皆様こんばんは🌃
JTvs日立戦を観ていた途中、今日は歯医者の日だったので、やむなく外出。
帰りにスーパーで買い物をしたところ、久々なのでガッツリ買おうと思って買い出ししたところ、ちょっと多めに買うとたちまち10000円オーバー。
近頃は物価が高いですね…😓
筆者は帰りの買い物が好きで、デパ地下とか駅のコンコースでの催事での買い物とか大好き。
ついつい買ってしまうのですが、高いものはそれなりに物が良いので、そこは懐事情と応相談。
たまに遅い時間に立ち寄るとおまけや値引きしてくれることもあり、残り物には福もあったりします。
この前買ったチーズカステラ、美味しかったなあ😋
確か、北海道フェアが始まったので、今度寄ってみよう🤗
さて、V-1も3レグ終盤戦。
OQT/ワールドカップの出場国も決まりました。
眞鍋監督は気を引き締めるために甘いことは言いませんが、今回の組み合わせはかなり恵まれたと言ってよいでしょう。
今月末までに全日本選手を決めるとのことなので、まだ選考中の様子。
…ということは、レギュラーラウンドの終了とともにメンバーが確定する訳で、ファイナル4の開幕を待たずに全日本の活動が少しずつ始まるみたいです。
全日本を狙う選手は今が踏ん張りどころですね。
今日は上位同士の直接対決はありませんでしたが、今日も見どころが多かったです。
3レグも終盤なので、これまで触れてこなかった部分も突っ込んで見たいと思います。
まず、東レと姫路。
相変わらずメンバー入れ替えが多い姫路ですが、正直、いじり過ぎな気がします。
安保監督は恐らく、何が飛び出すか予測不能なバレーボール。それもハイブリッド6さながらの新しいバレーボールを展開しようとお考えかもしれません。
今日はミドルのポジションに宮部藍梨選手を入れたり試行錯誤していますが、恐らく姫路はレギュラーラウンドでの最下位阻止よりも、チャレンジマッチやそれ以降を視野に入れていると思います。
そうでなければ、最下位阻止が懸かった今日の試合、プラク選手や花井選手を外す筈がありません。
(体調面かもしれませんが)
ポジションレスのバレーボールを固めようとしたら1シーズン丸々棒に振るぐらいは覚悟しなくてはなりませんし、今季はプラク選手の故障や体制固めに時間が掛かりすぎました。
果たして、眞鍋監督の遺伝子を受け継ぐ姫路のバレーボールが、来年どんな形になるのか?
今季はミドル⇔ライトの兼用選手を模索するチームは多かったですが、姫路ほどポジションレスを本格的に試行するチームは他にありません。
ただし、今日の試合に限って言えば、両チームの決定率が、54.8%と30.8%では勝負になりません。
現在のセオリーからすると、両レフトが強力なチームが強く、その点からすればクラン選手と石川真佑選手を擁する東レが強いのはごく自然な話。
姫路の試行錯誤はどの段階で完成が見えてくるのか分かりませんが、チャレンジマッチ行きが決まっている以上、今の体制を固めて勝ち上がることが先決です。
果たして姫路は今後、新しいバレーボールのトレンドを作ることとなるのか、気になります。

東レはこのところ、黒後愛選手の試運転を本格的に始めました。今日は野呂選手の調子がもう一つですが、西川吉野選手も含め、アウトサイドの層が厚くなってきました。
これで黒後選手が完全復活なら、東レは悲願の優勝に向けて大きく前進します。
あとは欠場中の井上奈々朱選手ですが、アキレス腱の断裂で今季の復帰が絶望的となりました。
今季要所で活躍していただけに残念ですが、まずは怪我が一日も早く治るよう心からお祈り申し上げます。
デンソーと久光。
久光のストレート勝ちですが、全セット全て2点差。
