新形コロナウイルスの世界的流行に伴い、この日本も四年にわたり、苦しめられてきた。

そのお陰で、政府よりマスクをしなくてもよい、というお達しが触れ回って尚、人々の多くはマスクをして歩いている。

そう、人を病原菌扱いするおかしな習慣が染み付いてしまったからだ。


少し慣れるのにも時間が掛かるだろうが、夏頃にはマスクは電車の中だけになるのかもしれない。



この新型コロナウイルスのお陰で、バレーボールも大きな影響を受けてきた。

その余波をもろに受けたこの方もまた、新たな道を模索し始めた。


正直、今のまま女子バレーボールに携わるのは難しいだろう。それだけ重い十字架を背負ってしまったからだ。

しかし、バレーボールとともに人生を歩んだ中田さんが、今更バレーボールを捨てるのではなく、男子として新しいスタートラインに立った。

その歩みがこれからどうなるのか、まだ何も分からない。

男子バレーと女子バレーとでは、高さもスピードもパワーも、使う技も威力もまるで違う。

が、女子で培ったエッセンスは必ず役に立つ。

男子バレーの経験者の数多くが女子バレーボールの監督を務めたように、逆もまたありき。

闘い終わればノーサイド。

新しい挑戦を応援し、見守り続けたい。



そして、コロナの終焉はこれから新たな局面を迎える。

この日本に消えていた国際大会の熱気が帰ってくる。

このV-1レギュラーラウンドの終焉とともに、2023年全日本女子バレーボールチームの招集メンバー発表がなされ、これよりネーションズリーグを経て、秋にはOQT/ワールドカップがこの日本で執り行われる。

その時、バレーボールの応援は声出しOKとなり、それに伴うバレーボールの熱気もまた、帰ってくる。


場内にこだまするニッポンコール。

その熱狂とともに再び、この日本にバレーボールブームが到来し、今年がその火付け役となることを臨んで止まない。


間もなく発表される新たな時代の英雄の誕生を、これから見届けたい。

そして、その余波とともに新リーグが、大きな熱狂を伴うものであることを願いたい。


Polish_20230326_033319354



ともあれ、まずは2022/23シーズンのレギュラーラウンドのフィナーレが本日迎える。

トップ4の切符はあと2つ。

間もなく発車します。
お急ぎくだされ。





V-1の順位


〜ファイナル4進出〜


1.東レアローズ
 全日程終了
2021/22 V-1 3位    26勝7敗 勝ち点72
〜レギュラーラウンド優勝👑〜

2.埼玉上尾メディックス

2021/22 V-1 5位 24勝8敗 勝ち点70
〜今季2位確定〜


〜ファイナル4進出圏内〜


3.
久光スプリングス
👑2021/22 V-1 優勝 23勝9敗 勝ち点66
〜3位〜5位が確定〜


4.NECレッドロケッツ
2021/22 V-1 4位 22勝10敗 勝ち点70
〜3位〜5位が確定〜


5.JTマーヴェラス
2021/22 V-1 2位 22勝10敗 勝ち点64
〜3位〜5位が確定〜


~今季負け越し決定~ 


6.デンソーエアリービーズ 全日程終了
2021/22 V-1 6位   14勝19敗 勝ち点44
〜6位or7位が確定〜

7.トヨタ車体クインシーズ
2021/22 V-1 10位 14勝18敗 勝ち点39
〜6位〜8位が確定〜

8.日立astemoリヴァーレ

2021/22 V-1 7位 13勝19敗 勝ち点39
〜7位or8位が確定〜

9.PFUブルーキャッツ 
全日程終了
2021/22 V-1 8位 12勝21敗 勝ち点36
〜今季9位確定〜

10.KUROBEアクアフェアリーズ
2021/22 V-1 12位 10勝22敗 勝ち点28
〜今季10位確定〜


〜チャレンジマッチ出場決定〜


11.岡山シーガルズ 
全日程終了
2021/22 V-1 9位 9勝24敗 勝ち点33
〜今季11位確定〜


12.ヴィクトリーナ姫路
2021/22 V-1 11位 5勝27敗 勝ち点20
〜今季12位確定

 




V-1 *赤字はホームゲーム

3/26㈰

深谷市総合体育館

11:00〜

○久光スプリングス
👑2021/22 V-1 優勝 23勝9敗 勝ち点66
3-1
(23-25 25-18 25-14 25-14)
KUROBEアクアフェアリーズ
2021/22 V-1 12位 10勝22敗 勝ち点28


・久光スプリングスのスターティングメンバー

・レフト:石井優希選手、中島咲愛選手
・ライト:リセ・ファンヘッケ選手
・ミドル:濱松明日香選手、荒木彩花選手
・セッター:栄絵里香選手
・リベロ:西村弥菜美選手


・KUROBEアクアフェアリーズのスターティングメンバー


・レフト:イヴェキン・トゥーバ選手、高橋愛未選手
・ライト:梅津憂理選手
・ミドル;山口真季選手、佐藤黎香選手
・セッター:安田美南選手
・リベロ:依田茉衣子選手、福本眸選手

