各チームの人気選手をピックアップしてお届けする月刊シリーズ・スピンオフ

"名コンビ"を始めたいと思います。

バレーボールの場合、セッターとアタッカーのコンビが名コンビですが、定義は自由。

今回は第一回目ということで、過去、名コンビとして知られた例として "メグカナ"が有名です。

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高校生時代から全日本で活躍した大山加奈さんと、栗原恵さんの両名のことです。

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東レアローズで活躍した大山さんは同チームの黄金時代を支えましたが、度重なる故障により比較的早い時期に引退を余儀なくされました。
同じく膝の故障に泣かされながら現役最古参として長くプレイされた栗原さんの現役生活は対照的で、ともに柳本ジャパンで活躍し、栗原さんは眞鍋ジャパンで2010年の世界選手権3位を経験。

しかし膝の故障が悪化し、ロンドンオリンピック断念を余儀なくされます。

NECをわずか1シーズンで退部した栗原さんはパイオニアレッドウイングスで活躍。しかし同チームの廃部によりロシアのディナモ・カザンに移籍し、岡山シーガルズに入部。チームを準優勝へと導きます。
以後、日立リヴァーレで復活するとJTマーヴェラスへ移籍。ここで最後のキャリアを閉じます。

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アテネオリンピックには揃って出場したメグカナ。
日本バレーボール史上でも前例が少ない大型高校生アタッカーとして脚光を浴びるも、ともに故障な泣かされ、アテネが最初で最後の揃い踏みでした。

当時は二人揃ってマスコミで取り上げられることも多く、様々な葛藤があったといいます。

しかし、そのインパクトは強く、メグカナの名前はバレーボールを知る人へ未だに語り継がれています。