開幕して1ヶ月。V-leagueの序列が固まり始めた。
 
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■V-1 league順位


・Eastern conference 

1位.NECレッドロケッツ 4勝3敗 勝ち点13(-)
交流戦9位:0勝3敗 勝ち点1
(久光×、トヨタ車体×、東レ×)

2位.デンソーエアリービーズ 4勝2敗 勝ち点12-
交流戦10位:0勝1敗 勝ち点0
(トヨタ車体×)

3位.日立リヴァーレ 4勝2敗 勝ち点8(↑)
交流戦3位:2勝1敗 勝ち点4
(トヨタ車体×、JT○、岡山○)

4位.埼玉上尾メディックス 3勝2敗 勝ち点8(↓)
交流戦7位:1勝1敗 勝ち点2
(久光×、岡山○)

5位.KUROBEアクアフェアリーズ 1勝6敗 勝ち点4(-)
交流戦11位:1敗 勝ち点0
(トヨタ車体×)

6位.PFUブルーキャッツ 7敗 勝ち点2(-)
交流戦8位:2敗 勝ち点1
(JT×、岡山×)



・Western conference 西

1位.トヨタ車体クインシーズ 5勝1敗 勝ち点14(-)
交流戦1位:4勝 勝ち点12
(日立○、NEC○、デンソー○、KUROBE○)

2位.JTマーヴェラス 4勝2敗 勝ち点12(-)
交流戦4位:1勝1敗 勝ち点0
(日立×、PFU○)

3位.久光製薬スプリングス 3勝1敗 勝ち点10(↑)
交流戦2位:2勝 勝ち点6
(埼玉上尾○、NEC○)

4位.東レアローズ 3勝2敗 勝ち点9(↓)
交流戦6位:1勝 勝ち点2
(NEC○)

5位.岡山シーガルズ 1勝4敗 勝ち点4(-)
交流戦4位:1勝2敗 勝ち点4
(PFU○、埼玉上尾×、日立×)


東はNECとデンソー、日立と埼玉上尾がひとかたまり。少し離れてKUROBE、今だ勝ち星なしのPFU。

西はトヨタ車体が1敗で首位。追うのは2敗のJT。そして久光。僅差で東レ。
岡山が単独で最下位という状況。

今のところ、概ね昨年の序列そのまま、という形となっている。




■V-2 league順位

1位.ヴィクトリーナ姫路 5勝 勝ち点15(-)
2位.群馬銀行グリーンウイングス 4勝1敗 勝ち点11(↑)
3位.JAぎふリオレーナ 4勝1敗 勝ち点11(↓)
4位.プレステージ・インターナショナル アランマーレ 3勝2敗 勝ち点9(↓)
5位.柏エンゼルクロス 3勝3敗 勝ち点8(↑)
6位.GSS東京サンビームズ 2勝3敗 勝ち点8(↑)
7位.ブレス浜松 2勝3敗 勝ち点7(↓
8位.大野石油広島オイラーズ 2勝3敗 勝ち点6(↓)
9位.トヨタ自動車ヴァルキューレ 1勝5敗 勝ち点3(-)
10位.大阪スーペリアーズ 5敗 勝ち点0(-)

姫路が独走体制を形成しつつある。
これを追う群馬銀行とJAぎふがポイント同点。2敗のプレステージから8位の大野石油までがワンチャンス圏内。トヨタ自動車はチームの建て直し中。大阪はまず一勝。


今年も残すところ、あと二週。
まず、V-1のチーム技術成績について。

青字はアップ赤字はダウン

・アタック決定率+アタック決定本数

・東

KUROBEアクアフェアリーズ 35.7%(↑)
(打数 1043 アタック決定本数 372③)

日立リヴァーレ 35.3%(↑)
(打数 1116 アタック決定本数 394②)

埼玉上尾メディックス 35.3%(↓)
(打数 746 アタック決定本数 263⑩) 

デンソーエアリービーズ 34.8%(-)
(打数 893 アタック決定本数 311⑧)

NECレッドロケッツ 34.7%(↓)
(打数 926 アタック決定本数 321⑦)

PFUブルーキャッツ 32.8%(-)
(打数 1071 アタック決定本数 351⑤)


・アタック決定率 ベスト3選手

シニアード・ジャック選手(デンソーエアリービーズ)52.6%
サンティアゴ・アライジャダフニ選手(埼玉上尾メディックス)48.8%
ジェニファー・ドリス選手(PFUブルーキャッツ)47.7%

 

・西


トヨタ車体クインシーズ 40.0%(-)
(打数 923 アタック決定本数 369④)

東レアローズ 38.0%(↑)
(打数 742 アタック決定本数 282⑨)

