大勝負前というのは、なんとも心地よい。

今日は全日本男子が世界選手権の第二次ラウンドを懸けてのベルギー戦。

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アジアカップは開幕戦の中国戦。
いずれもこれから始まる。 

近頃はライブ配信の規制が厳しいのか、配信媒体が見つけられないケースが増えた。

いずれにしても公式のものではなく、FIVBも世界選手権の放映権がTBSに帰属することもあって、日本、イタリア、フランスには動画配信は最短でも24時間後。
 
タイの動画配信も規制が掛かっている。
面倒くさい。

バレーボールの動画配信は近頃かなりいびつで、男子のアジアカップはDAZNで配信されても、女子はなし。

なんでもいいから、もう少しスッキリさせてほしい(-""-;)


それはさておき。

テニスから派生したチャレンジシステムは、バレーボールでも定着し、プロ野球では今年からリクエストという同様のシステムが導入された。

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あれは試合にワンクッション入れるとともに、会場が盛り上がる。

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バレーボールではタイムがわりに使われることが多いが、リオデジャネイロオリンピックの時はテクニカルタイムアウトが削除され、戸惑った部分もあるだろう。

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それはさておき。

微妙な判定が確認出来るのだから、良いシステムではある。

実は大相撲でも、この微妙な判定が原因でビデオ判定で導入された。 

1969年(昭44)春場所2日目、横綱大鵬の連勝を45で止める金星を挙げた。この一番は「世紀の大誤審」としても語り継がれている。

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日本相撲協会は、この翌場所からビデオ判定を導入した。大鵬-戸田戦が導入のきっかけとも言われている。

戸田は立ち合いから右のど輪で大鵬を攻め込み、相手の上体を起こした。突き落としで横綱の体勢を崩し、休まず頭をつけ、俵づたいに回り込む大鵬を押し出した。押し出す直前、戸田の右足が土俵外に出ていたため、行司の22代式守伊之助は大鵬に軍配を上げた。しかし物言いが付き、協議の末、行司軍配差し違えで戸田の勝利となった。

ところが、NHKは午後7時からのニュースで、この一番をスローモーションで放送。誤審が明らかになると、大きな騒ぎになった。相撲協会には抗議の電話が相次ぎ、大鵬が所属する二所ノ関部屋宿舎には「タイホウが勝っていた。気を落とすな」との電報まで届いた。

テニスのチャレンジシステムが導入されたのは、それよりもかなり後年のことなので、日本は結果としてかなり先を行っていることになる。

例えば昨年のワールドリーグ。

グループ2にはチャレンジシステムがなく、誤審につぐ誤審で日本は中国に敗れた屈辱の一戦があった。

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チャレンジシステムは複数のカメラが必要なため、V-leagueでも昨年はプレミアだけのシステムだった。

ただ、今日の目覚ましいテクノロジーの進化を思えば、簡易的なチャレンジシステムの開発もそう遠くないと思える。

自動車でもバックカメラが導入されてから、現在ではドライブレコーダーをはじめ、自動運転システムまで存在する。

そう遠くない未来、小中校のバレーボールでも普通にチャレンジシステムが存在するのかもしれない。