一見するとかなりのクロスゲームですが、実際は第一セットと第三セットは久光セットポイントからのデンソー猛追及ばず。第二セットは前半デンソーリードを守りきれず逆転負けと、デンソー一歩及ばずという試合でした。
デンソーはこのところ、サーブレシーブを固めてミドルを積極的に使い、ブロックで仕留める戦術で功を奏していますが、久光のミドルがかなり良いので、やや力負けした感があります。
デンソーは兵頭選手が今季大きく成長しました。
今日は中元選手の調子がもう一つでしたが、両名の活躍が今後のデンソーの鍵を握ります。
改めて期待です。
濱松、荒木選手、平山選手はライトからのオープン攻撃も得意でブロックアウトを取ったりします。
そのため攻撃枚数ニ枚の弱いローテでも穴が少なく、レフトが固定されていることで安定感が出てきました。
第三セットに至っては、脚の状態に懸念があるファンヘッケ選手を下げ、セッター井上美咲選手ともども長岡望悠選手が二枚換えそのままスタートから起用。

久光が波に乗ってきました。
JTが苦しんでいるので、久光が今年も優勝戦線に食い込む様相になってきました。
明日はいよいよそのJT戦。
今週末の天王山です。
どんな試合となるか、楽しみです。
岡山とトヨタ車体
PFUとKUROBE。
こちらは14時同時スタートでした。
岡山とトヨタ車体は好対照なチームです。
岡山が河本監督の臨機応変な采配で千変万化、様々な選手を起用してくるのに対し、トヨタ車体はリリーフサーバー以外、ほぼ選手交代をしません。
V-1全12チーム、様々なカラーと采配、特色はそれぞれですが、シーズン通じてほぼメンバーチェンジをせずメンバー固定で闘ったのはトヨタ車体だけです。
高橋監督が今季、何を思って采配を奮ったのか、真意を知ることは出来ませんが、V-1ではあまり見たことがありません。
途中まで日立もメンバー固定で闘いましたが、シーズン通じて一貫して貫いたのはトヨタ車体だけ。
例えば今日などはハッタヤ選手が不調でしたが、それでも変えることはせず、メンバー固定で最後まで闘い抜きました。
昨年まで群馬銀行で采配を奮いましたが、もしかしたら今季はあくまでメンバー固めが主眼で種まきの一年と割り切っていたかもしれません。
恐らく、これまでV-2の群馬銀行を指揮して、若くてポテンシャルのあるトヨタ車体の選手ならある程度目を瞑れば形になると判断したのかもしれませんが、ある程度の割り切りと腹を括る度量がないと出来ません。
ただし、来年同じとは限りません。
大事なのは今季、主力として闘ったメンバーが今の現状をどう思い、どうするべきかです。
鴫原選手のように大きく成長した選手もいますが、今後本気で優勝を狙うなら、今のままでは駄目です。
もう一皮剥けるか、残りの試合でその片鱗を見せて欲しいです。
岡山は今日、タナッチャ、佐伯選手がスタメンから外れました。
岡山もチャレンジマッチ行きを回避したい筈ですが、敢えて主力二人を外すというのは中々勇気のいる采配です。

それも、岡山の采配はリアルタイムで見ないと真意が分かりません。
例えば、第一セット、3/5の長瀬選手を下げ及川選手を投入した場面です。
当たっていないならともかく、スタッツだけでは理解しにくい場面です。
及川選手は後半の締め、クローザー的な使われ方をした訳ですが、間合いの長瀬選手よりスピードで撹乱する及川選手の方が合っているという判断で、結果として及川選手は第二セット以降とスターターとして使われ、10/23で43.5%とまずまずの結果を出しました。
まず、岡山が今日はストレートで勝ちましたが、果たしてこの結果は同時刻にプレイしていたKUROBEに伝わったのかどうか?