JTマーヴェラス 36.9%(↑)
(打数 1071 アタック決定本数 395①)

久光製薬スプリングス 36.8%(↓)
(打数 530 アタック決定本数 195⑪)

岡山シーガルズ 32.1%(↓)
(打数 1002 アタック決定本数 322⑥)


・アタック決定率 ベスト3選手

渡邊彩選手(トヨタ車体クインシーズ)45.2%
ネリマン・オズソイ選手(トヨタ車体クインシーズ)44.8%
新鍋理沙選手(久光製薬スプリングス)44.4%

 
アタック本数は試合消化数が異なるので気にする必要はない。むしろ多い方が消化セット数が多い現れ。 
つまり、勝ててもストレートや3-1が多く、手こずっている。

まず、東西それぞれでみると…。

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東ではKUROBEと日立が上昇。
KUROBEはダウンした決定率が改善。
外国人ミドルが1-4位を独占する中、アールブレヒト選手が47.2%で4位につけている他、倉見選手が42.9%、丸山選手が40.9%。
日立は入澤選手の打数向上に伴い決定率で47.1%で5位につけている。


西は高水準だが、全チームダウン。
久光までが36%オーバー。岡山が大きく離され32.1%と大幅ダウン。

トヨタ車体の渡邊選手が45.2%でトップ、ネリマン選手が44.8%でワンツー。久光は引き続き新鍋選手が44.4%で3位。岩坂選手が42.3%と安定。

東レが伸ばしてきており、クラン選手が43.2%、大野果歩選手が43.1%。小川選手が伸ばし40.7%と接近してきた。


これを東西トータルで見ると…。

・トータル

トヨタ車体クインシーズ 40.0%(-)
(打数 923 アタック決定本数 369④)

東レアローズ 38.0%(↑)
(打数 742 アタック決定本数 282⑨)

JTマーヴェラス 36.9%(↑)
(打数 1071 アタック決定本数 395①)

久光製薬スプリングス 36.8%(↓)
(打数 530 アタック決定本数 195⑪)

KUROBEアクアフェアリーズ 35.7%(↑)
(打数 1043 アタック決定本数 372③)

日立リヴァーレ 35.3%(↑)
(打数 1116 アタック決定本数 394②)

埼玉上尾メディックス 35.3%(↓)
(打数 746 アタック決定本数 263⑩) 

デンソーエアリービーズ 34.8%(↑)
(打数 893 アタック決定本数 311⑧)

NECレッドロケッツ 34.7%(↓)
(打数 926 アタック決定本数 321⑦)

PFUブルーキャッツ 32.8%(↑)
(打数 1071 アタック決定本数 351⑤)

岡山シーガルズ 32.1%(↓)
(打数 1002 アタック決定本数 322⑥)

打数が増えるにつれ、決定率が下がっていくのは打率同様。そんな中、KUROBEが微増。日立が大幅に伸ばしている。東は軒並み低下。NECが著しく低下。岡山が最下位に沈んでいる。







・バックアタック決定率

・東

日立リヴァーレ 31.9%(-)
埼玉上尾メディックス 28.9%(-)
NECレッドロケッツ 26.3%(-)
PFUブルーキャッツ 24.4%(↑)
デンソーエアリービーズ 21.4%(↑) 
KUROBEアクアフェアリーズ 20.0%(↓)


・バックアタック決定率 ベスト3選手

シュシュニャル・カタリナ選手(埼玉上尾メディックス)42.2%
廣瀬七海選手(NECレッドロケッツ)32.1%
堀口あやか選手(PFUブルーキャッツ)30.6%

 

・西

トヨタ車体クインシーズ 42.5%(-)
久光製薬スプリングス 32.3%(-)
JTマーヴェラス 30.5%(↑)
東レアローズ 29.3%(↓)
岡山シーガルズ 0.0%(-)


・バックアタック決定率 ベスト3選手

ネリマン・オズソイ選手(トヨタ車体クインシーズ)49.5%
石井優希選手(久光製薬スプリングス)38.5%
ブランキッツア・ミハイロビッチ選手(JTマーヴェラス)37.5%

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東は軒並みアップ、西はトヨタ車体が更に上昇、JTも伸ばしてきている。

東はPFUが良化。堀口、秋山選手が30,6%、25%で揃ってランクイン。

西は石井選手が38.5%の高水準で2位に付けている。岡山は僅か16打数で決定ゼロ。まず、ミドルの決定率を上げてから、



・トータル

トヨタ車体クインシーズ 42.5%(-)
久光製薬スプリングス 32.3%(-)
日立リヴァーレ 31.9%(↑)
JTマーヴェラス 30.5%(↑)
東レアローズ 29.3%(↓)
埼玉上尾メディックス 28.9%(-)
NECレッドロケッツ 26.3%(-)
PFUブルーキャッツ 24.4%(↑)
デンソーエアリービーズ 21.4%(↑) 
KUROBEアクアフェアリーズ 20.0%(↓)
岡山シーガルズ 0.0%(-)


