今日は平日ながらバレー三昧の日となりました。

まず、全日本インカレは鹿屋体育大学が筑波大学を破り決勝進出。そして、関東秋季大学リーグ・代替開催の覇者・順天堂大学を東海大学が下し、決勝進出を決めました。

あの筑波大学が破れたとなると、鹿屋体育大学の優勝の機運が高まってきました。

勿論、明後日の決勝戦を見てみないと何とも言えませんが、ベストを尽くして頑張って貰いたいです。

尚、明日は先んじて筑波大学と順天堂大学による三位決定戦が組まれています。

こちらも楽しみです。


また、今日はNECのホームゲームにて姫路とのナイター興行が組まれました。

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ナイターバレーというのもいいですね。

聞けばビールの売り子も出てたらしく、行きたかったなぁ…(-""-;)


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競馬にトゥインクルレースというのがあって、所謂大井競馬のナイターレースなんですが、管理社会のエアポケットとでいいましょうか、大人の遊園地みたいな空間が心地よいんですよ。

ジャンクフードやビールを煽りながらのレース観戦。あれに近い雰囲気で楽しめると、もっとお客さん入りそう。

最も、今はコロナ渦中なので、全面的に開放的な観戦はしばらく無理ですが、女子のナイターも積極的にやって貰いたいです。

考え方は二通りあって、ひとつは都市部の駅チカ。
人が集まるところなら、お客さんも入ります。

もうひとつは、地方のイベントとして。

お酉様、いわゆる酉の市とコラボするとか、事前に告知を入念にやっておくと娯楽の少ない地方では結構お客さんが集まるのでは?

花金に限らず、平日フラっとバレー観戦。
それも会社帰りとか学校帰りとか、日本が元気になりそう(^^)


ディズニーリゾートでも、平日限定でアフター5パスとかやっていたりしましたが、あれの応用も面白いです。

例えば、3試合やる会場でお目当てのカードが終わった後、会場がガラガラになります。

そこで自由席、立ち見限定で500円で入れるとか工夫があるともっとお客さんが入ります。

早く大っぴらに自由を満喫出来るようになりたいですね…。




ま、今のコロナ渦の状況では、しばらく出来そうにありませんが、今のうちにお客さんを集める努力をしておかないと、東京オリンピックが中止になったら冗談抜きにかなり悲惨なことに…(-""-;)

全日本の活動が二年も滞ったらバレーボールの世間の認知度はかなり下がり、お先真っ暗です。
そうなる前に、V-leagueは積極的にテレビ進出を考えるべきかもしれません。

今の時代、告知がかなり重要。

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以前、K-1や総合格闘技の脅威に晒され青息吐息だったプロレスも、G1クライマックスを山手線のラッピング車両で大々的に宣伝するなど告知に力を入れた新日本プロレスが独り勝ち。
遂にBSながら金曜ゴールデン放映まで回復しました。

あれを思えば、やり方次第ではバレーボールのV字回復も不可能ではありません。


"見れば面白いのに、取っ掛かりがない"


本当はただ、それだけなのです。

今、V-leagueは二年前とは比較にならないほど、SNSを使った情報配信が盛んです。

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これは利口なやり方で人件費以外お金が殆ど掛かりません。ただ、情報を発信しても、それをどうやって世間のアンテナに引っ掛けるかです。

そのためにもテレビを動かす。

ネット社会とは言っても、テレビの影響力はまだ根強いです。

百聞は一見にしかず、だからです。


最近ようやくGAORAでV-league女子の生中継が始まりましたが、有料チャンネルだけでは弱いです。

何故なら、スポーツ好きかスカパー!などの加入者しか視聴しないため、層がかなり限られているからです。

V-TVもそう。
バレーボールファン以外、誰も見ません。

これだと全体の幅は全く広がりません。

なるべくバレーボールファン以外の人にバレーボールを見て貰う努力をしないと、この先、先細りしかありません。

種蒔きをしない限り、お客さんも増えません。



…この話をすると、このコーナー全部を費やしても終わらなくなるのでここで辞めておきますが、筆者自身テレビの影響力の凄さをブログを通じてテレビ効果の凄まじさを体感しています。


あとはバレーボール協会の人がいつ、それに気付くか、です。




さて、前置きが長くなりましたが、勝ち星とチーム成績から見る傾向と対策の4回目を綴ろうと思います。


今日はブロックとサーブ編です。


まず、今年の1セットあたりのブロック決定本数です。

2020 21 V-1 1レブロック決定本数


JTマーヴェラスがトップで姫路が最下位というデータが成立しています。

以前、別の記事でも触れましたが、JTのブロック本数が向上し始めたのは昨年からで、二年前は最下位でした。

2019 20 V-1 1レグ ブロック決定本数

上は昨年のブロック決定本数(1セットあたり)ですが、今年は全体的に低調で昨年だとトップの久光が2.57で、2点台が実に7チームもあります。

今年2点台を超えているのはJT、トヨタ車体、デンソー、NECの4チームのみで、NECは昨年8位からのジャンプアップです。


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JTは芥川愛加選手と林琴奈選手、トヨタ車体は荒木絵里香選手。デンソーは奥村麻依選手とプラマー・キャサリン選手、横田真未選手、NECは山田二千華選手の活躍がそれぞれ大きいです。

ブロックというとミドルブロッカーのイメージですが、島村春世選手(NECレッドロケッツ)のように攻撃タイプのミドルも多い中で、及川真夢選手(岡山シーガルズ)のようにアタック決定率3位、ブロック決定本数3位と、身長が突出して高い訳ではありませんが、技で勝負する新しいタイプの兼備型ミドルブロッカーも育ってきました。

山口舞選手が目標とのことで、宮下遥選手とのコンビもバッチリ。良い後継者として育ちそうです。

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また、急造ミドルながら、ランキング9位に杉原若葉選手(KUROBEアクアフェアリーズ)が名を連ねており、サイドアタッカーからのコンバートを成功させています。               

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先々、サーブレシーブもこなせるミドルブロッカーとして育つと面白い存在です。


また、今年はコロナの影響により、サマーリーグや国体などが中止され、各チームが夏の間試合らしい試合が出来ず、外国人選手の合流や始動が遅れたチームが多いため、2レグ以降、外国人選手がフル稼働し始めると、ブロック決定本数も猛チャージを掛けてくる可能性が高く、他の部門も数字が大きく変動する可能性があります。

そういう意味では、今年のV-leagueは、1レグと2レグは全くの別物となる可能性を秘めています(続く)