※久光レギュラーラウンド3位が確定

・ベストスコアラー
リセ・ファンヘッケ選手(久光スプリングス)

Screenshot_20221029-223702_1

25得点



14:00〜

埼玉上尾メディックス
2021/22 V-1 5位 24勝8敗 勝ち点70
0-3
(21-25 16-25 24-26)

○NECレッドロケッツ
2021/22 V-1 4位 22勝10敗 勝ち点70


・埼玉上尾メディックスのスターティングメンバー

・レフト:佐藤優花選手、目黒安希選手
・ライト:内瀬戸真実選手
・ミドル:サンティアゴ・アライジャタフニ選手、青柳京古選手
・セッター:岩崎こよみ選手
・リベロ:山岸あかね選手


・NECレッドロケッツのスターティングメンバー

・レフト:古賀紗理那選手、サラ・ウィルハイト選手
・ライト:山内美咲選手
・ミドル:島村春世選手、上野香織選手
・セッター:澤田由佳選手
・リベロ:小島満菜美選手

※NECレギュラーラウンド4位が確定

・ベストスコアラー
古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)

Screenshot_20221106-054012_1

21得点


ヴィクトリーナ・ウインク体育館

13:00〜

ヴィクトリーナ姫路
2021/22 V-1 11位 5勝27敗 勝ち点20
1-3
(25-20 2025 23-25 23-25)
○日立astemoリヴァーレ
2021/22 V-1 7位 13勝19敗 勝ち点39



・ヴィクトリーナ姫路のスターティングメンバー

・レフト:宮部藍梨選手、松本愛希穂選手
・ライト:古市莉乃選手
・ミドル:佐々木千紘選手、田中咲希選手
・セッター:櫻井美樹選手
・リベロ:花井萌里選手


・日立astemoリヴァーレのスターティングメンバー

・レフト:長内美和子選手、オクム大庭冬美ハウィ選手
・ライト:野中瑠衣選手
・ミドル:渡邊彩選手、入澤まい選手
・セッター:雑賀恵斗選手
・リベロ:齋藤加奈子選手、小池杏菜選手


・ベストスコアラー
長内美和子選手(日立astemoリヴァーレ)

Screenshot_20230114-203615_1

23得点



16:00〜

○JTマーヴェラス
2021/22 V-1 2位 22勝10敗 勝ち点64
3-0
(25-17 26-24 25-12)
トヨタ車体クインシーズ
2021/22 V-1 10位 14勝18敗 勝ち点39


・JTマーヴェラスのスターティングメンバー

・レフト:田中瑞稀選手、林琴奈選手
・ライト:カースタ・ロウ選手
・ミドル:タットダオ・ヌクジャン選手、高橋茉利奈選手
・セッター:籾井あき選手
・リベロ:目黒優佳選手


・トヨタ車体クインシーズのスターティングメンバー

・レフト:鴫原ひなた選手、大川夏海選手
・ライト:ダニエル・カッティーノ選手
・ミドル:ハッタヤ・バムルンスック選手、周田夏紀選手
・セッター:山上有紀選手
・リベロ:立石優華選手

・ベストスコアラー
ダニエル・カッティーノ選手(トヨタ車体クインシーズ)

Screenshot_20221106-214219_1

19得点




・V-2 ファイナル

さわやかアリーナ

13:00〜

○プレステージ・インターナショナル アランマーレ
2021/22 V-2 3位 18勝2敗 勝ち点51 RR1位
3-2
(24-26 25-14 17-25 25-18 15-12)
群馬銀行グリーンウイングス
2021/22 V-2 2位 15勝5敗 勝ち点45 RR3位


・プレステージ・インターナショナル アランマーレのスターティングメンバー

・レフト:木村友里選手、有村涼美選手
・ライト:オケケアル・メソマチ選手
・ミドル:菅原里奈選手、伊藤摩耶選手
・セッター:石盛めるも選手
・リベロ:有薗未也美選手



・群馬銀行グリーンウイングスのスターティングメンバー

・レフト:田中瑠奈選手、ハンダヴァ・エヴァンゲリア選手
・ライト:小林知加選手
・ミドル:菊地実結選手、清水愛選手
・セッター:古市彩音選手
・リベロ:吉岡みなみ選手、栗栖留生選手

※プレステージ・インターナショナル アランマーレがV-2優勝。


・ベストスコアラー
ハンダヴァ・エヴァンゲリア選手(群馬銀行グリーンウイングス)

Screenshot_20230211-184218_1

22得点

現在、フランスリーグ・ナントで活躍中の田代佳奈美選手が来季、トルコリーグのガラタサライとの契約に合意したと報じられました。


20230326_040204



これで3期連続海外リーグでの挑戦となりますが、さらなる飛躍に期待したいと思います。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


