高校・大学の猛者が消え、ここからは昨年までのVプレミアリーグだけによる、日本国内頂上決戦。
そもそも、天皇杯・皇后杯とは何か?
公式ホームページによると…。
昭和25年(1950年)に全日本9人制選手権大会に天皇杯・皇后杯が下賜されて以来、その賜杯は日本国内における最高のチームに授与され続け、数々の試合や選手たちに栄誉を与えてきました。公益財団法人日本バレーボール協会に有効に登録されていれば誰でも参加することが可能であり、バレーボールを行うすべての選手全てが日本一を目指せる壮大な大会。
とあります。
国内最高峰を謳い文句にする大会は沢山ありますが、日本では天皇杯が最高の栄誉とされています。
ざっくり言えば「全カテゴリーのトップチームがフルメンバーでガチ勝負を挑む唯一の機会」が天皇杯・皇后杯なのです。
おおまかな同大会の面白さは「バレーボール夜話 Vol.553 2018年の主要大会」→http://volleyballplayer.blog.jp/archives/31547015.html こちらを参照。
詳しい大会概要は下記の通り。
・都道府県ラウンド
平成30年4月~7月
各県内体育館
↓
・ブロック ラウンド
平成30年9月~10月
各ブロック内体育館
↓
・ファイナルラウンド
第1週:
平成30年12月14日(金)〜16日(日)
武蔵野の森総合スポーツプラザ
第2週:
平成30年12月22日(土)・23日(日・祝)
大田区総合体育館
前述のバレーボール夜話でもご説明の通り、今年は東京体育館が改修工事のため、武蔵野の森総合スポーツプラザにて実施。
詳しくはこちらを参照→https://www.musamori-plaza.com/access/
・歴代優勝チーム(過去10年)
2008年 トヨタ車体クインシーズ(Vプレミア)
2009年 久光製薬スプリングス(Vプレミア)
2010年 デンソー・エアリービーズ(Vプレミア)
2011年 東レアローズ(Vプレミア)
2012年 久光製薬スプリングス(Vプレミア)
2013年 久光製薬スプリングス(Vプレミア)
2014年 久光製薬スプリングス(Vプレミア)
2015年 久光製薬スプリングス(Vプレミア)
2016年 久光製薬スプリングス(Vプレミア)
2017年 トヨタ車体クインシーズ(プレミア)
・天皇杯・皇后杯メモリアル
・ファイナルラウンド・トーナメント表と出場チーム
・準々決勝
3-1
(25-17 24-26 25-22 25-16)
・久光製薬スプリングスのスターティングメンバー
レフト:石井優希選手、今村優香選手
ライト:新鍋理沙選手
センター:岩坂名奈選手、フォルケ・アキンラデウォ選手
セッター:栄絵里香選手
リベロ:戸江真奈選手
・日立リヴァーレのスターティングメンバー
レフト:渡邊久惠選手、長内美和子選手
ライト:窪田美侑選手
センター:堀井有蘭選手、入澤まい選手
セッター:佐藤美弥選手
リベロ:小池杏奈選手、齋藤加奈子選手
3-1
(22-25 25-22 25-21 28-26)
・デンソーエアリービーズのスターティングメンバー
レフト:鍋谷友理枝選手、東谷玲衣奈選手
ライト:石田瑞穂選手
センター:シニアード・ジャック選手、積山春花選手
セッター:田原愛里選手
リベロ:中川千世選手、小口樹葉選手
・NECレッドロケッツのスターティングメンバー
レフト:古賀紗理那選手、柳田光綺選手
ライト:荒谷栞選手
センター:上野香織選手、アルハッサン・ラーマット選手
セッター:山口かなめ選手
リベロ:岩崎紗也加選手
3-2
・トヨタ車体クインシーズのスターティングメンバー
レフト:高橋沙織選手、内瀬戸真実選手
ライト:ネリマン・オズソイ選手
センター:渡邊彩選手、杉郁香選手
セッター:山上有紀選手
リベロ:榊原美沙都選手、佐藤澪選手
・東レアローズのスターティングメンバー
レフト:黒後愛選手、中田紫乃選手
ライト:クラン・ヤナ選手
センター:大野果歩選手、小川愛里奈選手
セッター:関菜々巳選手
リベロ:中島未来選手
3-1
(22-25 25-20 25-14 25-15)
・埼玉上尾メディックスのスターティングメンバー
レフト:堀江美志選手、吉野優理選手
ライト:カタリナ・シュシュニアル選手
センター:丸山裕子選手、松本亜弥華選手
セッター:井上美咲選手
リベロ:山岸あかね選手
・JTマーヴェラスのスターティングメンバー
レフト:ブランキッツア・ミハイロビッチ選手、田中瑞稀選手
ライト:林琴奈選手
センター:芥川愛加選手、小川杏奈選手
セッター:田中美咲選手
リベロ:小幡真子選手
ベスト8は全て2017/18シーズンまでのVプレミアリーグ勢。
それぞれに見ごたえある一戦。
久光vs日立は今季初対戦。
日立の陣容が大分変わっている。
久光はアキンラデウォ選手が加わりコンプリート。
新生日立が最強チームにどう挑むか?
双方手の内を知り尽くしたNECとデンソー。
東の首位争いライバル対決。
島村、柳田選手と若干の入れ替えがあるNEC。中元、東谷選手ら若い力を積極登用のデンソー。
完成度でNEC。未知の力でデンソー。
西のライバル対決はトヨタ車体vs東レ。
荒木選手を欠くも、チーム充実でトヨタ車体。サーブとサイド、ミドルの充実度で東レ。決定力ではひけを取らない。
総合力でトヨタ車体、攻めきって東レ。
埼玉上尾とJT。
先日の接戦が記憶に新しい。
シュシュニャル、サンティアゴ選手の強力外国人選手の堀江、吉野選手ら若い力の融合の埼玉上尾。鍵を握るは、井上、山崎選手のセッター陣と青柳、丸山、松本、三浦選手のミドル陣。
ミハイロビッチ、田中瑞稀選手の二枚看板を擁するJT。攻守の要たる目黒、林選手の起用と芥川、小川選手の機動力。
持ち味は勿論、競り合いの強さ。
今年の準々決勝は、プレミア8強による4試合。来年に向けての試金石。
勝てば来週、大田区総合体育館へ所を変える。国内最高峰を片手に、来年を迎えるのはどのチームか?
ベスト4へのふるい落としが
いよいよ始まる。
※結果は随時、更新いたします。
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