こいつはのんびりしている場合ではなさそうだ。

次なる闘いは、もう始まっている。
それは勿論、ファイナル3。

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JTは2週間のインターバルがあるが、悠長には構えていないだろう。
まずは今週末の、
久光とトヨタ車体によるファイナル3。

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昨年は久光と日立との間で行われ、久光の2勝となったため、ゴールデンセットは実施されなかったが、とにかく1勝1敗に持ち込めば成立する。

果たして、今年はどうか?

久光製薬・新鍋理沙「気持ちの弱さ、技術不足など、足りないものが多い」 JT・ミハイロヴィッチ「高いレベルのプレーが見せられてよかった」

NEC・柳田光綺「個人的な工夫やチーム力の部分で崩れてしまった」 トヨタ車体・荒木絵里香「ミドル中心で勝てたのは今までにないパターンだった」


「サーブで攻めてきて、ハイセットになった状況でブロックで仕留められる」という今村選手の言葉にある通り、それはまさに、全日本の課題そのもの。

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現在の全日本の根幹は久光バレーにある。
低くて早いパスからのレセプションアタックは、一本目で切り先手を取るためのもの。

そして、レセプションがサーブで崩されるとハイセットとなり、相手にバッチリブロック付かれてドシャット、となる。

緩いハイセット、或いは二段トスで決めきってくれるアタッカーがいるとチームは助かる。ブロックアウト、或いは相手ブロックを利用して吹っ飛ばすアタックで翻弄出来ると、得点力に幅が広がる。

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特に久光の場合、アキンラデウォ選手も含めクロス方向へのスパイクが多く、ワンタッチやレシーブの対策を練られていた。

JTはサーブレシーブの強化が顕著で、かつての泣き所は完全に改善されている。
久光戦でもサーブレシーブ成功率は70%と久光を上回った。

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僅か1週間足らずだが、時間はある。
その前にトヨタ車体との闘いが待っている。
まずはここを突破ことが先決だが…。

トヨタ車体の場合、ネリマン選手を軸に、ミドルで点が取れる展開に持ち込めるようになったことと、サーブの効果でブロックで得点力が上がっている相乗効果がある。

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反面、サーブレシーブがもう1つで、長所と短所がハッキリしている。竹田選手や村永選手が加わっているが、榊原選手が生命線。

チームに粘りが出てきたのは好材料。
あと一週間でどこまで詰められるか…。

まずは第一関門。
先勝はどちらか?

いよいよ2017/18Vプレミアリーグも大詰めを迎えている。