待てば海路の日和あり、という。

今の人は余りピンとこない言葉かもしれないが、その意味は"今は状況が悪くとも焦らずにやっていれば好転する"という意味合いを持つ。


かの源義経は一ノ谷の闘いで、断崖絶壁に立つと、地元の人間に"馬はこの断崖を通れるか?"と尋ねた。

すると、地元の民は"馬や人は無理だが、鹿なら通れる"と答えたので、義経は"馬も四つ足、鹿も四つ足。鹿が通れて馬が通れぬことはない"と崖の上からの急襲を敢行。

まさか崖の上から攻めてくるとは思っていない平家はひとたまりもなく大混乱に陥り、義経は大勝した。

日本人が好きな判官贔屓こと、九郎判官義経は戦の天才と崇められ、かの上杉謙信が尊敬したという伝説的人物。



前述の待てば海路の日和あり、は壇之浦の闘いの時、潮の変わり目を読み、劣勢を挽回するのに用いたという逸話もある。

戦闘は力ばかりではないが、もしかしたら、この選手の登場が潮の変わり目になるのかもしれない。


オランダ代表のオポジット、セレステ・プラク選手がヴィクトリーナ姫路にやって来る。



姫路はV-2当時から外国人選手を用いていたが、昨年は日本人中心の編成で、来季はプラク選手の加入で反撃に転じる。

先日の話ではないが、これで鍋谷選手クラスが加わったら一気に優勝争いなんてこともあり得る。

まだチーム間の移動、外国人選手の獲得については二転三転ありそうで、東京オリンピック終了後に一気に加速する可能性がある。

いずれにしても、プラク選手の加入は姫路にとって渡りに船で、来季の活躍が期待されます。

楽しみにしています。



さて、残り8日となった東京オリンピック。

今日の1日ひとりずつ、出場選手への個人の想いを綴るコーナーは


石井優希選手です。

2819e5d855532d5eccf32ab1eaef05c4


気がつくと上手さとパワーを併せ持つベテランの域に入ってきた石井選手。
どちらかというと、この数年は低迷期の中田ジャパンを支えてきた印象があり、それも途中出場の機会が多かった印象があります。

元々、レフトでもオポジットでもこなし、サーブレシーブもサーブもよしのオールラウンダーの石井選手。

そういう意味では貴重な選手です。



ただ、2020/21シーズンでは所属する久光スプリングスの若手への切り替えの中、どこも悪くないのに試合に出れず、葛藤はあったかと思います。

こうした紆余曲折を経た現在、石井選手の全日本での現在のポジションはリリーフアタッカーが中心ですが、石井選手もかなりの負けず嫌いで、控えの時も試合に出たいという気持ちを隠さないタイプ。

リリーフアタッカー向きという印象がありますが、スタートからでもいける、レギュラー陣と遜色ない力の持ち主。

現在の中田ジャパンはレフト、ライトが完全固定で出番は限られてくるかもしれませんが、困った時のベテランとして、石井選手は最後の切り札たる存在です。


現在の中田ジャパンでは、荒木絵里香選手を除くと二回以上オリンピックに出場した経験があるのは、石井選手と田代選手、島村選手の三名だけです。

リオデジャネイロオリンピックで満足の行かない結果だったことも踏まえ、困った時の切り札として起死回生の活躍に期待します。

頼んだぞ、ユキ!!