5分間で読み終わる、頑張るV-leagueの選手たちのショートストーリー。

第3回の今回は、日立リヴァーレの上坂瑠子選手です。


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かつて福井工大福井のエースとして
春高で活躍した上坂瑠子選手は
日立の次世代エースとして名乗りをあげた。

いずれは頭角を表す存在。
まだ少し先に思えた活躍の舞台は
比較的早い段階で訪れた。

今季より復活した渡邊久惠選手は
右手首の状態と相談しながらの出場。

今年の日立は体制一新。
栗原恵選手と佐藤あり紗選手
ジャクソン選手なと多くが退団。

特に栗原選手が抜けたレフトの育成は
チームにとって大きな問題。

そんな中、上坂選手にチャンスが巡ってくる。

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チームは昨年からエースとして活躍の
長内選手を始め、ミドルに転向の堀井選手。
同じく高卒ルーキーの入澤選手
ライトで活躍中の窪田選手と
今年からレギュラーリベロの齋藤加奈子選手と若手選手を積極起用。

オクム選手を負傷で欠く中、上坂選手へのチャンスは早い段階で訪れた。

開幕第二戦のKUROBEアクアフェアリーズとの一戦で第一セット途中から出場。第二セットはスタートから起用され、このセットのみながら9得点をあけ合格点を出すと、続くデンソーエアリービーズ戦では初の先発出場。1-3で敗れるも、ここでも12得点を上げて大きくアピール。

続くトヨタ車体クインシーズとの一戦では粘りを見せるも3-1で惜敗。上坂選手はチームトップの22得点を上げると、翌日のJTマーヴェラス戦でもスタートから出場。

この試合でも上坂選手は、長内選手ともに攻撃の軸としてチームを牽引。23得点を上げ、フルセット勝利に大きく貢献した。

次期エース候補としての道を歩み始めた。

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元々、サーブには定評のあった上坂選手。
現在のポジションは打ち屋としてのレフトだが、サーブレシーブもこなせる選手。

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ヤングリヴァーレがリーグを席巻する中で、上坂選手はその存在感をアピールし始めた。

明日を掴め。

勝負はこれから
未来はその掌の中。