初週を終えたV-league ファイナルステージ。
V-2 ファイナル6は優勝チームがV-1昇格。
2位がS-1ライセンス保持チームなら、チャレンジマッチ(入れ替え戦)へ出場することが出来る。
V-2は姫路、JAぎふ、群馬銀行の上位3チームが揃って開幕2連勝。連敗スタートのプレステージ、GSS、大野石油はこの時点で姫路を上回ることがなくなったため、優勝争いから退いている。
一週目を消化した段階で、各チームの個人成績から見た進捗状況を見てみることにする。
・アタック決定率の向上が顕著な選手
アタック決定率で2レグ頑張った吉岡選手。この2レグからファイナル6で調子をあげてきているのはJAぎふの田代選手。群馬銀行の鈴木選手と大野石油の北川選手は年間通じてコンスタントに活躍し、ファイナル8でも上位。
アタック決定率は上位が安定した力を見せている。
・ブロック決定本数の向上が顕著な選手
吉岡選手はファイナル6でも課題のブロックで首位。年間を通じ、あらゆる部門に名を連ねている躍進ぶりが目覚ましい。また、JAぎふのライト・山本選手が2レグから調子をあげブロックでも活躍。
2試合だが、レギュラーラウンドの上位3名が揃って上位から姿を消している。
・サーブレシーブ成功率の向上が顕著な選手
2レグから調子を上げてきた森選手がファイナル8でも首位。年間を通じ活躍してきた目加田選手も安定したレシーブで僅差の2位につけている。また、2レグから上げてきた大野石油の吉本選手が3位。
レギュラーラウンド2位の濱口選手は17位とやや出遅れている。
・サーブ効果率の向上が顕著な選手
サーブは比較的順位が入れ替わりやすいが、ファイナル8は様相が変わった。レギュラーラウンドではあまりサーブで活躍出来なかった色摩、江川、吉里選手が揃って20%超え。チーム事情や短期決戦ということもあり改善が顕著。
このあたりに、ファイナル6に懸ける成果が現れている。
サーブ、サーブレシーブ、ブロックの3部門に関してはレギュラーラウンドとまるで違う結果となっている。
何しろ試合も少なければ、時間も少ないため、やれることは限られている。となると、如何にして弱点を補い、短期間で改善出来るところをピンポイントで上げていく、或いは綿密な作戦を練って実戦に繋げるところが肝要に思われる。
プレステージ、GSS、大野石油の優勝の可能性はないが2位以下に食い込む余地は残されている。
今週は日曜日のみだが、キッチリ勝って次へと繋ぎたい。
また、今週末からチャレンジステージがスタートする。
Eastern5位.KUROBEアクアフェアリーズ
Eastern6位.PFUブルーキャッツ
Western5位.岡山シーガルズ
3/9(土) 岩手県 花巻市総合体育館
16:00〜
岡山シーガルズ
vs
KUROBEアクアフェアリーズ
3/16(土)埼玉県・深谷市総合体育館
16:00〜
KUROBEアクアフェアリーズ
vs
PFUブルーキャッツ
3/17(日)埼玉県・深谷市総合体育館
16:00〜
岡山シーガルズ
vs
PFUブルーキャッツ
※チャレンジステージ・3位チームがチャレンジマッチに出場。
・チャレンジマッチ
3/30(土)神奈川県・川崎市とどろきアリーナ
16:00〜
チャレンジステージ・3位チーム
vs
V-2 2位チーム
3/31(日)神奈川県・川崎市とどろきアリーナ
16:00〜
チャレンジステージ・3位チーム
vs
V-2 2位チーム
チャレンジステージは、V-1・ファイナル8の試合終了後に同じ会場で行われる。第0試合の扱いだが、これは経費的な部分での抱き合わせと思われる。
チャレンジマッチは集客が良いので、少し勿体ない気もする。
また、チャレンジマッチが実施されるかどうかも未確定なので、チャレンジステージで3位になったチームはV-2のファイナル6の結果にも気を揉まなくてはならない。
オリンピックのOQT同様、出来れば出たくない大会だが、モチベーションを切らさずに頑張って欲しい。
岡山の後半の快進撃を思えば、ここは単なる通過点かもしれないが、油断は禁物。特にPFUはレギュラーラウンド終盤の執念が凄まじく、気持ちを切らしてきなければ、このチャレンジステージの動向を左右する存在になるかもしれない。
KUROBEは課題の得点力をどう埋めていくか、そこが課題。その期間でそれぞれ、どこまで詰めてきたか、それが問われる試合となろう。
また、少し気が早い話だが、V-2から仮に2チームが昇格したとして、来季はやはり外国人選手の加入は必要不可欠となろう。
既に外国人選手がいる姫路はともかく、仮にJAぎふと群馬銀行のいずれかの場合、どこかしらの外国人選手の補強がないと、現実的に苦しい。
何しろ、チャレンジリーグⅠから昇格したチームのうち岡山が後半追い上げて5割、KUROBEとPFUは大きく負け越し、或いは全敗の憂き目に遭っている。
どうしても補強は必須となるだろう。
今年の埼玉上尾の例に漏れず、外国人選手枠フル稼働の可能性もある。姫路は更なる大物外国人選手の補強の可能性もある。
今年、KUROBEの馬場選手が最後までタイトル争いに絡んだように、下のカテゴリーでも優秀な選手なら通用することが証明された。
来季はワールドカップ後の東京オリンピック目前のシーズンとなる。日本代表の最終関門的なシーズンとなるので、V-2から昇格が実現した暁には、V-1でも是非大暴れして貰いたい。
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