰)2敗 勝ち点0


ペイカン・テヘランVC(イラン🇮🇷)1敗 勝ち点1
1-3
(14-25 10-25 25-19 18-25)
○台北キングホエール女子(チャイニーズ・タイペイ🇹🇼)1勝 勝ち点2