昨日の「全日本女子バレーボールの今日、そして明日 〜東京オリンピック編〜」でまだ全日本Aチームのほうが強いと書きましたが、前言撤回しなければならないかもしれない。

今年のネーションズリーグで全日本シニアがひねられている韓国のフルメンバーを、全日本Bチームが真っ向から倒したのだから。


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筆者は長い間、夢を見ていた。

筆者がバレーボールブログを始めたのは
「全日本女子バレーボールチームが本当に金メダルを取れるなら、是非一度見てみたい」

それが理由だった。

あれから5年
それに近づく感触を久々に感じた。

勿論、今日の出来事はアジアという枠の出来事。
しかし、完全な敵地で全日本シニアですら手玉に取られた韓国のフルメンバーを競り落とし、撃破した。

その様はロンドンオリンピックの準々決勝、中国戦に匹敵する見事なものだった。


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長々バレーボールブログを手掛けているが、日本が世界一になれれば、ブログ活動などいつ辞めてもいい。

後のことなどどうでもいい。

それに近い心持ちになった。


やはり、勝負事は結果が全て。
どんな美辞麗句を並べようと、百の理屈より一の証拠。

スポーツは結果が全て、それを納得させられた。


「全日本女子バレーボールの今日、そして明日〜東京オリンピック編〜」でその瞬間、全日本Aチームを越えたと書いたが、それは今日の結果に対してのこと。

Aチームはメンバーも戦術も固まり過ぎていてデータも取られている。

Bチームのデータは殆どない。
そうした有利さもあった。


ただ、幾らメンバーを固めても、勝負は様々な側面から見なくてはならない。一つ一つ積み重ねても、相手に読まれてしまっては勝負にもならない。

Bチームが一度勝ったからと言って、イコールAチームより強いとはならない。

しかし、世の中は結果を出したものが正義。
それも、これがアジア選手権優勝なら話は別。 

なぜなら、全日本が現体制になってからのタイトルは2017アジア選手権のみ。もし、明日のアジア選手権決勝で優勝しようなら同列に並ぶ。

ここまで来たらさすがに無視出来ない。


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特にジュニアチームは先の世界ジュニアと二階級制覇となる。
これだけの実績があれば、もはや無視出来ない。
しかも、Bチームは銀メダル以上が決まっている。

もし、この後行われるワールドカップで韓国に負けようものならば、メダルなしならば、新旧交代論はもはや押さえられなくなる。

いずれにしてもお膳立ては出来た。
後は明日のタイ戦でだめ押しとなる金色のメダルを獲得出来るか?

遂に日本バレーボールの歴史が塗り変わるところまで到達した。

時代を塗り替え、未来を掴むか?
新旧交代はいよいよ現実のものとなってきた。

明日の結果次第では、ワールドカップのメンバーも、東京オリンピックのメンバーもかなり入れ替わるのかもしれない。