正直、ピンピチャヤ選手が今日も欠場でかなり厳しい闘いになることは容易に予想されました。
第一セットは接戦ですか、もう一つ覇気がなく、厳しいかなと思いましたが、イヴェキン選手や高橋、山口選手らのやる気がチームに充満した感があります。
昨年までルートインの一員として敵だった両選手が今年はそのKUROBEの一員としてチャレンジマッチ行き阻止に奮起する。
不思議な因果を感じます。
また、本日抜擢された佐藤選手も頑張りました。

PFUは最後までというか、シーズン通じて勝つ体制が整わず、試行錯誤のままここまで来てしまった感は否めません。
姫路もそうですが、今季は勝つ体制を作ったチームが突如勝ち始めたりして、いきなり上位との差が詰まったりしますが、地力がないと短期間で落ちたりします。
KUROBEも体制が固まったあと、一時勝ち進みましたが、すぐにスランプに入ってしまいました。
要するに、今季勝ち上がっているチームは、体制が固まり、更に伸びしろのあるチームが成績が安定します。逆に後半の伸びしろがないと、苦しくなります。
今のJTがそうですね。
そのJT、今日も日立にフルセットまで追い詰められ、苦戦しています。
今日はある奇策を用いました。
西川有喜選手をミドルで使う方法です。
オーソドックスなJTとしては、全く予想外の起用です。
これはかつて眞鍋政義監督が取ったMB1と同じ発想で、点を取れないミドルを一枚削り、得点力のある西川選手を投入する新しい試みです。

今季は林選手をライトにコンバートしたり、様々な試みをしています。
このところ、タットダオ選手の対角ミドルがちと弱いのが気になっていましたが、西川選手はクイックまで繰り出してますし、これは奇想天外でした。
結局、付け焼き刃を突かれ、JTは第一セットを失いますが、そのあと見事に立ち直るもまたしてもフルセットに。
まるで競り合いの予行演習をしているかのようです。
また、思い切りもよく、最終セットはロウ選手を下げ和田選手をスターターで持ってきました。
和田選手は負傷欠場中でしたが、よく間に合いました。勝負どころでロウ選手を二枚換えで投入したりと、今季フルセットが多いJTならではの駆け引きが一枚上で、日立はまたしてもフルセットで敗戦となりました。
今日はオクム大庭選手が30/61で49.2%と大車輪の活躍をしましたが、やはりこれだけの得点力のある選手、全日本でもみたいですね。
で、日立が勝ちきれない試合が多い理由。
それは、両レフトの決定力が安定しないからです。
一試合単位ではレフトのどちらかが活躍しますが、中々両輪揃って活躍しません。
東レが何故強いのかと反比例する話で、日立はここを何とか整備したほうがよいと思います。
この数年、傾向はほぼ同じです。
難しいのであれば、早い段階での交代、それも試合の後半で復帰させるとか、色々使い方があると思います。
選手は沢山います。が、中々形になりません。
なってはいますが、せり弱いという特徴があり、それもラリーで決めきれずに持っていかれて、流れを引き寄せられず、或いはフェイントボールを落とすなどで勝ちが遠ざかるケースも少なくありません。
各々の水準は決して低くないので、あとはどうやって形にするかだけです。
岡山が何故ある頃から勝てるようになってきたか?
両レフトが機能し、今まで弱かったサーブ&ブロックが強化されたから。
そして、前半戦佐伯選手を育てるために目を瞑ってきたサーブレシーブが安定し、ミドルやコンビを積極的に使えるようになったから。
ライト・タナッチャ選手で目処が立ったから。
その結果、アタック決定率が向上したから。
日立の場合、レフトを長内選手で固定。ライトのオクム選手をレフトに持ってきて野中瑠衣選手をライトで固定して安定してきました。
上坂選手も復帰しています。室岡選手も高間選手もいます。
デンソーは前半戦で中元、兵頭選手のラインナップで固定されました。
JTは色々模索して、可能性のある組み合わせを総動員してやっています。
あとは、どうやって噛み合わせるの?
読まれているなら、あまり使っていない選手を活かす方法はないか?
そこだけです。
残りも少なくなってきました。
来年に繋がる試合を見せて欲しいです。
JTは明日の久光戦を前に白星で飾りましたが、果たして明日はどんなオーダーで、どんな攻め方をしてくるか?
