5分間で読み終わる、頑張るV-leagueの選手たちのショートストーリー。

第14回の今回は、日立リヴァーレの長内美和子選手です。

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所属する日立リヴァーレは年明け以降失速。
目下どん底の6連敗。
8勝10敗と二つ負け越している。

チームが逆境にある中、持ち前のガッツあるプレイととびきりの笑顔でチームを鼓舞し、逆境から這い上がることを体現するのは、レギュラー2年目にして攻守の要。

日立の若きエース・長内美和子選手。

このところの八面六臂の大活躍は、まさにゾーンに入ったというか、覚醒の時期を迎えている。

そんな印象さえ受ける。


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長内選手はかの有名な東金町ビーバーズ出身。文京学院大女女子中学時代に頭角を表し、東京代表として優勝に貢献。優秀選手賞を受賞。
文京学院大女女子高校時代は一つ上の田原愛里選手とともに活躍。春高ベスト4、インターハイ準優勝の輝かしい実績をひっさげ、日立リヴァーレに入団。

アタッカーとしてやや小柄な長内選手だが、その懸念はすぐに払拭される。

ルーキーイヤーの2016/17シーズン、岡山シーガルズとの一戦で途中出場。20得点をあげフルセット勝利に貢献。センセーショナルなデビューを飾り、一躍注目を集める。

長内選手

昨年はチームが苦境に喘ぐ中、はじめてレフトのレギュラーとして活躍。今年、その才能がさらに開花しつつある。

トレードマークはその巧みかつパワフルなスパイクとジャンプサーブ、そしてコートが華やぐ笑顔。

昨年はアジアカップのエースとして活躍し、準優勝に貢献。ベストアウトサイドヒッターも受賞。

いよいよ開花の時を迎えようとしている。

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まずチームの巻き返し、そしてファイナル8での逆襲が先決だが、課題のサーブレシーブに磨きを掛けたその先にあるのは、そしていつかは掴みたい全日本。

日立の新たなエースは今、飛躍の時を迎えようとしている。

渡邊選手が苦しんでいる中、求められるハードルは高いが、新旧エースの働きが、日立の逆境を救う。

時は今。