世界クラブ選手権の日程が決定しました。

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FIVB発表によりますと、男子の世界クラブ選手権は11月25日から12月2日まで、ポーランドで実施されるとのこと。女性は中国の浙江にて12月4日~12月9日に実施されるとのことです。

現時点では2018年と2019年に関しては、世界クラブ選手権は中国で開催されることが大筋決定しております。

V-1女子は11月3日(土)から開幕。
東西3回総当たり+交流戦があり、1レグ分交流戦に充てられる予定。
よって、今年の世界クラブ選手権は、時期的に2018/19V-Leagueシーズンとバッティングするため、12/8、9週はV-League年内最終週と世界クラブ選手権が同時に行われる贅沢な週となります。

尚、12/14~16、12/22~23からは天皇杯・皇后杯に突入するため、バレーボールファンにとって12月は大変多忙な時期となりそうです。



移籍公示リスト

このところ、退団人事が顕著です。
入社シーズンなので、それに伴う体制変更の多い時期なのは分かるのですが、結構驚きの人事がありました。

上記はVリーグ機構による恒例の移籍公示リストの最新版です。

また、Vリーグ機構申請前の各チーム発表による退団人事も含み、掲載してみようと思います。

今回はVプレミアリーグ編


・久光製薬スプリングス

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例年遅めです。久光は現在22名。やや多めですが、全日本に9名の選手が招集されており13名とギリギリなので、変化は少ないかも。
あれば、サマーリーグ前あたりに何らかのアクションがあるかもしれません。

また、コーチ兼アナリストの中村文哉さんが退団。これに伴い、元全日本コーチの 大久保茂和さんと境ブレイザーズより木場田和希さんの入閣が決まりました。


・退団:
中村文哉コーチ

・入団:
井上愛里沙選手
比金みなみ選手
中川美袖選手 

大久保茂和コーチ
木場田和希コーチ



・JTマーヴェラス

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こちらもまだです。現在18名。
全日本に4名の選手が招集されており、14名とギリギリ。少数精鋭、人数がほぼ一杯なので、動きは少ないかもしれません。

・退団:

・入団:
林琴奈選手
ヒックマン・ジャスティス選手



・トヨタ車体クインシーズ

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今のところ動きはないですが、現在20名。全日本に2名の選手が招集されており16名。若干の動きはあるかもしれません。

・退団:

・入団:
杉郁香選手
薮田美穂子選手
山形理沙子選手



・デンソーエアリービーズ

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今季限りで堀江彩選手、光原逸裕トレーナーの退団が発表されているデンソー。
全日本に1名の選手が招集されていますが、総勢23名と多め。動きはまだあるかもしれません。


・退団:
堀江彩選手
光原逸裕トレーナー

・入団:
東谷玲依奈選手
佐野玲奈選手
早坂梢依選手


・NECレッドロケッツ

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NECは現在17名。少数精鋭体制を敷いており、全日本には3名の選手が招集され14名とギリギリ。動きは少ないかもしれません。

・退団:

・入団:
山田二千華選手



・東レアローズ

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既に野村、中川選手の移籍希望が発表されている東レ。現在18名。全日本に2名の選手が招集されており、まだ若干動きがあるかもしれません。


・退団:
野村明日香選手、中川有美選手

・入団:
関菜々巳選手



・上尾メディックス

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既に近藤、辺野喜、小笹選手の3名の退団が発表されている上尾。スタッフの入れ替えも行われており、現在18名。全日本に3名の選手が招集されており、今後の動きは少ないかと思われます。

・退団:
近藤志歩選手、辺野喜未来選手、小笹奈津子選手、宮里知樹コーチ

・入団:
佐々木美空選手、若松歩実選手、椎名真子選手、岩澤実育選手、吉野優里選手、神谷零アナリスト、松山志帆マネージャー



・日立リヴァーレ

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既に栗原選手の退団が発表されていますが、現在20名。若干名の動きはあるかもしれません。


・退団:
栗原恵選手

・入団:
上坂瑠子選手、窪田美侑選手、入澤まい選手、巻口明日香選手



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来季はVリーグ再編の時期。
こうした背景もあり、移籍同意書の緩和の方向に進んでいるとのことです。

これまでは、選手が移籍する場合、所属チームの同意が得られない場合、引退、もしくは一年間を棒に振るケースも多く、移籍したくても出来ないケースが多々ありました。
 
今後はこうした制約を緩和すべきと思います。

プロ野球のドラフト制度やフリーエージェントのように、特定選手が偏らないようにしたり、一定期間Vリーグに在籍した場合の移籍の自由なども取り入れたほうが良さそうです。

現時点で移籍希望が表明されているVプレミアリーグの選手は栗原恵、野村明日香、中川有美選手の3名。

選手の移籍が増えると、リーグ戦の勢力図が都度塗り変わる可能性がございます。


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栗原選手については過去、触れさせて頂きましたが、例えば野村選手。

今季はサーブレシーブ要員として、或いは前衛でも活躍した貴重な大型パスヒッター。

潜在能力高く正直引く手あまたで、活躍の場は多数ございます。

来季のV-1で考えてみると…。


久光はアタッカーが揃っているので考えにくく…。

JTはサイドアタッカーが少ないので、大型パスヒッターの野村選手は渡りに船。

トヨタ車体はサイドアタッカーが多いので考えにくく…。

デンソーも同じく。

NECも同様。
  
上尾は転換期。サーブレシーブに難がある同チームなら大型サイドアタッカーの野村選手なら即エースになる可能性は十分。

日立はサイドアタッカーが揃っているので考えにくいものの、全くないという訳でも…。

岡山は人数はいすぎだが、高さのあるパスヒッターは喉から手が出るほど欲しいところ。

PFUの場合、点の取れるパスヒッターが揃うと足りないピースがピッタリ埋まる。

高さと大型サイドアタッカーが欲しいKUROBEならジョンソン選手と二枚看板になる可能性は大。


勿論、V-2ならどのチームでも引く手あまた。
特に来季以降の昇格を狙うチームのエース候補として迎えられるでしょう。


また、中川選手の場合、勝手な予想ながら海外移籍ではないかと思われます。

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何故ならば…。

中川選手は今季の成績からも日本トップクラス。全日本にも招集され、更なる飛躍を求めるなら、国内は考えにくい。

何よりも…。

V-1の各チームにはチームを代表するリベロがいて、国内移籍するとなるとV-2ぐらいしか考えにくいです。

やはりステップアップの時期を思えば海外というのが妥当な線。


上記はあくまで想像の範疇でしかありませんが、リーグが再編され、力の差を埋める必要がある以上、移籍はある程度多くなるかもしれません。

また、それによって従来とは異なる勢力図になる可能性も秘めています(続く)