いよいよ黒鷲旗大会が目前に迫っている。

そんな最中ではあるが、既に次の大会に向けての動きも見えてきた。

黒鷲旗大会が春のオールスター戦なら、年末を飾る冬のオールスター戦が天皇杯・皇后杯。

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競馬に例えると、黒鷲旗大会が全日本選手抜きのハンデ戦なら、天皇杯・皇后杯は各カテゴリーのベストメンバーが集まる定量戦。

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中学生以上、全国の高校、大学、クラブチーム、Vリーグ各カテゴリーのトップチームが一同に介する夢舞台。番狂わせや予想外の展開も、同大会の魅力のひとつで、長岡望悠選手率いる東九州龍谷高校がNECレッドロケッツを3-2のフルセットで、パイオニアレッドウイングスを3-1で下して準決勝へ進出。久光製薬スプリングスとの準決勝では1-3で敗れたものの高校チームとしては空前の快進撃を見せ、以後はその久光の一員としてチームの5連覇に貢献していくのです。

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歴代通算では、その久光製薬スプリングスが過去最多の6回優勝、昨年まで5連覇を達成していましたが、昨年の準々決勝、久光とデンソーの試合では、第一セットを25-23の僅差で先制したデンソーエアリービーズが続く第二セットも18-24から大逆転で27-25で第二セットを奪い、フルセットの末敗退する番狂わせ。

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勢いに乗ったデンソーはトヨタ車体との同門対決となり、こちらものフルセットの熱戦を制しトヨタ車体が通算2回目の優勝を飾っています。


・天皇杯・皇后杯 歴代優勝チーム


2007年:東レアローズ

2008年:トヨタ車体クインシーズ

2009年:久光製薬スプリングス

2010年:デンソーエアリービーズ

2011年:東レアローズ(2)

2012年:久光製薬スプリングス(2)

2013年:久光製薬スプリングス(3)

2014年:久光製薬スプリングス(4)

2015年:久光製薬スプリングス(5)

2016年:久光製薬スプリングス(6)

2017年:トヨタ車体クインシーズ(2)


・過去優勝回数

久光製薬スプリングス(6)

東レアローズ(2)

トヨタ車体クインシーズ(2)

デンソーエアリービーズ(1)


さて、今年平成30年度の天皇杯・皇后杯の実施要項が発表されている。

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・大会概要 

・大会の歴史と経緯

昭和25年(1950年)に全日本9人制選手権大会に下賜されて以来、その賜杯は日本国内における最高のチームに授与され続け、数々の試合や選手たちに栄誉を与えてまいりました。

・出場資格

公益財団法人日本バレーボール協会に有効に登録されていれば誰でも参加することが可能であり、平成30年度公益財団法人日本バレーボール協会個人登録規程により有効に登録されたチームおよび選手で構成された中学生以上のチーム。

・使用球

JVA国内競技会使用球
男子はミカサ製(MVA300)
女子はモルテン製(V5M5000)


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・日程

都道府県ラウンド:
平成30年4月~7月
各県内体育館

ブロックラウンド:
平成30年9月~10月各ブロック内体育館

ファイナルラウンド:
第1週:平成30年12月14日(金)〜16日(日)
武蔵野の森総合スポーツプラザ

第2週:平成30年12月22日(土)・23日(日・祝)大田区総合体育館

今年まではファイナルラウンド第一週が東京体育館、第二週が大田区総合体育館でしたが
東京体育館が改修工事のため、今年は武蔵野の森総合スポーツプラザに変更となります。

・アクセス  

武蔵野の森総合スポーツプラザ
〒182-0032 東京都調布市西町290-11

京王線飛田給駅より徒歩5分、西武多摩川線多磨駅より徒歩20分。

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※大田区総合体育館については、「バレートーーク!⑨ 観戦あるあるトーク②」を参照→ http://volleyballplayer.blog.jp/archives/28455993.html

