春季大学リーグはまず関東が日本女子体育大学の優勝に決まりました。

おめでとうございます。

関西は明日、1敗の神戸親和女子大学と京都橘大学が雌雄を決します。 

春の国内バレーもここで一段落。
入れ換え戦実施後、東西インカレへ矛先を向けることとなります。

天皇杯・皇后杯の都道府県ラウンドは来月より本格開戦。月末に東西インカレと待望のサマーリーグが待っています。

主要大会 5~7

その間、全日本の活動が活発化し、国内外でバレーボールが忙しくなります。

バレーボールファンにとっては全国各地でお目当ての大会が目白押しというところです。


ところで、筆者は都市部以外の大会は車移動が多いのですが、交通事故の多い都道府県をご存知でしょうか?


■1位:愛知県 4万1554件  

■2位:大阪府 3万7928件  

■3位:福岡県 3万7225件  

■4位:東京都 3万2489件  

■5位:静岡県 3万1545件  

違反で捕まったことのある方ならご存知かと思いますが、意外と東京都ではなく、愛知県がワースト1の常連です。

愛知県は道路整備が日本一らしいのですが、とにかくマナーが悪いとのもっぱらの評判。

大阪府と福岡県は大都市圏。
東京都は人口過密地帯で信号が多いので取り締まりが厳しい分スピードアベレージが低く、死亡事故が少ないのも特徴。

静岡県は東海道で神奈川と愛知を結ぶ玄関口。山梨にも面し東名と新東名の主要区間にあたる交通の要衝です。

東京以外は全て以西です。

近頃は高速道路などの逆走や老人による過失の事故が多いです。筆者も数年前、コンビニでバック待ちの段階で車にぶつけられたことがありますが、完全に静止している状態でないと10:0にはならず損をしたことがあります。

自分がよくても不意な侵入など危険が多いのでドライブレコーダーを設置すべきか考え中。

物騒かつ面倒な世の中なので、備えあれば憂いなし、です。


今日はこれからモントルー・バレーマスターズの決勝戦があります。

正直なところ今年の初戦なので、若手選手が見たいなというのが本音で、勝ち負けは二の次ですが、今の全日本はそういうところではないらしいです。

開幕戦の中国戦で初参戦の関選手以外がほぼガチメンで驚きました。

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イタリアも主力はネーションズリーグからボツボツ。復活を目指すポーランドや常にフルメンバーのタイはともかく、トルコもエースのメリエム・ボズ選手は控えで調整用の大会です。

主力がいない中国相手に何をしたいのだろうか? と
いう疑問が沸きました。

面白いのが、バレーボールの実情を知らない報道機関です。ネーションズリーグで決勝戦に駒を進めたことや中国やイタリアに勝ったことだけが報じられますが、主力が殆ど出場していないことは報じられません。

第二戦以降は主力を温存し、初参戦の長内美和子選手や久々の全日本の今村優香選手、復活を目指す鍋谷友理枝選手、そして実質初参戦の中川美結選手。
ミドルでは初参戦の渡邊彩選手、昨年出番の少なかった芥川愛加選手などが連日活躍しています。


中田監督体制になって最大の功績は、誰が出ても活躍出来る土台作り。それも日本流のバレーにて世界に挑むという図式を作り上げたことにあるとおもいます。

それまで以前だと、サイドアタッカーは12〜3点取れば合格点でミドルブロッカーで二桁得点など夢の数字でした。

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ただ、中田ジャパンではそれも珍しくなく、ワールドグランプリ2017のブラジル戦では奥村麻依選手が15得点を収めフルセット勝利に貢献したり、中国戦では島村春世選手が21得点とチームのベストスコアを収めたりと、本格的なコンビバレーに回帰した点にあります。


ただ、気になることもひとつ。

新戦力起用について

というのも、昨年のネーションズリーグでは新戦力の起用が中途半端で気の毒な選手が沢山いました。

実戦はある程度目を瞑ってチャンスを与えないと評価が出来ません。

それを踏まえ、モントルーでは積極的に新戦力起用をしております。

ただ、どういう訳か古賀紗理那選手と宮下遥選手の出場がありません。

古賀選手は中田ジャパンでも中心選手として実績を積んでいる選手なのでネーションズリーグで出番があると思いますが、宮下遥選手は2017年のワールドグランプリ以降出場機会が全くなく、昨年は登録のみでした。

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膝の故障とか、本人が折れてしまったとか色々あったみたいです。

これまで、どういった経緯があったのか存じませんが、そろそろお許しになっても宜しいのではないでしょうか?

宮下選手は素質からすれば、向こう10年の全日本を背負うだけの逸材です。

選手はコートに出なくては何も表現出来ませんし、評価の対象にもなりません。
勿論、モントルーに漏れている選手も沢山いますが、帯同している以上、ある程度チャンスは与えるべきですし、飼い殺しでは気の毒です。


聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥といいます。
つまらぬ意地で進むものが進まないのは愚かしいことです。

突き進むより立ち止まるほうが難しいとも、急がば回れ、とも言います。

ご熟考あれ。