久しぶりに日本らしいバレーボールを見た。
それも初めからではない。

少しずつ、少しずつ
セットを追うごとに良くなっていく。

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新鍋選手と内瀬戸選手が代わり
セッターも田代選手から冨永選手に代わる。

新鍋、内瀬戸選手をサーブレシーブの軸に据え、サーブレシーブの安定と
黒後選手を攻撃の軸に据え、
エースのいるバレーが展開される。

それも、相手ブロックでリバウンドを取り
しつこく攻撃を仕掛け
相手のミスを誘う。

要所で奥村選手のクイックや島村選手のブロードが決まる。

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粘りとエースを軸のコンビネーション。
これが日本のバレーだ。

今年は不完全燃焼のような試合が多く、勝ってもスッキリしない状況が続いたが、これをひとつの弾みにしたい。

何よりも、古賀選手を温存したまま勝てたのは大きな収穫である。

勝利の余韻も束の間、明日は最大の大敵・中国が待っている。

現体制になってから、フルメンバーの中国には一度も勝っていない。この香港ラウンドから遂にシュ・ティ選手も稼働する。

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果たして、どこまで迫れるか？
ブロックの上からねじ伏せるようなアタックで敗れた昨年のリベンジ目指し、明日も好ゲームを期待する。