天皇杯・皇后杯がトヨタ車体の優勝で幕を閉じた中、次なる日本一は中学、高校日本一。

年明けの春高を前に、全中こと全国都道府県対抗中学大会が本日より開幕(昨日は開幕式のみ)します。

joc_archrogov_rogo_k

本大会はJOCジュニアオリンピックカップとして次世代を担うバレーボール選手を育成する目的を兼ねており、ここで華々しい活躍をした選手が高校進学後、強化指定選手として次のオリンピックで活躍する選手を抽出する登竜門的大会です。

TNK20317

28


大会公式HPはこちらから→ http://www.eonet.ne.jp/~joccup-chugakuvb/top.html
_20171226_072235



・日程


2017年12月25日(月)~2017年12月28日(木)

・会場  
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)(女子グループ戦、女子決勝トーナメント1~3回戦)  

・参加資格
 
各都道府県の中学校に在籍する生徒で、同一都道府県内で選抜されたチームであり、各都道府県バレーボール協会会長から推薦されたチーム。 

 平成29年度公益財団法人日本バレーボール協会「チーム加盟及び個人登録規程」により、「中学生男女」「ヤングクラブ男女」「U-14男女」等として有効に登録された選手及びベンチスタッフで構成され下記に該当するチーム。

(1)都道府県代表男女各47チーム 

(2)開催地(大阪府)男女1チーム

競技規則

平成29年度公益財団法人日本バレーボール協会6人制競技規則による。 

・ 使用球
 
女子は「ミカサMVA300」を使用する。

 ・競技方法
 
グループ戦の各組の1、2位が決勝トーナメントに出場する。
 

全試合3セットマッチとし、3位決定戦は行わない。

(25点ラリーポイント制とする。ただし、グループ戦のみ第3セットは15点制とする) 

・ 競技スケジュール
 
第1日12月25日(月)

15:30 代表者会議(大阪市中央体育館)
17:00 開会式(大阪市中央体育館) 

第2日12月26日(火)
 
10:00 女子グループ戦(エディオンアリーナ大阪) 

第3日12月27日(水)
 
10:00 女子決勝トーナメント戦1~3回戦(エディオンアリーナ大阪) 

第4日12月28日(木) 
 9:30 女子準決勝
11:00 女子決勝
14:30 閉会式
(第4日目の会場は大阪市中央体育館) 