皆目見当がつきませんが、明日を楽しみにします。
・V-1の順位
1.東レアローズ
2021/22 V-1 3位 25勝6敗 勝ち点70
〜ファイナル4進出・2位以上決定〜
2.埼玉上尾メディックス
2021/22 V-1 5位 22勝8敗 勝ち点65
3.JTマーヴェラス
2021/22 V-1 2位 22勝9敗 勝ち点64
4.久光スプリングス
👑2021/22 V-1 優勝 22勝9敗 勝ち点63
5.NECレッドロケッツ
2021/22 V-1 4位 20勝10敗 勝ち点64
~今季負け越し決定~
6.デンソーエアリービーズ
2021/22 V-1 6位 13勝18敗 勝ち点41
7.トヨタ車体クインシーズ
2021/22 V-1 10位 13勝18敗 勝ち点36
8.日立astemoリヴァーレ
2021/22 V-1 7位 12勝18敗 勝ち点37
9.PFUブルーキャッツ
2021/22 V-1 8位 11勝20敗 勝ち点33
〜今季11位以上が確定〜
10.KUROBEアクアフェアリーズ
2021/22 V-1 12位 10勝21敗 勝ち点28
〜今季9位以下が確定〜
11.岡山シーガルズ
2021/22 V-1 9位 9勝22敗 勝ち点31
12.ヴィクトリーナ姫路
2021/22 V-1 11位 5勝25敗 勝ち点20


前述の通り、明日、JTと久光戦が組まれています。
今日休みだった埼玉上尾はPFU、NECはKUROBEとそれぞれ対戦。
チャレンジマッチ行きを巡る攻防も熾烈を極め、一番アドバンテージがあったPFU、KUROBE、岡山の3チームが残り一枠を巡る争いを繰り広げています。
今日、PFUがKUROBEに敗れ、岡山も勝ったため、10位争いが熾烈になりました。
岡山は明日、東レ戦です。
ファイナル4進出とチャレンジマッチ行き、それそれ一枠ずつ決まりました。
残りを巡る攻防は如何に?
明日も目が離せません。
JTvs日立戦を観ていた途中、今日は歯医者の日だったので、やむなく外出。
帰りにスーパーで買い物をしたところ、久々なのでガッツリ買おうと思って買い出ししたところ、ちょっと多めに買うとたちまち10000円オーバー。
近頃は物価が高いですね…😓
筆者は帰りの買い物が好きで、デパ地下とか駅のコンコースでの催事での買い物とか大好き。
ついつい買ってしまうのですが、高いものはそれなりに物が良いので、そこは懐事情と応相談。
たまに遅い時間に立ち寄るとおまけや値引きしてくれることもあり、残り物には福もあったりします。
この前買ったチーズカステラ、美味しかったなあ😋
確か、北海道フェアが始まったので、今度寄ってみよう🤗
さて、V-1も3レグ終盤戦。
OQT/ワールドカップの出場国も決まりました。
眞鍋監督は気を引き締めるために甘いことは言いませんが、今回の組み合わせはかなり恵まれたと言ってよいでしょう。
今月末までに全日本選手を決めるとのことなので、まだ選考中の様子。
…ということは、レギュラーラウンドの終了とともにメンバーが確定する訳で、ファイナル4の開幕を待たずに全日本の活動が少しずつ始まるみたいです。
全日本を狙う選手は今が踏ん張りどころですね。
今日は上位同士の直接対決はありませんでしたが、今日も見どころが多かったです。
3レグも終盤なので、これまで触れてこなかった部分も突っ込んで見たいと思います。
まず、東レと姫路。
相変わらずメンバー入れ替えが多い姫路ですが、正直、いじり過ぎな気がします。
安保監督は恐らく、何が飛び出すか予測不能なバレーボール。それもハイブリッド6さながらの新しいバレーボールを展開しようとお考えかもしれません。
今日はミドルのポジションに宮部藍梨選手を入れたり試行錯誤していますが、恐らく姫路はレギュラーラウンドでの最下位阻止よりも、チャレンジマッチやそれ以降を視野に入れていると思います。
そうでなければ、最下位阻止が懸かった今日の試合、プラク選手や花井選手を外す筈がありません。
(体調面かもしれませんが)
ポジションレスのバレーボールを固めようとしたら1シーズン丸々棒に振るぐらいは覚悟しなくてはなりませんし、今季はプラク選手の故障や体制固めに時間が掛かりすぎました。
果たして、眞鍋監督の遺伝子を受け継ぐ姫路のバレーボールが、来年どんな形になるのか?
