国際試合というのは良いですね。

バレーボール選手にとっては、日の丸を付けて闘うのはひとつの夢ですから。

全日本男子はこのあと、アルゼンチン戦に第二次ラウンド進出を懸けて挑みます。

Japancelebrate


もうじき、全日本シーズンが終わるのも、少し寂しい気もします。

このブログが国内、特にV-leagueがメインなのでもうじき本格始動となりますが、どちらが表でも裏でもありません。

考えてみれば、アンダーカテゴリーを含め全日本にいく全ての選手の大多数はVリーガーです。

普段敵同士でも、この時だけは味方。
それも、ここでしか会えない仲間がいたりして、いいですよね。


昨日の日本とタイのアジアカップをみて、ふと思いました。

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第一セットも、第三セットも日本が途中まで押していて、最後逆転されました。

あの差はなんだろう、ってふと考えたとき、負ける悔しさを誰よりも理解しているのはタイなのではないか、ふと、そう思いました。

日本とは因縁が深く、古くはロンドンオリンピックのOQTでもそうですし、2013年のアジア選手権、グラチャンでもストレートとはいえかなり苦戦しました。

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そして今でも語り草のリオデジャネイロオリンピックのOQT。

昨年はワールドグランプリの初戦でいきなりフルセット。

そして、アジア選手権でもフルセット。

今年もネーションズリーグでフルセット。

その鬱憤を晴らすかのように
アジアクラブ選手権の決勝戦。

アジア競技大会での全日本シニアへのストレート勝利。

そして、昨日アジアカップ。

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これまでの下積みが報われたかのような勝利です。


このチームの偉いところは、いつもおおよそ同じメンバーで何年も闘い、世代交代もしながらより精度を高めていくところです。

付け焼き刃ではないので、一年や二年そこいらのチームでは歯が立たないのはよくわかります。

あまり話題になりませんでしたが、昨年のワールドグランプリにて日本より先にブラジルにストレート勝ちを収めてますし、チームは充実期に入っています。

とはいえ、世界では高さがないので苦戦必至ですが、負けても笑顔を失わない明るさがあるのも魅力的です。

そういう意味では、昨日の全日本女子バレーボールチームも伸び伸び闘ってました。

タイの攻撃が多彩なので、それに引き込まれてやりなれないことをしようとしてコンビが合わず、という場面もありましたが、全員がなんのしがらみもなく、ただひたすら勝ちたいが故に必死に闘う。

勝負事はあれでいいんだ、と思います。

今年の全日本シニアは苦戦続きで、結果に恵まれていません。

ことあるごとに負けて悔しい、のコメントを聞きますが

勝ちたいのは誰もが一緒。
負けて悔しいのは誰もが一緒。

感じ方と捉え方に個人差があるだけ。

ただひたすら、勝つために集中し、機転を用い、これまで培った引き出しを開ける。

勝つための分析や指示を送るのが監督、コーチの役割。

そして、一番大事なのは謙虚になること。

なまじ、自分たちは強いなどと錯覚すると、余計な綻びが出るばかり。

自分たちは強くないから、必死でやる。

ただ、それだけが大事なのではないか、と昨日のタイ戦で感じました。

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余計なプライドはいりません。
弱いから強くなりたい。
勝ちたいから強くなりたい。
その積み重ねと、
創意と工夫だけと思います。

前述の通り、再三煮え湯を呑まされてきた執念の差というものはあったかもしれませんが、相手も同じ人間。

自分たちも辛い時は相手も辛い。

息詰まったら深呼吸して、そのことを思い出すぐらいで丁度良いかもしれません。


かつて、F1の名伯楽と呼ばれた
ケン・ティレルさんは晩年
「夢は勝つことだ。それは永遠に変わらないだろう」と少年のように語りました。

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勝負事にとって、勝ちは永遠の夢。

もしかしたら、タイの代表チームも同じ考え方かもしれませんね。