全日本シーズンになると客層が変わります。
勿論、バレーボール会場の客層です。

基本V-league女子はおじさん人口が高いのですが、全日本になると女性人口が高くなります。

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それも、ミーハー系の人、そしてやたら剥きになる確率が高くなります。

そう、国際大会独特のノリです。

だから、同じバレーボールブログでも「彼女はバレーボーラー」と「全日本女子バレーボールの今日、そして明日 〜東京オリンピック編〜」とでは若干客層が違います。

特にテレビ放映の効果が絶大で、1時間あたりでもV-leagueシーズンの三倍以上のアクセスが来ます。だからこそ、テレビ放映の影響力が如何に強いかを身を持って感じている次第です。

あそこまでいくと、もはや自分の意思とは関係のない領域ですね(^^;

話を元に戻します。

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全日本の大会で面白いのが、バレヲタの人々が会場で浮きます。
それはなぜかというと、全日本は会場応援も仕込みなので、主催側が完全にリードしますし、母国応援団とごく少数の海外応援のファンを除き、ほぼ日本応援一色。
そうなると、V-leagueの会場でやってる掛け声が役に立たず、呪文がかき消されるかのように全日本チームの声援に飲み込まれていきます。

筆者が以前、宝塚のノリとプロレスの熱狂を足して2で割ったような雰囲気と評しましたが、まさにそんな感じです。 


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春高やインターハイの応援は選手と母校応援のみ。V-leagueだとチーム毎の応援。
そして、全日本は日本応援ほぼ一色です。

ただ、近年は日本に滞在する外国人の数が年々増えてきて、各国の即席応援も珍しくなくなりました。

例のOQTのタイ戦の時などはタイの応援団の声援が大きく、日本応援の足並みが狂うことがしばしばありました。

試合の中断も多く、レッドカード二枚という異様な試合でした。

観衆の多さは注目度合いが変わっても同じバレーボールには変わりありません。


ただ、以前も質問を受けることがありましたが、V-league女子の会場にはおじさん層が多くて女性が行くのに抵抗があるようです。

誰でも気軽に行けるのが一番ですが、やはり若い男女層の掘り起こしをピンポイントにやるべきでしょうね。

たまに、今のおじさん層がいなくなったらバレーボールはどうなるのか、心配になります。

何よりも世の中を動かすには若い世代。
それはいつの時代も同じですしね。


春高や全日本のお客さんやV-leagueに引っ張る。
それが近道ですが…。