今季はミドル⇔ライトの兼用選手を模索するチームは多かったですが、姫路ほどポジションレスを本格的に試行するチームは他にありません。
ただし、今日の試合に限って言えば、両チームの決定率が、54.8%と30.8%では勝負になりません。
現在のセオリーからすると、両レフトが強力なチームが強く、その点からすればクラン選手と石川真佑選手を擁する東レが強いのはごく自然な話。
姫路の試行錯誤はどの段階で完成が見えてくるのか分かりませんが、チャレンジマッチ行きが決まっている以上、今の体制を固めて勝ち上がることが先決です。
果たして姫路は今後、新しいバレーボールのトレンドを作ることとなるのか、気になります。

東レはこのところ、黒後愛選手の試運転を本格的に始めました。今日は野呂選手の調子がもう一つですが、西川吉野選手も含め、アウトサイドの層が厚くなってきました。
これで黒後選手が完全復活なら、東レは悲願の優勝に向けて大きく前進します。
あとは欠場中の井上奈々朱選手ですが、アキレス腱の断裂で今季の復帰が絶望的となりました。
【お知らせ📢】
— 東レアローズ女子 (@TORAY_ArrowsW) March 18, 2023
先日試合中に負傷交代しました、井上奈々朱選手について公式HPに掲載致しました。https://t.co/NPMPv4O31C#東レアローズ#TORAYARROWS#アロじょ #アロとも#覇気 pic.twitter.com/ZBOYAtZ7OF
今季要所で活躍していただけに残念ですが、まずは怪我が一日も早く治るよう心からお祈り申し上げます。
デンソーと久光。
久光のストレート勝ちですが、全セット全て2点差。
一見するとかなりのクロスゲームですが、実際は第一セットと第三セットは久光セットポイントからのデンソー猛追及ばず。第二セットは前半デンソーリードを守りきれず逆転負けと、デンソー一歩及ばずという試合でした。
デンソーはこのところ、サーブレシーブを固めてミドルを積極的に使い、ブロックで仕留める戦術で功を奏していますが、久光のミドルがかなり良いので、やや力負けした感があります。
デンソーは兵頭選手が今季大きく成長しました。
今日は中元選手の調子がもう一つでしたが、両名の活躍が今後のデンソーの鍵を握ります。
改めて期待です。
濱松、荒木選手、平山選手はライトからのオープン攻撃も得意でブロックアウトを取ったりします。
そのため攻撃枚数ニ枚の弱いローテでも穴が少なく、レフトが固定されていることで安定感が出てきました。
第三セットに至っては、脚の状態に懸念があるファンヘッケ選手を下げ、セッター井上美咲選手ともども長岡望悠選手が二枚換えそのままスタートから起用。

久光が波に乗ってきました。
JTが苦しんでいるので、久光が今年も優勝戦線に食い込む様相になってきました。
明日はいよいよそのJT戦。
今週末の天王山です。
どんな試合となるか、楽しみです。
岡山とトヨタ車体
PFUとKUROBE。
こちらは14時同時スタートでした。
岡山とトヨタ車体は好対照なチームです。
岡山が河本監督の臨機応変な采配で千変万化、様々な選手を起用してくるのに対し、トヨタ車体はリリーフサーバー以外、ほぼ選手交代をしません。
V-1全12チーム、様々なカラーと采配、特色はそれぞれですが、シーズン通じてほぼメンバーチェンジをせずメンバー固定で闘ったのはトヨタ車体だけです。
高橋監督が今季、何を思って采配を奮ったのか、真意を知ることは出来ませんが、V-1ではあまり見たことがありません。
途中まで日立もメンバー固定で闘いましたが、シーズン通じて一貫して貫いたのはトヨタ車体だけ。
例えば今日などはハッタヤ選手が不調でしたが、それでも変えることはせず、メンバー固定で最後まで闘い抜きました。
昨年まで群馬銀行で采配を奮いましたが、もしかしたら今季はあくまでメンバー固めが主眼で種まきの一年と割り切っていたかもしれません。
恐らく、これまでV-2の群馬銀行を指揮して、若くてポテンシャルのあるトヨタ車体の選手ならある程度目を瞑れば形になると判断したのかもしれませんが、ある程度の割り切りと腹を括る度量がないと出来ません。
ただし、来年同じとは限りません。
大事なのは今季、主力として闘ったメンバーが今の現状をどう思い、どうするべきかです。
