そろそろ全日本シーズンが近い。
昨年の人事を思えば、前年までにあらかたの候補を決めていて、最終的には年明け以降、ファイナルまでで人選が掛かっていた可能性は高い。
昨年で言えば、年明け以降に活躍した堀川真理選手。ファイナル3から獅子奮迅の働きを見せた野本梨佳選手が挙げられる。
全日本のシーズンインが近いこの段階ではあるが、独断と偏見で全日本候補を選んでみる。
・セッター
昨年招集組
冨永こよみ選手(上尾メディックス)
佐藤美弥選手(日立リヴァーレ)
宮下遥選手(岡山シーガルズ)
田中美咲選手(JTマーヴェラス)
昨年は中田監督新体制にして僅かに4人のセッター。大型セッターに着手がその理由だが、 実働は3人。
うち、昨年は冨永、佐藤美弥選手が主力として併用。
甲乙つかずの状態。
中田監督はシーズン終了後に「昨年実績のあった二人は考慮する」としながらも「他の選手も見てみたい」との談話。
では、昨年の代表以外では…。
・久光製薬スプリングス
栄絵理香選手
・トヨタ車体クインシーズ
比金桃子選手
・デンソーエアリービーズ
田原愛里選手
・東レアローズ
白井美沙紀選手
・PFUブルーキャッツ
正里菜選手
上記は期待値込みだが、あとは「身長」という部分がどう判断されるか?
田原選手は大きくないものの、速いトス回しには定評があり、デンソーの活躍次第では全日本入りも夢ではない。
それは比金選手、栄選手も同様。
白井選手はまだ、純然たるレギュラーではないが、大型セッターとして期待は大きい。
正選手はJAぎふを3位に押し上げた手腕もあり、NECを1年足らずで出て、PFUに新天地を求めた。今季の活躍もあり、評価されるべき選手と思われる。
あとは、全日本選手とのマッチング。
代表アタッカーの多いチームでは慣れてるセッターの方が有利。
そこがどう判断されるか…。
・ウイングスパイカー
昨年招集組
石井里沙選手(デンソーエアリービーズ)
新鍋理沙選手(久光製薬スプリングス)
石井優希選手(久光製薬スプリングス)
野本梨佳選手(久光製薬スプリングス)
内瀬戸真実選手(ヘルマエア・オリビア)
堀川真理選手(東レアローズ)
鍋谷友理枝選手(デンソーエアリービーズ)
古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)
長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)
高橋沙織選手(トヨタ車体クインシーズ)
井上愛里沙選手(久光製薬スプリングス)
田中瑞稀選手(JTマーヴェラス)
黒後愛選手(東レアローズ)
昨年の全日本の特徴としては、何らかの理由でそれまで全日本から外れていたミドルエイジの選手が主力だったこと。
昨年の主力のうち、何人かが、東京オリンピックへの主力として活躍していくことになる。
古賀、新鍋、鍋谷、内瀬戸選手が昨年の主力。
長岡選手はファイナルまでには試運転とのこと。景気よくベストスコアで文句なしの全日本を決めたいところ。
果たして今年、どういった編成となっていくか…。
では、昨年の代表以外では…。
今村優香選手(久光製薬スプリングス)
小田桃香選手(トヨタ車体クインシーズ)
村永奈央選手(トヨタ車体クインシーズ)
坂本奈々香選手(デンソーエアリービーズ)
工藤嶺選手(デンソーエアリービーズ)
柳田光綺選手(NECレッドロケッツ)
山内美咲選手(NECレッドロケッツ)
廣瀬七海選手(NECレッドロケッツ)
荒谷栞選手(NECレッドロケッツ)
上記の選手は全員、全日本のユースやジュニア、ユニバやU-23などで活躍した選手。
言うなれば、ステップアップを図る時期の選手。
今村選手は全日本シニア経験もあり、ユニバーシアードでの経験も豊富。今季の活躍をみる限り申し分なし。
小田、村永選手、坂本、工藤選手はファイナル6〜の活躍次第と言ったところ。
柳田選手は小柄という点で全日本シニアと縁がなかったが、今季はレフトにライトに、そしてサーブでもサーブレシーブでもマルチに活躍。今の全日本の求める人材としては高さ以外は申し分ない。山内選手は身体能力高く、サーブレシーブもこなす。
廣瀬選手は身体能力高く、器用さもあり、スケールの大きなアタッカーとしての期待大。得点力は証明済み。復帰明けでどこまで上げてこれるか?
荒谷選手はそのマルチぶりが注目されるプレイヤー。サイドでもミドルでもこなし、サーブレシーブもOK。全日本の求める条件は十分。
あくまで候補なので、実際はどうなるかわからない。ただ、確実なのはこの中の何人かは、今年の全日本で活躍するということ…。(続く)
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