今年の東京オリンピックを以て、ロンドンオリンピックに出場した12名が全て引退した。

よって、第一期眞鍋ジャパンの各メンバーが集う機会も増えた。

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ロンドンの花
エバサコこと江畑幸子さんと迫田さおりさん。

江畑さんといえば、準々決勝の中国戦。
木村沙織さんとのダブルエースとして、
揃って33得点をあげて、フルセット勝利の立役者となった。

迫田さおりさんは、銅メダルが懸かった韓国戦にて
先発に抜擢され、23得点をあげ
最後のアタックを決めた。


このお二人がメダル授与式に揃って登場したり
バレー教室に現れるのはかなり贅沢。

ロンドンからもう、9年も経ったのだ。
早いものだ。

そして、眞鍋政義さんは
第三期政権に突入した。

パリまで三年という逆風の中、飛び込んでいく。

あと五ヶ月後には、第三期眞鍋ジャパンが
スタートする。

その時のラインナップはどうなっているだろうか?
今から待ち遠しい。


その選考の目安となるV-1の個人成績の各部門の動向を整理してみます。


・V-1

・総得点

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クラン・ヤナ選手(東レアローズ)
246得点

セレステ・プラク選手(ヴィクトリーナ姫路)
230得点

バルデス・メリーサ選手(PFUブルーキャッツ)
186得点

アンドレア・ドリューズ選手(JTマーヴェラス)
186得点


こちらは変動がありません。ということは、デンソーと埼玉上尾の選手がこのタイトルの上位に絡んでいない、ということです。
尚、埼玉上尾は佐藤優花選手が148得点で7位、内瀬戸真実選手が144得点で8位、デンソーは工藤嶺選手が同じく144得点で8位につけています。



・アタック決定率

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濱松明日香選手(久光スプリングス)
53.7%

サンティアゴ・アライジャタフニ選手(埼玉上尾メディックス)
51.1%


道下ひなの選手(KUROBEアクアフェアリーズ)
51.0%


サンティアゴ選手が先週末の大暴れで51.1%に上げ一気に2位に浮上しました。今後、アキンラデウォ選手か復帰すればこのタイトル争いに加わることが予想されます。




・ブロック決定本数 (1セットあたり)

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綿引菜都美選手(PFUブルーキャッツ)
0.82

サンティアゴ・アライジャタフニ選手(埼玉上尾メディックス)
0.59


ハッタヤ・バムルンスック選手(トヨタ車体クインシーズ)
0.57


こちらもサンティアゴ選手が順位をあげ、2位に浮上。まだ綿引選手とは差がありますが、タイトル戦線に絡みそうです。


  


・サーブ効果率

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ハッタヤ・バムルンスック選手(トヨタ車体クインシーズ)
14.3%

山田二千華選手(NECレッドロケッツ)
13.3%

ケルシー・ロビンソン選手(トヨタ車体クインシーズ)
13.0%



こちらも先週と変化なし。ちなみに埼玉上尾とデンソーはいずれもベスト10圏内に絡んでいないのは寂しい限り。




・サーブレシーブ成功率

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金田修佳選手(岡山シーガルズ)
73.2%


小幡真子選手(JTマーヴェラス)
71.6%

石川真佑選手(東レアローズ)
68.8%


3位につけていた山岸あかね選手が数字を落とし、僅差で4位に後退。入れ替わりで石川真佑選手が3位に浮上しました。そのすぐ下に内瀬戸真実選手が67.0%で5位につけています。



・V-2

・総得点

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村山美佳選手(ルートインホテルズ・ブリリアントアリーズ)
113得点

高石明美選手(JAぎふリオレーナ)
93得点

中野祐希選手(ブレス浜松)
88得点


ルートインのオポジット、村山美佳選手が唯一の100得点オーバーで首位。二位にJAぎふのミドル高石選手、浜松のオポジット・中野選手が3位につけています。



・アタック決定率

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高橋愛未選手(ルートインホテルズ・ブリリアントアリーズ)
45.9%

宮田あかり選手(リガーレ仙台)
45.2%


浜田栞選手(JAぎふリオレーナ)
42.2%


アタック決定率はサイドアタッカーの高橋選手が45.9%でトップ。追って仙台の宮田あかり選手、JAぎふの浜田栞選手とミドル勢かつけています。



・ブロック決定本数 (1セットあたり)

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伊藤摩耶選手(プレステージ・インターナショナル アランマーレ)
1.12本

牛頭七海選手(大野石油広島オイラーズ)
0.93本


西條華子選手(GSS東京サンビームズ)
0.83本


目下首位を走るアランマーレの伊藤摩耶選手が唯一の1点台で首位。大野石油の牛頭選手が二位、GSS東京のサイドアタッカー・西條選手が三位につけています。

  


・サーブ効果率

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田中瑠奈選手(群馬銀行グリーンウイングス)
18.8%

新井祥選手(群馬銀行グリーンウイングス)
18.5%

浅野奈菜選手(ブレス浜松)
16.8%



全勝の群馬銀行のエース・田中瑠奈選手と攻守の要・新井祥選手が僅差で1位2位を独占。浜松のミドル浅野選手が3位につけています。




・サーブレシーブ成功率

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松川美咲選手(ブレス浜松)
77.9%


栗栖留生選手(群馬銀行グリーンウイングス)
76.6%

鶴ヶ崎佳寿葉選手(千葉エンゼルクロス)
74.4%


トップを走るは二年連続タイトルホルダーの松川美咲選手。追って群馬銀行の新たな守護神・栗栖留生選手、そして名手・鶴ヶ崎佳寿葉選手がつけています。


V-2はやはり優勝争いを繰り広げる群馬銀行とアランマーレ、そしてルートインの充実ぶりが目立ちます。

これからタイトル争いも熾烈になってくると思います。