既に都道府県ラウンドは始まっており、4月まで各都道府県の代表の座を懸けて全国各地で熱戦が展開されます。


・当面の日程

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都道府県ラウンド  


・北海道
7月14日(土)・15日(日)北海道科学大学  


・東北

青森:
7月7日(土)・8日(日)
青森市内高等学校  

岩手:
6月30日(土)・7月1日(日)
盛岡市渋民運動公園総合体育館 他  

秋田:
7月21日(土)・22日(日)
横手市増田体育館  

山形:
7月14日(土)・15日(日)
小真木原総合体育館  

宮城:
7月15日(日)
多賀城市総合体育館  

福島:
7月21日(土)・22日(日)
福島県立郡山北工業高等学校  



・関東

茨城:
7月15日(日)
男子:未定 
女子:結城市鹿窪運動公園かなくぼ総合体育館  

栃木:
7月7日(土)
アリーナたぬま  

群馬:
7月8日(日)
ALSOKぐんまアリーナ  

埼玉:
7月15日(日)
所沢市民体育館  

千葉:
7月15日(日)
男子:順天堂大学 さくらキャンパス 
女子:淑徳大学 千葉キャンパス  

東京:
7月21日(土)・22日(日)
東京電機大学中学校高等学校  

神奈川:
7月1日(日)
小田原アリーナ  

山梨:
7月1日(日)
男子:南アルプス市若草体育館 
女子:富士川町民体育館  



・北信越

長野:
7月1日(日)
岡谷市総合体育館(スワンドーム) 他  

新潟:
7月29日(日)
長岡市立越路西小学校体育館  

富山:
7月8日(日)
男子:南砺市福野体育館 
女子:南砺市福光体育館   

石川:
7月8日(日)
男子:城東市民体育館 
女子:額谷ふれあい体育館  

福井:
7月8日(日)
男子:県立丹生高等学校体育館
女子:県立大野高等学校体育館  



・東海

静岡:
6月24日(日)
草薙総合運動場 このはなアリーナ  

愛知
男子:7月8日(日) 女子:7月21日(土)
男子:親水公園総合体育館 
女子:名古屋市枇杷島スポーツセンター  

岐阜:
6月24日(日)
男子:北方町総合体育館 
女子:岐阜市もえぎの里多目的体育館  

三重:
7月8日(日)
男子:伊勢学園高等学校体育館 
女子:皇學館大學体育館  



・近畿

滋賀:
6月17日(日)
ウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)  

京都:
7月15日(日)
龍谷大学体育館  

奈良:
7月15日(日)
桜井市芝運動公園総合体育館  

和歌山:
6月24日(日)
武道・体育センター和歌山ビッグウエーブ  

大阪:
7月7日(土)
岸和田市総合体育館  

兵庫:
7月15日(日)
男子:関西学院大学 
女子:兵庫大学付属須磨ノ浦高等学校  


・中国

鳥取:
6月10日(日)
男子:青谷町農業者トレーニングセンター 
女子:青谷町民体育館  

島根:
7月15日(日)
鹿島総合体育館  

岡山:
7月15日(日)
岡山市総合文化体育館  

広島
7月14日(土)・15日(日)
広島グリーンアリーナ小体育館  

山口:
7月14日(土)
男子:山口県立豊浦高等学校 
女子:山口県立下関南高等学校  


・四国

香川:
4月29日(日・祝)
善通寺市民体育館 *結果は別途掲載

徳島:
5月4日(金・祝)・5日(土・祝) 
健祥会パートナー  

愛媛:
男子:7月21日(土) 
女子:7月22日(日)
男子:愛媛県総合運動公園体育館 
女子:松前公園体育館  

高知:
4月29日(日・祝)
高知大学 *結果は別途掲載


・九州

福岡:
6月30日(土)・7月1日(日)
男子:桂川町総合体育館、田川市総合体育館(30日)、桂川町総合体育館(1日) 
女子:西南学院高等学校(30日)、田川市総合体育館(1日)  

佐賀:
7月7日(土)・8日(日)
男子:嬉野市社会文化会館(リバティ)・佐賀県立塩田工業高等学校体育館 
女子:唐津市相知天徳の丘運動公園社会体育館・唐津市北波多社会体育館  

長崎:
7月1日(日)
男子:鎮西学院高等学校体育館 
女子:九州文化学園高等学校体育館  

熊本:
6月10日(日)
男子:山鹿市菊鹿多目的研修集会施設 
女子:山鹿市 菊鹿あんずの丘多目的体育館グリーンパルス  

大分:
7月7日(土)・8日(日)
男子:豊後大野市大原総合体育館 
女子:佐伯市総合体育館  

宮崎:
7月7日(土)・8日(日)
綾てるはドーム  

鹿児島
男子:7月7日(土) 
女子:7月7日(土)・8日(日)

男子:牧園アリーナ 
女子:伊集院総合体育館  

沖縄:
6月30日(土)・7月1日(日)
西原高等学校 西原町民体育館  

既に香川県、高知県の都道府県ラウンドは始まっており、各都道府県の代表チームがブロックラウンドに進出、そこで勝ち残ったチームがファイナルラウンドに進出します。


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例年通りですと、プレミアの各チームがシードですが、今年は今年のプレミア、もしくはV-1エントリーの各チームが出場するものと見られます。

国内の実施大会では予選も含め最大規模とスケールを誇る同大会を巡り、今年も熱い闘いが繰り広げられます。
黒鷲旗と併せ、こちらも目が離せません。