グループ戦結果速報はこちらから→https://www.jva.or.jp/index.php/results/preliminary_round/355 



・グループ戦

・1組

愛知県
1-2
(19−25 25−19 11−15)
熊本県


熊本県
2-0
(25-13 25-16)
山形県

 
山形県
0-2
(23-25 14-25)
愛知県



・2組

富山県 
2-0
(25-19 25-20)
奈良県


奈良県
0-2
(9-25 20-25)
茨城県


茨城県
2-1
(25-19 18-25 16-14)
富山県


・3組

佐賀県
2-1
(25−15 19−25 15−12)
高知県
 

高知県
1-2
(25-20 14-25 7-15)
東京都


東京都
2-0
(25-11 25-19)
佐賀県


・4組 

山口県
2-0
(25−23 25−22)
京都府  


京都府
0-2
(19-25 17-25)
宮城県


宮城県
0-2
(20-25 21-25)
山口県


・5組

和歌山県
0-2
(14−25 12−25)
愛媛県


愛媛県
2-0
(27-25 27-25)
神奈川県


神奈川県
2-0
(25-15 25-11)
和歌山県


・6組

長野県
2-0
(25−19 25−14)
鳥取県 


鳥取県
2-0
(27-25 25-23)
沖縄県


沖縄県
0-2
(14-25 17-25)
長野県


・7組

宮崎県
0-2
(24−26 16−25)
北海道


北海道
0-2
(21-25 21-25)
新潟県
 

新潟県
0-2
(14-25 23-25)
宮崎県



・8組

滋賀県
2-1
(23-25 25-23 15-7)
山梨県


山梨県
2-0
(26-24 25-17)
岐阜県


岐阜県
0-2
(14-25 24-26)
滋賀県


・9組

埼玉県 
0-2
(11-25 22-25)
大分県

大分県
2-0
(25-19 25-17)
青森県


青森県 
0-2
(17-25 21-25)
埼玉県


・10組

兵庫県
0-2
(24-26 18-25)
岡山県


岡山県
2-0
(25-23 25-16)
静岡県


静岡県
2-0
(25-14 25-18)
兵庫県


・11組

広島県
2-0
(25−19 25−11)
香川県


香川県
0-2
(23-25 14-25)
大阪南

広島県
2-0
(25-17 25-16)
大阪南



・12組

群馬県
2-0
(25−19 25−23)
福島県


福島県
0-2
(17-25 15-25)
福岡県


福岡県
2-0
(25-11 25-6)
群馬県



・13組

大阪北
2-0
(25−19 25−21)
千葉県


千葉県
2-0
(25-21 25-17) 
福井県

大阪北
2-0
(25-17 25-15)
福井県


・14組

徳島県
0-2
(24-26 21−25)
長崎県


長崎県
0-2
(20-25 23-25)
岩手県

岩手県
0-2
(22-25 23-25)
徳島県


・15組

栃木県
2-0
(25−16 25−18)
島根県
  

島根県
0-2
(20-25 17-25)
三重県


三重県
2-0
(25-10 25-21)
栃木県



・16組

秋田県
1-2
(24−26 25−23 11−15)
鹿児島県


鹿児島県
1-2
(25-21 26-28 9-15)
石川県


石川県
2-0
(25-19 28-26)
秋田県


※結果は随時、更新いたします。

_20171226_221543



・明日のカード

決勝トーナメント 一回戦


熊本県
(1組1位)
vs
鹿児島県
(16組2位)


茨城県
(2組1位)
vs
栃木県
(15組2位)


東京都
(3組1位)
vs
徳島県
(14組2位)


山口県
(4組1位)
vs
千葉県
(13組2位)


愛媛県
(5組1位)
vs
群馬県
(12組2位)


長野県
(6組1位)
vs
大阪南
(11組2位)


北海道
(7組1位)
 vs
静岡県
(10組2位)


滋賀県 
(8組1位)
vs
埼玉県
(9組2位)


大分県
(9組1位)
vs
山梨県
(8組2位)


岡山県
(10組1位)
vs
宮崎県
(7組2位)


広島県
(11組1位)
vs
鳥取県
(6組2位)


福岡県
(12組1位)
vs
神奈川県
(5組2位)


大阪北
(13組1位)
vs
宮城県
(4組2位)


岩手県
(14組1位)
vs
佐賀県
(3組2位)


三重県
(15組1位)
vs
富山県
(2組2位)


石川県
(16組1位)
vs
愛知県
(1組2位)





バレーボールの世界は、典型的な女尊男卑社会である。

実際はそうではないのだが、序列的に女子のほうが扱いが上だ。

これは日本のバレーボールが、常に女子のほうが結果を出してきたからに他ならない。

そこには体力差という名の大きな壁がある。

image

image

男子のバレー、打球のスピードが速すぎるため、あまりラリーになりにくいのだが、女子の場合はワンタッチを取り、拾って繋いで、ラリーに持ち込み粘り勝つ、或いは相手のミスを誘う、サーブで崩して先手を取るなどの方法で世界と渡り合っている。

いずれにしても、国内での序列は女子が上で、掲載順も女子が先、男子があととなっている。

これは国際大会で活躍してきた実績が女子のほうが上だからやむを得ない部分は否めない。

ただ、そう見えてしまう部分も否めない。

例えば、昨年の全日本男子。
ワールドリーグではグループⅡながら準優勝を果たし、アジア選手権でも優勝。

初年度としては上々のスタートを切った。

ところが、ワールドリーグはBSのみの放送となり、アジア選手権に至っては決勝トーナメントのみDAZN配信。

ようやく地上波でオンエアされたグラチャンでは世界の列強と闘い、善戦するも敗れていく姿だけがクローズアップされる結果となった。

バレーボールファンからすれば、いささか気の毒に思えた。

それまでの相手とは、まるで格が違うからだ。

この大会ではミドルの出耒田選手をオポジットにコンバートしたり、小野寺選手を不慣れなレフトで起用したりと、まだ試験的に試している段階で、すぐに結果を求めるのも酷な部分は否めない。

image


実際、世界的に通用しているのは女子で、男子はこれから、という感はあるが、男子史上最高と言われる高さも揃い、大竹選手をオポジットへ、リベロの浅野選手をサイドで起用したり、他のポジションから選手を積極的にコンバートしたりと幅広い選手起用など明るい要素は沢山ある。
 
image

image

後は足りない経験値を上げ、熟練にまでレベルを上げていく部分をどう育成していくか。
 
バレー界の男女格差は結果によって埋まる。

事実、当初期待の薄かった男子のワールドカップでも全日本男子の連日の活躍で人気沸騰。石柳こと石川、柳田選手は日本バレー界を代表する人気・実力ともにトップ選手に成長した。 

953996f6

image

格差は結果で覆すのみ。

普段は女子が専門のため、男子を記事にすることは限られているが、男子バレーには結果次第で全てを覆す爆発力を秘めている。

実際、天皇杯のコートでも男子のほうが遥かに活気があり、お客さんも埋まっていたし、男子バレーはダイナミックで、理屈抜きに面白い。

これが女性からの声援のみならず、日本中を巻き込めるかどうかは、これからの活躍次第。

是非とも頑張って貰いたい。