さすがに世界選手権が夜中の2時半からということで、今日は眠かったです…😪💤

ただ、負けても良い試合というか、これから登っていくチームらしい、先行き可能性のある試合で、見ていて楽しかったです。

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今の全日本男子を見ていると、プレイボールという野球漫画を思い出しました。

結構古い野球漫画ですが、現在、続編が作られています。

おおまかなあらすじを申しますと…。

主人公の谷口タカオ君は、中学時代野球の全日本選手権で優勝を勝ち取ったキャプテンながら、宿敵・青葉学院との一戦で骨折しながら無理にプレイを続けた結果、人差し指が曲がってしまい、野球が出来なくなっていました。

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高校では毎日、野球部の練習を見学するのが日課だった頃、サッカー部にスカウトされるとみるみるうちに上達し、レギュラーを勝ち取るまでに成長します。

しかし、どうしても野球が忘れられない谷口君は、少年野球の審判をしているところをサッカー部のキャプテンにみられ、野球部への移籍を決意します。

はじめ、ボールが投げられなかった谷口君はワンバウンドの投球を練習し、やがてダイレクトで投げられるようになるのですが、人差し指をかばって投げるうちに、いつの間にかフォークボールをマスターし、リリーフながら強豪校を手玉に取る存在となります。

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そして、フォークの投げすぎで肩に炎症をおこし、接骨院に通ったところ、曲がった指が手術で治せることが分かり、ついに本格的な野球への復帰を果たし、活躍していくストーリーです。

で、この谷口君の話と、全日本男子のどこに同じものを感じたのかと申しますと、谷口君はとにかくひたむきな選手で、彼の努力を惜しまない姿にチームが引っ張られ、いつの間にか「奴の言葉を聞いていると、負ける気がしなくなるんだよな」と言われるまでの存在になっていくところです。

スポーツは努力する人、前向きな人がリーダーシップを取ることで引っ張られたりします。

谷口君は元々小柄なほうながら、努力、努力で困難を克服するタイプの選手で、周りが諦め顔でも谷口君のひたむきさについ、引っ張られていき、所属する墨谷高校は「俺たちゃ、野球がやれればそれでいい」という程度の弱小校だったのが、東京都大会でも五回戦にまで進出する強豪校へと名を連ねて行く存在となります。

今の全日本男子は、やるたびに強くなる手応えを見ていて感じており、負けても、次はいける、という手応えを感じずにはいられません。その姿に、谷口君のひたむきな姿と被るものがあります。

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勿論、ネット媒体の記事にはストレート負けを喫す、の一言でかたずけられていますが、バレーボールファンにとって、今の全日本男子はかつてない手応えを感じている筈です。

おそらく、近年では最強チームになるのでは、という期待を抱かずにはいられません。

前述の谷口君の話ではありませんが、全員が希望を持って闘っている、そんな雰囲気が感じられますし、西田、大竹選手など、次世代のエースも揃ってきましたので、諦めずに努力していけば、壁を乗り越えられる、そんな期待を抱いてしまいます。 

こういう雰囲気はだそうとしても、出せるものではありません。

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明日に繋がる手応えというのは、あとはひたむきに努力することで勝ち得るものなのかもしれません。

そう、昨日の試合は谷口君的にいえば 
「そうですよ、イタリアは僕らにだって勝てない相手じゃないってことです」

この谷口君のセリフが、昨日のイタリア戦で頭をよぎりました。