鴫原選手のように大きく成長した選手もいますが、今後本気で優勝を狙うなら、今のままでは駄目です。
もう一皮剥けるか、残りの試合でその片鱗を見せて欲しいです。
岡山は今日、タナッチャ、佐伯選手がスタメンから外れました。
岡山もチャレンジマッチ行きを回避したい筈ですが、敢えて主力二人を外すというのは中々勇気のいる采配です。

それも、岡山の采配はリアルタイムで見ないと真意が分かりません。
例えば、第一セット、3/5の長瀬選手を下げ及川選手を投入した場面です。
当たっていないならともかく、スタッツだけでは理解しにくい場面です。
及川選手は後半の締め、クローザー的な使われ方をした訳ですが、間合いの長瀬選手よりスピードで撹乱する及川選手の方が合っているという判断で、結果として及川選手は第二セット以降とスターターとして使われ、10/23で43.5%とまずまずの結果を出しました。
まず、岡山が今日はストレートで勝ちましたが、果たしてこの結果は同時刻にプレイしていたKUROBEに伝わったのかどうか?
正直、ピンピチャヤ選手が今日も欠場でかなり厳しい闘いになることは容易に予想されました。
第一セットは接戦ですか、もう一つ覇気がなく、厳しいかなと思いましたが、イヴェキン選手や高橋、山口選手らのやる気がチームに充満した感があります。
昨年までルートインの一員として敵だった両選手が今年はそのKUROBEの一員としてチャレンジマッチ行き阻止に奮起する。
不思議な因果を感じます。
また、本日抜擢された佐藤選手も頑張りました。

PFUは最後までというか、シーズン通じて勝つ体制が整わず、試行錯誤のままここまで来てしまった感は否めません。
姫路もそうですが、今季は勝つ体制を作ったチームが突如勝ち始めたりして、いきなり上位との差が詰まったりしますが、地力がないと短期間で落ちたりします。
KUROBEも体制が固まったあと、一時勝ち進みましたが、すぐにスランプに入ってしまいました。
要するに、今季勝ち上がっているチームは、体制が固まり、更に伸びしろのあるチームが成績が安定します。逆に後半の伸びしろがないと、苦しくなります。
今のJTがそうですね。
そのJT、今日も日立にフルセットまで追い詰められ、苦戦しています。
今日はある奇策を用いました。
西川有喜選手をミドルで使う方法です。
オーソドックスなJTとしては、全く予想外の起用です。
これはかつて眞鍋政義監督が取ったMB1と同じ発想で、点を取れないミドルを一枚削り、得点力のある西川選手を投入する新しい試みです。

今季は林選手をライトにコンバートしたり、様々な試みをしています。
このところ、タットダオ選手の対角ミドルがちと弱いのが気になっていましたが、西川選手はクイックまで繰り出してますし、これは奇想天外でした。
結局、付け焼き刃を突かれ、JTは第一セットを失いますが、そのあと見事に立ち直るもまたしてもフルセットに。
まるで競り合いの予行演習をしているかのようです。
また、思い切りもよく、最終セットはロウ選手を下げ和田選手をスターターで持ってきました。
和田選手は負傷欠場中でしたが、よく間に合いました。勝負どころでロウ選手を二枚換えで投入したりと、今季フルセットが多いJTならではの駆け引きが一枚上で、日立はまたしてもフルセットで敗戦となりました。
今日はオクム大庭選手が30/61で49.2%と大車輪の活躍をしましたが、やはりこれだけの得点力のある選手、全日本でもみたいですね。
で、日立が勝ちきれない試合が多い理由。
それは、両レフトの決定力が安定しないからです。
一試合単位ではレフトのどちらかが活躍しますが、中々両輪揃って活躍しません。
東レが何故強いのかと反比例する話で、日立はここを何とか整備したほうがよいと思います。
この数年、傾向はほぼ同じです。
難しいのであれば、早い段階での交代、それも試合の後半で復帰させるとか、色々使い方があると思います。
選手は沢山います。が、中々形になりません。
なってはいますが、せり弱いという特徴があり、それもラリーで決めきれずに持っていかれて、流れを引き寄せられず、或いはフェイントボールを落とすなどで勝ちが遠ざかるケースも少なくありません。
各々の水準は決して低くないので、あとはどうやって形にするかだけです。
岡山が何故ある頃から勝てるようになってきたか?