トップのトヨタ車体が更に伸ばして42%。最下位の岡山が0%とかなり格差がある。
伸ばしてきたのは攻撃面が好調の日立とJT。全体的に向上している。




・サーブレシーブ成功率

・東

KUROBEアクアフェアリーズ 61.6%(-)
日立リヴァーレ 59.1%(-)
デンソーエアリービーズ 55.4%(↑)
埼玉上尾メディックス 55.1%(↓)
NECレッドロケッツ 54.0%(↓)
PFUブルーキャッツ 52.5%(↓)


・サーブレシーブ成功率 ベスト3選手

馬場ゆりか選手(KUROBEアクアフェアリーズ)76.1%
和才奈々美選手(KUROBEアクアフェアリーズ)67.8%
齋藤加奈子選手(日立リヴァーレ)65.5%



・西

岡山シーガルズ 59.0%(-)
トヨタ車体クインシーズ 58.1%(↑)
JTマーヴェラス 57.4%(↓)
東レアローズ 51.8%(-)
久光製薬スプリングス 49.4%(-)


・サーブレシーブ成功率 ベスト3選手

榊原美沙都選手(トヨタ車体クインシーズ)71.2%
戸江真奈選手(久光製薬スプリングス)65.3%
目黒優佳選手(JTマーヴェラス)64.6%


東はKUROBEが全チーム中、唯一の60%超え。以前トップだが、デンソーの大幅な改善が進み、3位にランクアップ。埼玉上尾、NEC、PFUが後退。

馬場選手が依然、首位をキープ。和才選手が続きKUROBEのワンツー。日立の齋藤選手が3位にジャンプアップ。

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西は全チーム60%アンダー。岡山が首位キープだが、60%を割る。トヨタ車体が急浮上で2位。東レと久光が極端に低いが、久光はジワジワと良化。

榊原選手が首位に浮上。戸江選手が続き、目黒選手がジャンプアップ。首位を守っていた小幡選手が目黒選手と微差ながら4位に後退。


・トータル

KUROBEアクアフェアリーズ 61.6%(-)
日立リヴァーレ 59.1%(↑)
岡山シーガルズ 59.0%(↓)
トヨタ車体クインシーズ 58.1%(↑)
JTマーヴェラス 57.4%(↓)
デンソーエアリービーズ 55.4%(↑)
埼玉上尾メディックス 55.1%(↓)
NECレッドロケッツ 54.0%(↓)
PFUブルーキャッツ 52.5%(↓)
東レアローズ 51.8%(-)
久光製薬スプリングス 49.4%(-)


全体的に低下し、60%超えはKUROBEのみとなった。トヨタ車体が劇的に改善され4位に浮上。55%アンダーのチームは赤信号だが、久光は目下改善中。石井、今村、井上選手らの成長次第。


さて、サーブレシーブを崩すのがサーブ。
比較的短期間で改善可能だが…。




・サーブ効果率

・東

デンソーエアリービーズ 9.9%(↑)
埼玉上尾メディックス 9.8%(↓)
NECレッドロケッツ 9.0%(-)
KUROBEアクアフェアリーズ 8.3%(-)
日立リヴァーレ 8.0%(-)
PFUブルーキャッツ 6.1%(-)

・東ベスト3選手

兵頭由希選手(デンソーエアリービーズ)17.1%(-)
入澤まい選手(日立リヴァーレ)15.8%(↑)
カタリナ・シュシュニャル選手(埼玉上尾メディックス)15.2%(↑)




・西

久光製薬スプリングス 11.5%(↑)
東レアローズ 10.6%(↑)
トヨタ車体クインシーズ 10.4%(↓)
JTマーヴェラス 10.4%(↓)
岡山シーガルズ 9.6%(↑)

・西ベスト3選手

黒後愛選手(東レアローズ)18.5%(↑)
高橋沙織選手(トヨタ車体クインシーズ)14.0%(↓)
栄絵里香選手(久光製薬スプリングス)13.0%(↑)

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東はデンソーが首位浮上。PFUがやや離されているが、目下改善中。兵頭選手が首位をキープ。入澤選手が2位にランクアップ。カタリナ選手が3位にランクイン。


西は久光、東レがジャンプアップ。トヨタ車体が後退。ただし、4チームが10%超え、最下位の岡山も9%台と高水準。黒後選手が大幅に伸ばし首位浮上。栄選手が3位にランクイン。