2022/23 V-1レギュラーラウンド 最終順位

1.東レアローズ

2021/22 V-1 3位    26勝7敗 勝ち点73

2.埼玉上尾メディックス

2021/22 V-1 5位 24勝9敗 勝ち点70

3.
久光スプリングス
👑2021/22 V-1 優勝 24勝9敗 勝ち点69

4.NECレッドロケッツ
2021/22 V-1 4位 23勝10敗 勝ち点73

〜ファイナル4進出〜



5.JTマーヴェラス
2021/22 V-1 2位 23勝10敗 勝ち点67

6.デンソーエアリービーズ
2021/22 V-1 6位   14勝19敗 勝ち点44

7.日立astemoリヴァーレ
2021/22 V-1 7位 14勝19敗 勝ち点42

8.トヨタ車体クインシーズ
2021/22 V-1 10位 14勝19敗 勝ち点39

9.PFUブルーキャッツ

2021/22 V-1 8位 12勝21敗 勝ち点36

10.KUROBEアクアフェアリーズ
2021/22 V-1 12位 10勝23敗 勝ち点28

〜チャレンジマッチ出場決定〜

11.岡山シーガルズ

2021/22 V-1 9位 9勝24敗 勝ち点33

12.ヴィクトリーナ姫路
2021/22 V-1 11位 5勝28敗 勝ち点20







・2022/23 Vチャレンジマッチ対戦組み合わせ


岡山シーガルズ
2022/23 V-1 11位
vs
群馬銀行グリーンウイングス
2022/23 V-2 2位


ヴィクトリーナ姫路
2022/23 V-1 12位
vs
プレステージ・インターナショナル アランマーレ
2022/23 V-2優勝👑



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜



・V-1個人部門 最終結果


総得点


👑カッティーノ・ダニエル選手(トヨタ車体クインシーズ)
788得点

Screenshot_20221106-214219_1



クラン・ヤナ選手(東レアローズ)
768得点


石川真佑選手(東レアローズ)
735得点 


カッティーノ選手がクラン選手を抑え、初のタイトルホルダーとなりました。

そのクラン選手に肉薄した石川真佑選手は日本人選手最多得点記録を引っ提げ3位でフィニッシュ。
古賀紗理那選手がネリマン選手に18得点及ばずも5位フィニッシュ。
長内美和子選手が524得点で8位にランクインしました。



・アタック決定率


Screenshot_20230221-082157_1



👑荒木彩花選手(久光スプリングス)
50.0%


サンティアゴ・アライジャタフニ選手(埼玉上尾メディックス)
49.6%

横田紗椰香選手(デンソーエアリービーズ)
46.5%

荒木彩花選手がサンティアゴ選手を抑えて初のタイトル獲得です。
3位には横田紗椰香選手が入りフィニッシュ。結局、後半になって出場数を伸ばせなかった山田二千華選手の初タイトルはお預けになりました。

4位には上野香織選手で45.9%、5位には年間通じて上位に食い込んだ小川愛里奈選手。

日本人アウトサイドヒッター最上位は二枚換えにスタメンに大活躍した和田由紀子選手が44.1%で堂々のベストテン入り。
次点は13位につけた石川真佑選手は43.1%。
打数が1482でアタック639得点とクラン選手を上回る脅威の決定率をマーク。





・ブロック決定本数(1セットあたり)


Screenshot_20230221-082157_1



👑荒木彩花選手(久光スプリングス)
0.80本


ハッタヤ・バムルンスック選手(トヨタ車体クインシーズ)
0.70本


サンティアゴ・アライジャタフニ選手(埼玉上尾メディックス)
0.69本

荒木彩花選手がハッタヤ選手を抑え唯一の0.8本台てブロック賞も獲得し、堂々の二冠王を達成。全日本も当確間違いなしというところ。

両手に花の受賞です。










・サーブ効果率
 
Screenshot_20221106-054012_1

👑古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)

13.1%

イヴェキン・トゥーバ選手(KUROBEアクアフェアリーズ)
12.7%

梅津憂理選手(KUROBEアクアフェアリーズ)
12.4%

古賀紗理那選がイベェギン選手の猛追を抑えて初のサーブ賞を獲得。梅津選手も健闘及ばず3位まで。
石川真佑選手は11.0%でタイトルには届かぬも、サーブ得点は42得点で1位となっています。



・サーブレシーブ成功率






Screenshot_20230118-215643_1


👑西村弥菜美選手(久光スプリングス)

74.8%

福留慧美選手(デンソーエアリービーズ)

69.4%

内瀬戸真実選手(埼玉上尾メディックス)
69.1%

西村選手が従来のレコードである70.0%を大幅に更新する74.8%の新記録で初のタイトルを獲得。
福留選手が土壇場で内瀬戸選手を逆転し2位。
昨年の世界選手権のリベロ2名を破る堂々のタイトル獲得です。

尚、60%超えは17位の志摩選手までとハイレベルな争いとなりました。


受賞された皆様、誠におめでとうございます㊗️👏🎉🎊✨