昨年よりスタートした「彼女はバレーボーラー」の初期企画として存続する「バレーボール夜話」も昨日でしれっと500回目を越えました。

唯一の毎日ものなので、良く続いたな、と思いますが、何気に非常に重宝しています。

特に試合のある日は試合回顧として使用してますし、バレーボールに関係ないことも含め、軽い話から重めの話まで、かなりバラエティーに富んでいます。

それ以外の記事は比較的掲載内容が決まっているので、ある程度制約を設けていますが、
試合回顧と感想を切り離せるので便利ですね。一緒くただと不必要な情報が混雑し、読み辛いので、内容を整理してメリハリを付けるのに役にたってます。



さて、観てきました、2017/18 Vプレミアリーグ・ファイナル。

DSC02130

DSC02132

結論から言えば久光製薬スプリングスの完勝でした。

経験の差、決定力の違い。
全てにおいてワンランク上。
今季2回しか負けていないのは伊達ではありませんでした。

DSC02364

JTは林選手を思い切ってスタメンで起用しましたが、これはただ単に勝ち負けだけではなく、大舞台を経験させたいという吉原監督の親心もあったかもしれません。

ただ、惜しむらくは田中瑞稀選手が完調で試合に出ていたら少し違った結果になっていたかもしれません。

DSC02205

やはり、中々決めきれないとどうしてもミハイロビッチ選手に攻撃が偏ってしまいます。
やはりレフトやライトで決めきれないとどうしても頼ってしまう。相手に攻撃を読みきられてしまっているからドシャットを食らってしまう。

DSC02422

センターの速い攻撃を使って流れを変えたくても中々出来ず、レフトから目黒選手が打ち切ったり、林選手がバックアタックを決めたり、良いところもありましたが、厳しかったですね。

DSC02135

ただ、これは個人的に感じたことですが、まともにやっても勝てないことを悟り、やれるだけやろう、これで駄目ならしょうがない、という感じがJTにはあったように感じられ、サバサバした印象を受けました。

久光はファイナル3でも好調の石井選手良かったですね。

DSC02283

二段トスや崩れていてもしっかり打ち切るあたり一回り成長した印象があります。サーブレシーブを崩される場面もありましたが、攻撃に出ないあたりメンタル面でも強くなった印象があります。

_20180302_015302

あとは何と言ってもアキンラデウォ選手。
クロス方向でブロックされてきたと見るや、ワイドではなくショートで打ってきたり、コートの奥を狙ったり巧みです。
世界最高峰のミドルは難攻不落です。

DSC02304

DSC02259

野本選手も高さを利したアタックが効果的で、新鍋選手も要所で決めてきました。

このチームを破るのは容易ではないと思います。

今季勝ったのはJTとデンソーだけ。
それすら凄く感じる優勝でした。

DSC02495

久光製薬スプリングスの皆様、
並びにファンの皆様、優勝おめでとうございます。

DSC02499

ただ、真面目な話、アキンラデウォ選手が来季も久光に残留する場合、西にまわる各チームは相当苦労すると思います。

幸い、今年のデータがあるので来季は研究が進むと思いますが、それに今季の1、2位が揃い、もしトヨタ車体が加わると上位3チームが勢揃い。

大変な激戦区となりそうです。

また、最後の夢舞台・オールスター戦もメンバーが決まりました。左記を参照→Weekly Volleyball 別冊 2017/18 Vプレミアリーグ 最終結果 / オールスター戦 チーム分け

これから、全日本シーズンがいよいよ始まり、黒鷲旗も5月に待ち構えています。

少しだけこれからのことを綴りましたが、ともあれ長いシーズン、お疲れ様でした。