V-leagueはいよいよレギュラーラウンド最終週。
今週末はV-1の試合が土曜日2試合組まれているものの、東西の順位が全て決まった今、こちらが主役ではない。
V-2のファイナル6進出を懸けた最後の一枠が決定する。
候補は、3チーム。
大野石油、浜松、柏の三つ巴。
重要なのは、まず土曜日。
新生V-league元年。
最後の一枠に名乗りを上げろ。
そして、初代王者に名を刻め。
■V-1 league順位
・Western conference 西
1位.久光製薬スプリングス
18勝2敗 勝ち点52(首位通過・全日程終了)
2位.JTマーヴェラス
13勝6敗 勝ち点42(2位確定)
3位.トヨタ車体クインシーズ
13勝7敗 勝ち点39(3位確定・全日程終了)
4位.東レアローズ
13勝7敗 勝ち点38(4位確定・全日程終了)
---ファイナル8進出決定---
5位.岡山シーガルズ
10勝10敗 勝ち点30(5位確定・全日程終了)
東西ともに順位が確定した今、今週末の試合はファイナル8、チャレンジステージまでの調整とテスト、そして個人タイトル争いに絞られる。
とはいえ、個人タイトルはほぼほぼ決まっている。
となると、見所はファイナル8でもライバルとなる埼玉上尾とデンソーの一戦。
V-1
2月23日(土)
大阪・新日鐵住金堺体育館
12:00〜
東・公式戦
東2位.埼玉上尾メディックス
11勝8敗 勝ち点31
vs
東3位.デンソーエアリービーズ
9勝10敗 勝ち点27
15:00〜
交流戦
西2位.JTマーヴェラス
13勝6敗 勝ち点42
vs
東6位.PFUブルーキャッツ
19敗 勝ち点3
・今週のみどころ
埼玉上尾vsデンソー。本番前の前哨戦。
2位、3位通過が決まっている埼玉上尾とデンソーだが、ファイナル8で当たる同士。ここは前哨戦として弾みをつける意味でも容易に負けることは許されない。特にデンソーは勝って5割でファイナル8に乗り込みたい。
■V-2 league順位
1位.ヴィクトリーナ姫路 16勝1敗 勝ち点49(-)
2位.JAぎふリオレーナ 13勝4敗 勝ち点40(-)
3位.群馬銀行グリーンウイングス 13勝4敗 勝ち点36(-)
4位.プレステージ・インターナショナル アランマーレ 10勝7敗 勝ち点29(-)
5位.GSS東京サンビームズ 9勝8敗 勝ち点28(-)
ーーーファイナル6進出確定ーーー
6位.大野石油広島オイラーズ 8勝9敗 勝ち点23(↑)
7位.ブレス浜松 7勝10敗 勝ち点21(↓)
8位.柏エンゼルクロス 6勝11敗 勝ち点21(-)
9位.トヨタ自動車ヴァルキューレ 3勝14敗 勝ち点8(-)
10位.大阪スーペリアーズ 17敗 勝ち点0(-)
V-2はいよいよ大詰め。
上位3チームの順位が決まり、焦点は順位争いと最後の6位通過、この一点に絞られる。
そして、V-2の個人タイトル争いも大詰めを迎える。
V-2
2月23日(土)
静岡・浜北総合体育館
11:00〜
2位.群馬銀行グリーンウイングス
13勝3敗 勝ち点36
vs
4位.プレステージ・インターナショナル アランマーレ
10勝7敗 勝ち点29
13:00〜
5位.ブレス浜松
7勝10敗 勝ち点21
vs
1位.ヴィクトリーナ姫路
16勝1敗 勝ち点49
15:00〜
9位.トヨタ自動車ヴァルキューレ
3勝14敗 勝ち点8
vs
6位.大野石油広島オイラーズ
8勝9敗 勝ち点23(-)
2月24日(日)
静岡・浜北総合体育館
12:00〜
8位.柏エンゼルクロス
6勝11敗 勝ち点21
vs
10位.大阪スーペリアーズ
17敗 勝ち点0
15:00〜
3位.JAぎふリオレーナ
13勝4敗 勝ち点40
vs
4位.GSS東京サンビームズ
9勝8敗 勝ち点28
・今週のみどころ
大野石油、浜松、柏のファイナル6・6位通過を巡る熾烈な争い。
ファイナル6を巡る大野石油、浜松、柏による三菱の争いもいよいよ大詰め。
まず、浜松の場面、姫路との第二試合で浜松が勝ち点3を上げることが最低条件。続く第三試合で大野石油はトヨタ自動車に勝てば文句なし。フルセットになった場合、セット率に持ち込まれる。
また、柏の場面、勝敗で下回るため自力での進出はなく、大野石油が敗れて勝ち点0、さらに浜松が勝ち点2止まりだった場合、日曜日の大阪戦に望みが繋がる。
4位通過が懸かるプレステージとGSS。
勝ち点29のプレステージと28のGSSによる4位通過争いは最終週に持ち込まれる。プレステージは群馬銀行、GSSはJAぎふとともに上位へのチャレンジマッチ的なカード。優勝争いに弾みをつけるためにも、負けられない一戦。
個人タイトル争いもいよいよ最終章へ。
ここでおかしな負け癖がついたりすると、後の戦局がおかしなこととなる。また、この期間で気持ちを切り替えて、明確な目標を以て取り組むことも重要。
それぞれの舞台への
本番は近い。
いよいよ個人タイトルも大詰めとなったV-2のチーム技術成績について。
・アタック決定率+アタック決定本数
ヴィクトリーナ姫路 40.1%(-)
(打数 2215 アタック決定本数 888⑥)
JAぎふリオレーナ 38.0%(-)
(打数 2640 アタック決定本数 1002①)
大野石油広島オイラーズ 36.5%(↑)
(打数 2508 アタック決定本数 915⑤)
