残念ながら、全日本男子はアジア選手権を優勝出来なかった。

今回はイランに東京オリンピックのリベンジを果たされた形になったが、それも仕方ない。

今大会は東京オリンピックのイラン戦でも苦しめられたカゼミ選手がMVPとなった。

ただし、西田、関田選手らを欠いた中での準優勝。それも世界選手権の切符を掴んだ中での結果なので、最低限の責任は果たした。

明日に繋がる敗戦である。


が、思いがけない報告があった。

中垣内祐一監督の退任報告である。

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ワールドカップでは過去最高の8勝を上げ4位。
東京オリンピックではベスト8まで駒を進め7位入賞。

いずれも近年最高の結果を残した。

なのに、退任である。




バレーボールマガジン紙によると、中垣内さんは任期満了により退任とのことで、続投の推薦があった場合も考えていないとのこと。後任人事は白紙で10月中旬頃に結論との談。

どうも、協会が退任を促した訳ではなさそうだが、望み得る最良の結果をもたらしながら、自らの意思で退任を選んだ様子。

健康上の問題でもあったのだろうか???


アジア選手権前のコメントからも、これはどうやら既定路線の話らしい。


そもそも、女子と男子とでは立場も状況も違う。

女子の場合、成績不振による辞任。
ハラキリである。

が、男子の場合、結果を残しての任期満了だ。


本当にブランコーチの監督昇格かもしれないが、せっかくここまでチームが強くなったので、実に残念だ。

ここまでの歩みを無駄にしないよう、これまでの路線は継承して欲しい。

そして、誠に遺憾ながら、長らくお疲れ様でした。


こちらも、引退の発表である。

荒木絵里香選手が現役を退くという。

本人からはまだ、何の発表もないが、何でも関係者が漏らしたのだとか。


普通はチームプレスか本人の発表が先なのだが、Yahooなどのニュースソースが出所なのだから、間違いあるまい。

ある意味、わが道をいく荒木選手らしい引き際だった。

荒木選手の凄いところは、誰かに惑わされることなく、自分の進む道を自分で決断し、切り開いたところにある。

アテネの人選に漏れると単身海外に移籍しブロードをマスター。Vリーグではブロック賞の常連として活躍。実力で北京オリンピックのベストブロッカーに輝き、第一期眞鍋ジャパンでは主将を務め、世界選手権とロンドンでの獲得に貢献。
結婚、出産を経て現役復帰し、リオデジャネイロオリンピックへ出場。

中田ジャパンになっても夏から代表復帰。
以後、中心選手として活躍し、東京オリンピックでは再びキャプテンを任された。

昨年のV-leagueでもサーブのブロックにてあわや二冠にまで迫り、常に進化し続けた。

決断もきっぱりしていた。

結婚とともに黄金時代を作り上げた東レを去ると、埼玉上尾にて現役復帰。その埼玉上尾がチャレンジリーグ降格の憂き目に遭うと、すぐさまトヨタ車体への移籍を決意。

以後、中心選手として活躍し続けた。

同時期に活躍したスター選手のメグカナと同期ながら地道に力を付け、最終的には前人未到の領域に入り、努力で実績を上回った。


実に立派な選手である。


ここでの引き際は妥当であるが、今季がラストシーズンとなる。


最後までらしさを貫いて欲しい。

長らく、お疲れ様でした。


さて、男女同時の全日本監督人事と見られたが、この調子では女子もまだ、決まっていないのかもしれない。

今の今まで、一体何をしていたのだか。

"わからないよ、なんで?"


もっとも、V-leagueの開幕が差し迫っているので、明日には女子の監督発表があるかもしれないが…。