女子バレーボールの世界。

人気のあるなしは、実力プラスルックスみたいな部分もあるのだが、本業はあくまでバレーボール。



バレーボール選手は芸能人ではないので、プレイで魅了するのが第一。

…なのだが、やはりファンは格好良い、可愛い女子選手を探しているのも、また事実。

人気に左右されるのものの一つとして、テレビ。

例えばフジテレビでは、女子アナをアイドル化する路線が一時は好評だったのだが、バブル期以前のようなイメージ優先のスタイルが不評で、衰退してしまった。



今の、物事の裏側を見たがるような時代では、イメージ先行の大風呂敷ではマッチしない。

それはさておき
人気の有無はこれから、各チームの観客動員に大きな影響がある。

実はスターの誕生は、角界の繁栄に大きな影響がある。

プロ野球で言えば、古くは長嶋茂雄さんが唯一無二のスター選手。



イチロー選手は長島さんほどスター性はないが、記録で突出しているので、どちらかと言えば王さんタイプ。



その昔の巨人が長島さんと王さんが揃い、V9を達成しているのだから、それは人気あるに決まっている。

日本に競馬ブームが起こった時は、いずれも地方競馬出身の「成り上がり」

ハイセイコーは地方・大井競馬出身。
オグリキャップも同じく地方・笠松競馬出身。





地方あがりの雑草が中央のエリートをばたばたとなぎ倒すその姿に、日本中が夢を見た。

スポーツ選手の活躍は、庶民にとって夢であり、大きな活力と経済効果をもたらす。

バレーボールでも、東レアローズが3連覇を達成。荒木、大山、木村、迫田選手らを擁し、黄金時代を築き、長岡、新鍋、岩坂、石井選手らを擁した久光が連覇。





Vリーグではこの2チームが二大高峰となっている。

東レは近年、優勝から遠ざかっているが、名将・菅野監督復帰２シーズン目。
そろそろ結果が欲しいところ。

スポーツだから結果ありきは変わらないのだが、繁栄するチームには実力と人気を兼ね備えたスター選手がいる。

木村沙織さんが文字通り、この数年のバレー界を背負ってたつ看板選手だったし、彼女の存在がバレーボールの集客にかなり貢献してきたのは事実。



実際、彼女の引退は一プレイヤーとしてのみならず、集客という側面からいってもチームにとっては大きな痛手であった筈。



幸い、東レは黒後愛選手という次世代のスター選手候補生を獲得し、育成している。 黒後選手は高校時代の実績も十分。 東レの看板選手への道を歩むだろう。




卓球界に福原愛ちゃんがいたように、バレー界の今後、愛ちゃんの名称は黒後選手が引き継ぐ。

ところで

東レのように大企業がバックのチームはともかく、基盤がそこまで頑強ではないチームだと、バリューのある選手の引退、離脱はチームの運営に大きく関わる。

特に全日本で活躍した選手は世間でのバリューが格段に上がる。
言うなれば、所属チームにとっては集客も含め、チームの宝。


例えば、岡山シーガルズに山口舞選手と宮下遥選手がいなくなってしまったら？




恐らく人気はがた落ちで、観客動員にかなりの影響が出るだろう。

これからスーパーリーグへと移行するＶリーグ。 最終的にホームアンドアウェイ方式になるならば、ホームチームの地域密着は勿論のこと、実力と人気を兼ね備えたスター選手の育成、或いは獲得が観客動員に影響する。

つまり、集客に一番重要な要素として次世代のスター選手の育成が必要不可欠になる。

それらを踏まえ、いわゆるＵ－２３に該当する、各チームの次世代スター候補生を何人かピックアップする。

木村沙織選手以降の、バレー界の看板選手は誰か？

各チームの繁栄は、選手それぞれの活躍と、チーム側のプッシュに掛かっている。