GSS東京サンビームズ 36.4%(↓)
(打数 2594 アタック決定本数 944③)
群馬銀行グリーンウイングス 36.3%(↓)
(打数 2722 アタック決定本数 989②)
プレステージ・インターナショナル アランマーレ 35.0%(-)
(打数 2401 アタック決定本数 841⑦)
柏エンゼルクロス 33.5%(↑)
(打数 2812 アタック決定本数 943④)
ブレス浜松 32.7%(↓)
(打数 2554 アタック決定本数 835⑧)
トヨタ自動車ヴァルキューレ 30.9%(-)
(打数 2211 アタック決定本数 684⑨)
大阪スーペリアーズ 29.5%(-)
(打数 2021 アタック決定本数 597⑩)
アタック決定率は軒並み巻き返しが顕著。姫路だけが唯一、40%台のハイアベレージ。38%台のJAぎふ、僅差で大野石油、GSS、群馬銀行が36%台。
個人では吉岡選手が滑り込みで一気に首位を奪取。群馬銀行の鈴木日葵選手、姫路の浅津ゆうこ選手がそれぞれダウン。吉岡選手は新人王争いにも名乗りを上げる。
続いてバレーボールの花形・バックアタックの決定率は…。
・バックアタック決定率
JAぎふリオレーナ 30.3%(-)
ヴィクトリーナ姫路 28.1%(-)
大野石油広島オイラーズ 26.2%(-)
トヨタ自動車ヴァルキューレ 22.0%(↑)
大阪スーペリアーズ 21.4%(↑)
プレステージ・インターナショナル アランマーレ 21.0%(↑)
ブレス浜松 20.6%(↓)
柏エンゼルクロス 19.4%(-)
GSS東京サンビームズ 17.2%(-)
群馬銀行グリーンウイングス 14.3%(-)
JAぎふ、姫路に続き、バックアタックに力を入れているトヨタ自動車、大阪がアップ。これにはチーム方針や事情も加味されている。群馬銀行はサーブレシーブとの兼ね合いもあり遅れを取っている。
金杉選手が規定不足でランク外へ。変わって吉井選手が首位奪回。権藤、不破選手が続く。個人タイトルではないが、全日本の課題でもあるこの争いも注目される。
・サーブレシーブ成功率
柏エンゼルクロス 62.1%(-)
プレステージ・インターナショナル アランマーレ 61.0%(↑)
大野石油広島オイラーズ 61.0%(↓)
ヴィクトリーナ姫路 59.2%(-)
GSS東京サンビームズ 59.0%(-)
群馬銀行グリーンウイングス 58.5%(-)
JAぎふリオレーナ 56.7%(↑)
ブレス浜松 56.0%(-)
さて、サーブレシーブを崩すのがサーブ。
・サーブ効果率
ヴィクトリーナ姫路 12.3%(-)
GSS東京サンビームズ 11.0%(-)
大阪スーペリアーズ 10.2%(↑)
プレステージ・インターナショナル アランマーレ 10.1%(↓)
トヨタ自動車ヴァルキューレ 9.9%(-)
柏エンゼルクロス 9.6%(-)
群馬銀行グリーンウイングス 9.5%(-)
JAぎふリオレーナ 9.2%(↑)
ブレス浜松 9.1%(-)
大野石油広島オイラーズ 9.0%(-)
サーブの走りとも関係するのがブロック。
・ブロック決定本数(1セットあたり)
ヴィクトリーナ姫路 2.40(-)
プレステージ・インターナショナル アランマーレ 1.82(↑)
柏エンゼルクロス 1.80(↓)
ブレス浜松 1.73(-)
JAぎふリオレーナ 1.71(-)
群馬銀行グリーンウイングス 1.64(-)
GSS東京サンビームズ 1.58(-)
大野石油広島オイラーズ 1.43(-)
トヨタ自動車ヴァルキューレ 1.00(-)
大阪スーペリアーズ 0.81(-)
・ブロック決定本数 ベスト3選手
張心穆意選手(GSS東京サンビームズ)0.72(-)
柳沢紫子選手(プレステージ・インターナショナル アランマーレ)0.71(-)
高木理江選手(ヴィクトリーナ姫路)0.62(-)
ブロックは全体的に現状維持。プレステージが伸ばして2位にジャンプアップ。トヨタ自動車、大阪がアップ。
個人では張選手がダウンながら首位キープも負傷で戦線離脱。ここにプレステージの柳沢選手が僅か0.01差で猛追。この争いも最後まで縺れそう。
こうして部門別にみると、各チームが何を重点的に強化してきたのか、その一端が分かる。
以上を踏まえた上で、現時点での暫定的な総合評価は…。
1位.ヴィクトリーナ姫路 (-)
2位.プレステージ・インターナショナル アランマーレ(-)
3位.JAぎふリオレーナ(↑)
4位.柏エンゼルクロス(↓)
5位.GSS東京サンビームズ(-)
5位.大野石油広島オイラーズ(-)
7位.群馬銀行グリーンウイングス(↑)
8位.ブレス浜松(↓)
9位.大阪スーペリアーズ(↑)
9位.トヨタ自動車ヴァルキューレ(↑)
実際の順位とはかなり異なりますが、 柏と大野石油、大阪がアップしている。
実際のところプレステージから群馬銀行までが僅差。力の差はそれほどない現状。
また、個人では金杉選手と和田選手が上昇。
特に和田選手の充実ぶりは目覚ましく、新人王の有力候補。両選手のうち優勝した方がMVPになる可能性が高い。
まず、レギュラーラウンドが終わり、ファイナル6の全チームが出揃ってから。
今後の参考にして貰いたいです。
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