束の間の休日
年内でレギュラーラウンドを終えたチームを除き、開けて4日からレギュラーラウンドが続くチームもある。
V-2は開けて11日から。
ともあれ、V-leagueの選手の皆様、一年間本当にお疲れ様でした。
さて、本稿では引き続きV-1リーグのレギュラーラウンドにおいて全戦スタメンとして活躍した選手をピックアップして表彰したいと思います。
スタメン皆勤賞の第三回です。
・エントリーリスト
・久光製薬スプリングス
ファビアナ・クラウジノ選手 MB
戸江真奈選手 L
・東レアローズ
クラン・ヤナ選手 OH
関菜々巳選手 S
水杉玲奈選手 L
石川真佑選手 OH
・JTマーヴェラス
小川杏奈選手 MB
田中瑞稀選手 OH
籾井あき選手 S
・トヨタ車体クインシーズ
榊原美沙都選手 L
荒木絵里香選手 MB
渡邊彩選手 MB
ネリマン・オズソイ選手 OP
山上有紀選手 S
・デンソーエアリービーズ
中元南選手 OH
田代佳奈美選手 S
井上琴絵選手 L
シニアード・ジャック選手 MB
・NECレッドロケッツ
古賀紗理那選手 OH
小島満菜美選手 L
・埼玉上尾メディックス
サンティアゴ・アライジャタフニ選手 MB
山岸あかね選手 L
吉野優理選手 OH
シュシュニャル・カタリナ選手 OP
・日立リヴァーレ
窪田美侑選手 OP
小池杏菜選手 L
・岡山シーガルズ
渡邊真恵選手 OP
佐々木萌選手 OH
居村杏奈選手 MB
金田修佳選手 OH
楢崎慈恵選手 L
・KUROBEアクアフェアリーズ
馬場ゆりか選手 L
・PFUブルーキャッツ
ドリス・ジェニファー選手 MB
筒井さやか選手 L
・ヴィクトリーナ姫路
貞包里穂選手 OH
堀込奈央選手 S
マラ・イブナ選手 OH
※青字は前回ご紹介の選手。
※赤字は今回ご紹介の選手。
外国人選手は別途ご紹介いたします。
こうしてみると、サイドアタッカーの全戦スタメン選手は1チームにひとりいれば良いほう。
ひとりもいないチームも多いです。
大抵はチームのエース、もしくは攻守の要です。
岡山シーガルズが実に3選手全員がスタメンと、これまでチームを固めてきた成果が出ており、今季の躍進も頷けます。
では、スタメン皆勤賞の中から、三回目の今回はサイドアタッカー編。
石川真佑選手
今年は世界ジュニア選手権、アジア選手権のエースとして二階級制覇と二大会連続MVP。堂々たる成績を引っ提げワールドカップに出場と躍進目覚ましい石川選手。
東レでは全戦スタメンで出場。
目下総得点ランキングで金田選手に次ぐ日本人2位とチームの中心として活躍。新人王の最有力候補です。チームの優勝争いはもとより、東京オリンピックでの活躍が期待されます。
田中瑞稀選手
春高伝説のエースは、今やJTマーヴェラスの大黒柱。攻守の要として、パンチ力溢れるアタックが魅力。スターカンファレンスの初代女王となった今、目指すは悲願の優勝に向けてその中心を担います。
中元南選手
柏井の南ちゃんは故障が癒え、昨年はライト、今年、レフトのレギュラーとして活躍。プレミアカンファレンスの優勝に貢献しました。柏井高校の同期のダブルエース・工藤嶺選手とともに目指すは勿論、チーム悲願の初優勝です。
古賀紗理那選手
前半戦はよかったものの、後半は苦しい展開となっているNECにあって、チームの軸として全戦出場。まずは終局を迎えつつあるレギュラーラウンドの3位通過に向けて全力投球。後半は復調気味の古賀選手。東京のエースとしてより一層の活躍が期待されます。
吉野優理選手
ルーキーイヤーから埼玉上尾のレギュラーとして活躍。その活躍が認められ全日本初選出。アジア選手権にも出場し、守備面で活躍。リーグでは攻撃面での成長目覚ましく、押しも押されもしない埼玉上尾の攻守の要として活躍。レギュラーラウンドの2位通過を懸けて年明けに東レと闘います。
インナーに移動しての時間差攻撃からバックライトまで多彩な攻撃でワンクッション入れる技巧派アタッカーとして貴重な存在です。
渡邊真恵選手
ルーキーイヤーから活躍しチャレンジリーグⅠの新人王を獲得。以後、ライトのレギュラーとして活躍し、今季はサウスポーを活かしたミドルとのコンビを絡めた攻撃で高い決定力を誇り、日本人サイドアタッカーとしてはトップの10位にランクされるなど躍進目覚ましい活躍を見せています。
目指すは悲願のチーム初優勝。そして全日本初選出にむけて視界良好です。
佐々木萌選手
長らくチームの攻守の要として活躍。成長著しい金田選手とともにレフトエースとして活躍し、チームの躍進に貢献。レギュラーラウンド2位通過を決め、優勝争いに向けて更にギヤを上げてチームを引っ張りますを
金田修佳選手
古賀紗理那選手と同期。ルーキーイヤーから活躍するも課題のサーブレシーブと決定力が著しく向上しレフトエースとして成長。レギュラーラウンドでは日本人選手のトップである総得点ランキング6位と躍進。チーム悲願の優勝、そして初の全日本にむけて期待が膨らみます。
サイドアタッカー全戦出場は、チームの攻守の要であり、言うなればチームの顔たる選手ばかり。
それも、高校時代から注目を集めた選手が多いです。
エースの系譜は日本の女子バレーボールの系譜であり、ひいては全日本選出の目安となります。
来年は東京オリンピック。
リーグでの活躍を機に、東京オリンピック出場へ夢が膨らみます。
そして、それぞれの立場でまだ、闘いは続きます。チームの勝利に向けて更なる飛躍に期待したいです。
一年間、お疲れ様でした。