・トータル
  
久光製薬スプリングス 11.5%(↑)
東レアローズ 10.6%(↑)
トヨタ車体クインシーズ 10.4%(↑)
JTマーヴェラス 10.4%(↓)
デンソーエアリービーズ 9.9%(↑)
埼玉上尾メディックス 9.8%(↓)
岡山シーガルズ 9.6%(↑)
NECレッドロケッツ 9.0%(↓)
KUROBEアクアフェアリーズ 8.3%(↓)
日立リヴァーレ 8.0%(-)
PFUブルーキャッツ 6.1%(-)

久光が大幅改善でトップに浮上。10%超えは以下、東レ、トヨタ車体の4チーム。デンソー、岡山が改善され9点台。9%アンダーのチームは改善中。


サーブの走りとも関係するのがブロックだ。


・ブロック決定本数(1セットあたり)

・東

デンソーエアリービーズ 2.62%(↑) 
NECレッドロケッツ 2.17%(↓)
日立リヴァーレ 1.96%(-)
埼玉上尾メディックス 1.89%(-)
KUROBEアクアフェアリーズ 1.65%(-)
PFUブルーキャッツ 1.63%(-)


・東ベスト3選手

シニアード・ジャック選手(デンソーエアリービーズ)1.38%(-)
アールブレヒト・フレア選手(KUROBEアクアフェアリーズ)0.65%
(↑)
上野香織選手(NECレッドロケッツ)0.63%(↓)



・西

久光製薬スプリングス 3.07%(-)
東レアローズ 2.15%(-)
トヨタ車体クインシーズ 2.08%(-)
JTマーヴェラス 1.63%(-)
岡山シーガルズ 1.52%(-)


・西ベスト3選手

岩坂名奈選手(久光製薬スプリングス)1.07%(-)
荒木絵里香選手(トヨタ車体クインシーズ)0.75%(-)
芥川愛加選手(JTマーヴェラス)0.67%(↑)


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東は全チームダウン。
2%台はデンソーとNEC。
アールブレヒト選手が2位にランクアップ。上野選手が3位にダウン。

西は久光が急上昇。東レ、トヨタ車体までが2%台。岩坂、荒木選手による上位争いは変わらず、芥川選手が3位にランクイン。



・トータル

久光製薬スプリングス 3.07%(↑)
デンソーエアリービーズ 2.62%(↑) 
NECレッドロケッツ 2.17%(↓)
東レアローズ 2.15%(↑)
トヨタ車体クインシーズ 2.08%(↑)
日立リヴァーレ 1.96%(↓)
埼玉上尾メディックス 1.89%(↓)
KUROBEアクアフェアリーズ 1.65%(↓)
PFUブルーキャッツ 1.63%(-)
JTマーヴェラス 1.63%(-)
岡山シーガルズ 1.52%(-)


こうして部門別にみると、各チームが何を重点的に強化してきたのか、その一端が分かる。


以上を踏まえた上で、現時点での暫定的な総合評価は…。


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1位.トヨタ車体クインシーズ(-) 
2位.久光製薬スプリングス(↑)
3位.東レアローズ(↑) 
4位.JTマーヴェラス (↑) 
5位.埼玉上尾メディックス(↓)
5位.KUROBEアクアフェアリーズ(↓)
5位.NECレッドロケッツ(↑)
5位.日立リヴァーレ(↑)
5位.デンソーエアリービーズ(↑)
10位.岡山シーガルズ(-)
11位.PFUブルーキャッツ(-)


これを東西に割り振ると…。

・東

1位.埼玉上尾メディックス(-)
1位.KUROBEアクアフェアリーズ(↑)
1位.NECレッドロケッツ(↑)
1位.日立リヴァーレ(↑)
1位.デンソーエアリービーズ(↑)
6位.PFUブルーキャッツ(-)



・西

1位.トヨタ車体クインシーズ(-) 
2位.久光製薬スプリングス(↑)
3位.東レアローズ(↑) 
4位.JTマーヴェラス (↓) 
10位.岡山シーガルズ(-)

東はデンソーと日立。
西はトヨタ車体と久光のパラメーターが上昇している。
特にトヨタ車体と久光の向上は秀逸で、さすが優勝争いのチームだけのことはある。
東レの場合、サーブ効果率が上がってサーブレシーブ成功率が下がっていたりするので、差し引きゼロ。

週末の参考にして貰いたい。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

少しずつ動いてきたストーブリーグ。

GSS東京サンビームズに新戦力の加入です。

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中條美月選手(中京大学)
久保亜宥美選手(国士舘大学)
山本紗貴選手(星槎道都大学)
中山瑞希選手(中央学院大学)


期待の新戦力です。これからの活躍に大いに期待したいです。