両レフトが機能し、今まで弱かったサーブ&ブロックが強化されたから。
そして、前半戦佐伯選手を育てるために目を瞑ってきたサーブレシーブが安定し、ミドルやコンビを積極的に使えるようになったから。
ライト・タナッチャ選手で目処が立ったから。
その結果、アタック決定率が向上したから。
日立の場合、レフトを長内選手で固定。ライトのオクム選手をレフトに持ってきて野中瑠衣選手をライトで固定して安定してきました。
上坂選手も復帰しています。室岡選手も高間選手もいます。
デンソーは前半戦で中元、兵頭選手のラインナップで固定されました。
JTは色々模索して、可能性のある組み合わせを総動員してやっています。
あとは、どうやって噛み合わせるの?
読まれているなら、あまり使っていない選手を活かす方法はないか?
そこだけです。
残りも少なくなってきました。
来年に繋がる試合を見せて欲しいです。
JTは明日の久光戦を前に白星で飾りましたが、果たして明日はどんなオーダーで、どんな攻め方をしてくるか?
皆目見当がつきませんが、明日を楽しみにします。
・V-1の順位
1.東レアローズ
2021/22 V-1 3位 25勝6敗 勝ち点70
〜ファイナル4進出・2位以上決定〜
2.埼玉上尾メディックス
2021/22 V-1 5位 22勝8敗 勝ち点65
3.JTマーヴェラス
2021/22 V-1 2位 22勝9敗 勝ち点64
4.久光スプリングス
👑2021/22 V-1 優勝 22勝9敗 勝ち点63
5.NECレッドロケッツ
2021/22 V-1 4位 20勝10敗 勝ち点64
~今季負け越し決定~
6.デンソーエアリービーズ
2021/22 V-1 6位 13勝18敗 勝ち点41
7.トヨタ車体クインシーズ
2021/22 V-1 10位 13勝18敗 勝ち点36
8.日立astemoリヴァーレ
2021/22 V-1 7位 12勝18敗 勝ち点37
9.PFUブルーキャッツ
2021/22 V-1 8位 11勝20敗 勝ち点33
〜今季11位以上が確定〜
10.KUROBEアクアフェアリーズ
2021/22 V-1 12位 10勝21敗 勝ち点28
〜今季9位以下が確定〜
11.岡山シーガルズ
2021/22 V-1 9位 9勝22敗 勝ち点31
12.ヴィクトリーナ姫路
2021/22 V-1 11位 5勝25敗 勝ち点20


前述の通り、明日、JTと久光戦が組まれています。
今日休みだった埼玉上尾はPFU、NECはKUROBEとそれぞれ対戦。
チャレンジマッチ行きを巡る攻防も熾烈を極め、一番アドバンテージがあったPFU、KUROBE、岡山の3チームが残り一枠を巡る争いを繰り広げています。
今日、PFUがKUROBEに敗れ、岡山も勝ったため、10位争いが熾烈になりました。
岡山は明日、東レ戦です。
ファイナル4進出とチャレンジマッチ行き、それそれ一枠ずつ決まりました。
残りを巡る攻防は如何に?
明日も目が離せません。