正直、昨日の東京ヤクルトスワローズの日本一の余韻冷めやらぬところです。

考えてみると、自分がやっている訳ではないのに興奮するというのも面白い話です。

言うなれば観ている側は願掛けに等しく、それも思う通りになりません。

だから、面白いのかもしれません。


スポーツの醍醐味は万人が観ている中、正々堂々と闘うから価値があるのであり、だから称賛されます。

特に国際大会ともなると、世界中の人たちが試合を観戦しています。


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かつて江畑幸子さんが、"人々が注目する歓声の中で闘う。この醍醐味はある限り辞められない"という内容のことを話されていました。

実際、江畑さんは現役の頃、4000人を超える会場の試合に出ると活躍するというデータがあり、大勝負になると勝負強さを発揮しました。

残念ながら、中田ジャパン以降全日本に呼ばれることはありませんでしたが、第三期眞鍋ジャパンの始動は来年4月以降からです。

もしかしたら江畑さんの時同様、あっといわせる抜擢があって、予想だにしなかった選手が全日本のエースへと駆け上がるのかもしれません。


さて、注目のV-leagueの11月最終週も終わりました。


今日はピックアップゲームとして東レvs久光の第二戦を取り上げさせて頂きました。

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試合の感想として…。

今年の東レはクラン選手を軸に攻撃を組み立てると割り切っており、ライトは当面、中田選手固定で行きそうです。
黒後愛選手の穴を野呂加南子選手とともに埋めていますが、中田選手はサーブレシーブが安定しており、最近はアタックでの活躍が目立ちます。

久光は井上愛里沙選手を外して野本選手を先発。長岡選手がベンチから外れました。

第二セットまではほぼ互角でしたが、やはりクラン選手に22/43、51.2%も決められては厳しかったでしょう。

決定率もブロックも、サーブもサーブレシーブもほぼ互角。なのに、終わってみればストレート。
やはり、エースの差でしょうか?

思えばこの二年余り、久光は明確なエースが不在です。今年は井上愛里沙選手がそうなるべきですが、メンバー少しいじり過ぎかもしれません。

誰を使うにしてもある程度辛抱は必勝ですし、チームメンバーの平均年齢が上がってきています。

育てながら世代交代は必要でしょうね。
東レはそこを通過してきています。
JTは毎年入れ換えを行いながら、層を厚くしてきました。NECも低迷の時期があって、そこからチームを建て直してきました。

久光は優勝から遠ざかって3シーズン目です。
全体を活性化させる必要がありますが、大きく変わった印象が少ないです。

とにかく、この連戦でまだ久光は完全復活とは言えないという状況が露呈されました。
まだNECとも当たっていないので今後の闘いかたで真価が問われます。

今年駄目なら、そろそろ指導者の刷新に迫られる時期かもしれません。

その久光は今週末の連敗で5位に転落。
来週は姫路戦。

東レはすぐ下のデンソーとの直接対決。
年の瀬に向け、厳しい闘いが続きます。




JTvsNECの第二ラウンド。
さすがはJT。メンバーを入れ換えてきました。

昨日の途中出場に引き続き籾井選手が遂にスタメン出場。

レフトには林選手の対角に成長著しい西川有喜選手。この起用が大当たり。
19/38で何と決定率は50%。
ドリューズ選手が20/35で57.1%。こうなると手が付けられません。

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NECは古賀選手が封じられ、7/32で21.9%。
二桁得点はウィルハイト選手が12/33で36.4%。
昨日のリベンジを果たされました。

さすがはJT。控え選手層が分厚く、出た選手が活躍する理想的な展開。
NECも選手層の厚さはひけを取りませんが、今日はJTに軍配です。

JTは来週岡山と年内最終戦。
NECは今季好調のPFUと対戦します。



埼玉上尾は地元でトヨタ車体と第二戦。
 
トヨタ車体はこのところ、ロビンソン選手をセッター対角で起用し、薮田、黒須選手をレフト。ミドルには松本、ハッタヤ選手で臨みます。
埼玉上尾は最近はほぼ固定のメンバー。
こちらは内容はかなり競ってはいるものの、ストレートで埼玉上尾が快勝。

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特に第3セットはトヨタ車体が押し気味で試合を進めていただけに惜しい結果となりました。
今日は佐藤優花選手が20/38で52.6%の大暴れでベストスコアラー。サーブレシーブには難がありますが、この難点がクリアされると不動のレギュラーに。吉野選手不在を感じさせない活躍です。

