改めまして、皆様こんばんは😃🌃

まず、成人式を迎えたバレーボーラーの皆様。
成人、おめでとうございます🎊🎉🎂✨☀️✨

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これで大っぴらに酒が飲めますね(違うか!)

今後は2022年4月以降、成人の基準が18歳になるそうです。
言いにくいことですが、若年齢層の犯罪が増えたことも起因しています。

その分、責任を早い段階で背負うことになります。


で、この話が出たついでに。
今の世の中、大人の基準が曖昧です。

正直、歳ばかり重ねて、誰の手本にもならない大人というのが山ほどいます。

中高齢者の犯罪も増えました。
要するに人間的に未熟な人が多くなった訳ですが、それは大人とは言いません。

別に重たいものを背負わせるつもりはありませんが、自分が手本を示す自覚があり、相応の立ち振舞いが出来れば、それは立派な大人です。


いずれ自分が親になった時、分かっていくものだと思います。

子供は大人の真似をして育ちます。
その時、子供が見苦しい行いをしたり、恥ずべきことをした時、何も悪びれなかったら、それはしつける側の問題であり、自分自身の行いを映す鏡だからです。

立派な大人ということは、それだけ立派な親にもなり、そして子供にも引き継がれます。

ということを頭の片隅に於いて、日々生活してください。



さて…。

今日はバレーボールの七不思議と題し、日頃なんとなく思っている矛盾について語ってみたいと思います。

まず、バレーボールがいつから人気がなくなったか?

これはこの二、三年で急激に感じています。

特に女子です。

男子はこの数年強くて、人気が上がってきましたが、それでもNEXT4の2015年の頃が人気は上でした。

というのも、当時の男子は人気がなく、火付け役はワールドカップ2015でした。

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大会開催順は女子の後で、一応地上波生中継でしたが、はじめの頃はガラガラ。それが連日の健闘で人気に火がつき、石柳こと石川祐希選手と柳田将洋選手の人気は絶大でした。

あれで地上波生中継の効果が如何に絶大か、そして生中継の舞台で活躍すれば人気沸騰するということも実感しました。

だとしたら、今の全日本男子は空前のバレーボールブームがきてもおかしくないのですが、ワールドカップや東京オリンピックであれほどまでに活躍したにも関わらず、人気はさほど沸騰してはいません。

これは日本バレーボール協会がメディア戦略を甘くみたせいだと思います。


女子は仕方ありません。
この五年、中田ジャパンは最初の二年目ぐらいまでは活躍しましたが、あとは下降線。
それも四大大会全て日本開催でメダルゼロです。

だめ押しは東京オリンピックの予選敗退です。

何しろ、四大大会は全て地上波ないしBSで生中継され、かつ、結果が出ていないのですから、ロンドンの記憶が風化され、"女子は弱い"というレッテルを貼られても仕方ありません。

逆にこれで、スポーツは強くないと人気がでない、ということを改めて痛感いたしました。

それともうひとつ。
見ていて夢がなかったからです。

全日本女子の場合、この数年、

"どうやって強くなるの?"
"どうやってメダルをとるの?"

これらが全て、端から見ていてもクエスチョンのままでした。
最後の頃はもはや、神頼みに近く、遂にこの日が来てしまったか、という感じでした。

これでは人気がなくなっても、見捨てる人が続出しても仕方ありません。


ファンは強さと夢、特に"どうやって勝つの?"の部分でロマンを求めます。

戦争だって闇雲には出来ません。
闘うからには大義名分がないと出来ません。

そこに正義があると主張するから、闘う人もついてきます。

そういうものです。


だから、眞鍋ジャパンの時、ファンは夢を見ました。

サーブ
サーブレシーブ
ディグ
ミスを少なく

四つの世界一で世界に挑む。

それも空手形ではありません。
二年目に世界選手権で銅メダルを獲得し、ワールドカップでは4位に終わるもアメリカとブラジルにストレート勝ちを収め

これはひょっとして、ひょっとしたら
行けるかもしれない。

誰もがそう思えたからです。
だから、その思いは
ロンドンで最高潮に達しました。

今まで見てきたベストゲームのひとつが、あのロンドンオリンピックでの中国戦です。

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あの時、日本人は夢を見ているみたいだと思ったかもしれませんし、バレーボールファンは最高のカタルシスに酔いしれました。

筆者も含め、当時のファンが今でも女子バレーボールを応援し続けているのは、少なからず
"夢よ、もう一度"
そんな気持ちがあるからだと思います。


また、会場応援の醍醐味は、少なからず
歴史的瞬間に立ち会える、という部分があります。

個人的に忘れられないのは、2016年のOQT。
そう、タイ戦です。

筆者はこの試合が鍵を握ると思っていましたが、まさかあんな展開になろうとは夢にも思いませんでした。

会場は結構な数の日本在住のタイ人の応援団が編成され、太鼓を叩く全日本の応援すら時にはかき消されたほどでした。

途中、何度も遅延行為で試合が止まったり、異様な雰囲気でしたが、最終セット6-12になった時は"リオに行けなくなる"という風前の灯を予感させました。

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結果的にレッドカード二枚による2点も含め、歴史的な大逆転勝利を収めましたが、あの場に居合わせたことは今でも大切な思い出です。

他にも全勝の久光にJTが土をつけた2017/18のファイナル6の久光vsJTなども鮮烈に覚えています。


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当時の久光は絶対王者で全盛期。
文字通り大横綱で、どのチームが久光を破るか、それが話題になるぐらいでした。

そんな頃なので、"今日はえらい時に来てしまった"とある意味、歴史的瞬間に立ち会えて得した気分になりました。


今はコロナ渦で応援も声が出せませんが、やはり熱気溢れる試合を観戦したいですし、強い女子の復活に期待して止みません。

眞鍋政義監督も、まだ絵に描いた餅の段階なので、具体的なことは明言していませんが、当面はパリオリンピックの切符を取ることが最大の目標となりそうです。

東京オリンピックの男子で活躍したフランスやアルゼンチンがヒントになったといいます。

夢は夢のままで終わるか、それとも女子の大逆襲が始まるか、それをこの目で確かめてみたいです。


今年のV-leagueでも東京オリンピックでの日本vsイランのような痺れる熱戦に期待したいと思います。


結局、バレーボールの人気が出るということは

バレーボールをよく知らない人の心を動かし
その面白さをプレイを通じて伝えることなのです。

斜陽だったプロレスが反撃に転じたのは
ファンのためだけのプロレスを止め
広く人に知ってもらう努力をした。

違いはただ、それだけのことなのです。

遠くの誰かを動かす力のないものは、
いずれ衰退するだけ…。