各チームの人気選手をピックアップしてお届けする月刊シリーズ・スピンオフ
"名コンビ"
バレーボールの場合、セッターとアタッカーのコンビが名コンビですが、定義は自由。
第三回目の今回はミユハルこと長岡望悠選手と宮下遥選手です。
このお二人は第二期眞鍋ジャパンで頭角を表し、将来を嘱望されたコンビです。
それが、どこでどう間違えたのか、運命の歯車は二人を遠縁にしてしまいました。
長岡望悠選手は久光製薬スプリングスの同期・石井優希選手、野本梨佳選手とともに全日本入り。
2013年から次期エース候補として背番号1を託され、2014年のワールドグランプリでブレイクします。
宮下選手は史上最年少となる中学生で全日本入り。V-leagueデビューも中学生と飛び級で活躍した期待の大型セッター。瞬発力に優れディグやブロック、サーブも得意と、ポスト竹下の一番手として注目を集めます。
次期エースと若き天才セッターの組み合わせは向こう10年間の全日本を背負う逸材の筈でしたが、2017年以降、長岡選手は故障に苦しみ、宮下選手もまた、膝の故障や新体制の全日本で苦しみ、本領発揮とは言えない状況が続いています。
残念ながら今季、この二人が揃って全日本で活躍するのは難しそうですが、一年に一度、全日本でしか観られない名コンビ。
果たして未完の大器で終わるコンビなのか、巻き返しがあるか、それを見届けてみたいです。