気になるのはロレンネ選手の打数が少ないこと。
これでシュシュニャル選手ばりに決め始めると手が付けられなくなるかも。

トヨタ車体はブロックが好調で10本決め、サーブも走っていますが、あとは得点力。ロビンソン選手ともうひとり得点の軸が欲しいところ。

埼玉上尾は来週、日立とアウェイで対戦。
トヨタ車体はKUROBEと対戦します。
シビアですが、どちらかが連敗から脱出します。


日立vs岡山の第二戦。

日立はこのところ固定のメンバー。
岡山はセッターを宮下選手に戻し、金田選手の対角に高柳有里選手を抜擢。川島、長瀬選手のミドルで挑みます。
昨日同様、第一セットの接戦を26-24で制した岡山。しかし、ここからが違いました。
第二セット終盤、縺れる展開を制した岡山がその勢いで第三セットも奪いストレートで快勝。
連敗を7で止めて今季3勝目を上げました。

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岡山は迷走し始めるとメンバー入れ換えが激しくなり凶と出ることが多いですが、今日はアタッカー陣が踏ん張り、金田選手が16/41で39%。トータルでも38.5%と日立を上回りました。
日立は昨日活躍した上坂選手が不発で長内選手にボールを集めましたが、ややアタッカーが低調。
五割到達はお預けです。

岡山は来週末、首位JTとの二連戦。
日立はホームで埼玉上尾を迎え撃ちます。



PFUvs姫路の二連戦の二日目。
またしてもフルセットに突入しました。

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姫路はプラク選手の対角に孫田選手を起用。
今日もPFUが序盤一気に走り、第一、第二セットを連取。姫路は第三セットから長野、渡邊選手を投入し反撃に転じると、第三、第四セットを奪い返し2-2の振り出しに戻してフルセットへ。
最終セット、前半から一気に走ったPFUは、志摩選手の効果的なアタックなどで姫路の反撃を振り切り、二日連続でフルセット勝ちを収めました。

双方40%の決定率を超える乱打線を制したPFU。
ライトからのアタックもこなすジャン選手が15/28で53.6%と猛威を奮い、バルデス・メリーサ選手は24/48で50%と好調。
姫路はプラク選手が22/59で37.3%。田中咲希選手が13/30で43.3%。佐々木千紘選手はなんと10/14で71.4%と打てばほぼ決まる状態。

二日続けてのフルセット惜敗は残念ですが、ポイントは獲得したので次に繋ぎたいところ。

PFUは来週末、NECとの連戦。
姫路は久光との連戦と、ともに厳しい相手が待っています。


本日最後はデンソーとKUROBEの一戦。

デンソーは昨日同様、アコスタ×兵頭選手のレフト。KUROBEも昨日と同じラインナップ。
第一セット、前半からリードしたKUROBEがデンソーの追撃を振り切り25-22で先制。
第二セットも一進一退からデンソーが兵頭選手のアタックなどでリードを広げ奪い返すと、第3セット以降、デンソーが主導権を握り3-1で逆転勝ちし、連勝を飾りました。

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デンソーは兵頭選手が好調で今日も25/54、46.3%
でベストスコアラー。レギュラー獲りへ視界良好。
KUROBEは決定力不足でトータルでも30%を割っています。
ラッツ×金杉選手のラインナップで臨んでいますが、もう少し得点力が上がってくると変わってくると思います。

デンソーは来週、東レとの二連戦。
KUROBEは前述の通り、トヨタ車体と双方連敗脱出を懸けての争いとなります。

どちらも負けたくないところ。


さて、順位です。



V-1 順位  ※赤字は上位対戦の少ない日程


1.JTマーヴェラス(2020/21 優勝) 
11勝1敗 勝ち点33

まだ当たっていないチーム:久光、デンソー、PFU、日立、岡山


 2.NECレッドロケッツ (2020/21 3位) 
10勝2敗 勝ち点28

まだ当たっていないチーム:久光、デンソー、PFU、埼玉上尾、トヨタ車体


3.東レアローズ(2020/21 準優勝) 
9勝3敗 勝ち点28

まだ当たっていないチーム:デンソー、埼玉上尾、日立、トヨタ車体、KUROBE


4.デンソーエアリービーズ(2020/21 4位) 
9勝3敗 勝ち点26

まだ当たっていないチーム:JT、NEC、東レ、姫路、岡山


5.久光スプリングス(2020/21 8位) 
8勝4敗 勝ち点25

まだ当たっていないチーム:JT、NEC、PFU、姫路、岡山


6.埼玉上尾メディックス(2020/21 5位) 
7勝5敗 勝ち点21

まだ当たっていないチーム:NEC、東レ、日立、姫路、KUROBE


7.PFUブルーキャッツ(2020/21 9位) 
7勝5敗 勝ち点19

まだ当たっていないチーム:JT、NEC、久光、日立、岡山


8.日立astemoリヴァーレ(2020/21 7位)
5勝7敗 勝ち点15

まだ当たっていないチーム:JT、東レ、PFU、埼玉上尾、KUROBE


9.岡山シーガルズ(2020/21 6位) 
3勝9敗 勝ち点11

まだ当たっていないチーム:JT、久光、デンソー、PFU、トヨタ車体


10.ヴィクトリーナ姫路(2020/21 10位) 
3勝9敗 勝ち点10

まだ当たっていないチーム:久光、デンソー、埼玉上尾、トヨタ車体、KUROBE


11.トヨタ車体クインシーズ(2020/21 11位) 
12敗 勝ち点0

まだ当たっていないチーム:NEC、東レ、姫路、 岡山、KUROBE


12.KUROBEアクアフェアリーズ(2020/21 12位)
12敗 勝ち点0

まだ当たっていないチーム:東レ、埼玉上尾、日立、姫路、トヨタ車体
 

JTとNECは痛み分け。
東レが3位浮上ながらデンソーがすぐ下の4位。
久光は東レ戦の連敗で5位に後退。
順位は埼玉上尾がじわりじわりと上げ6位に浮上。 
差が縮まってきました。
PFUはフルセットながら連勝で埼玉上尾を追走。
日立は単独8位。その日立に勝った岡山が9位に浮上。姫路はフルセット連敗で10位転落。
トヨタ車体とKUROBEは勝ち星なし。



V-2は今日3試合行われました。


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GSS東京vs熊本の一戦は縺れに縺れてフルセットに突入。最終セットもデュースに突入しながらGSSが西條選手のブロックなどで辛くも勝利。
熊本は惜しくも初勝利ならず。

ルートインと大野石油の一戦は第一セットを25-21で先制した大野石油をルートインが翌セット25-21でタイスコアに戻すと3セット連取で逆転勝ち。

首位の群馬銀行は第二セット以降、JAぎふに食い下がられフルセットに突入。最後は群馬銀行が勝ちきり全勝を守りました。

この試合、JAぎふの高石選手はひとりで101本のアタックを打ち切り33本のアタックを決める離れ業を演じています。


では順位です。


V-2の順位



1.群馬銀行グリーンウイングス
(2020/21 優勝) 6勝 勝ち点17

2.ルートインホテルズ・ブリリアントアリーズ
(2020/21 2位) 6勝2敗 勝ち点17

3.プレステージ・インターナショナル アランマーレ
(2020/21 3位) 5勝1敗 勝ち点15

4.JAぎふリオレーナ
(2020/21 5位) 4勝4敗 勝ち点14

5.
GSS東京サンビームズ
(2020/21 8位) 3勝3敗 勝ち点9

6.大野石油広島オイラーズ
(2020/21 6位) 2勝3敗 勝ち点6

7.ブレス浜松
(2020/21 4位) 2勝3敗 勝ち点5

8.千葉エンゼルクロス
(2020/21 7位) 2勝5敗 勝ち点5

9.リガーレ仙台
(新加入)1勝4敗 勝ち点3

10.フォレストリーヴズ熊本
(2020/21 9位) 6敗 勝ち点2



ルートインが6勝目で2位浮上。アランマーレはお休みで3位に後退。
来週でV-2も年内最終戦となります。

尚、アランマーレ、ルートイン、JAぎふ、大野石油、浜松の5チームは天皇杯・皇后杯のファイナルラウンドに出場します。

健闘を期待します。


また、春の風物詩、春の高校バレーの対戦組み合わせが発表されました。





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前年覇者の就実(岡山)、日立第二(茨城)、金沢商(石川)、八王子実践(東京)、米子北斗(鳥取)、金蘭会(大阪)、大阪国際滝井(大阪)、聖和女学院(長崎)、帝京第三(山梨)、秋田北(秋田)、岐阜総合(岐阜)、下北沢成徳(東京)はシードで二回戦から出場します。

・一回戦注目カード

岡崎学園(愛知)vs京都橘(京都)
盛岡誠桜(岩手)vs福井工大福井(福井)
敬愛学園(千葉)vs誠英(山口)
古川学園(宮城)vs氷上(兵庫)


今年は初戦からトーナメントの1/5~9までの強行スケジュール。
無観客試合で行われます。


明日からはいよいよ、大学日本一を決する全日本インカレが開幕します。

女子もオールスターゲーム・ファンフェスタの実施が決まり。バレーボールもいよいよ忙しくなってきました。

楽しみです。