早いもので、リオデジャネイロオリンピックから、もう一年経った。

と言うことは、東京オリンピックまで、あと三年だ。
 
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案外、この3年間は中田監督の仰る通り、あっという間かもしれない。

正直、新生全日本女子バレーボールチームは、ここまで順調そのものなのだが、反面、まだ良く分からないところもある。

まだ、二大会だけだからだろう。

来年以降、どういった活動ベースになるのだろうか?

今年はモントルー・バレーマスターズや各種親善試合は皆無だった。
 
これまでの全日本は、どんどん世界を肌で積極的に感じるスタイルだった。

しかし、来年以降も今年同様のスタイルならば合宿期間を長くして、ぶっつけ本番、秘密主義のようなスタイルになるのかもしれない。

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このやり方は、ある意味理に叶っている。

前任の眞鍋監督は、明確な目標設定をし、ファンにも分かりやすかった。

ただ、勝ち負けに拘るなら、こちらの手の内を明かさないのは常道。

ただ、今のところ、チームの土台作りからはじめている印象が強い。

果たして、今年のメンバーそのままで固めていくのか、それとも毎年ある程度変化させていくのか、まだ分からない。

中田監督の古巣・久光製薬スプリングスはガッチリレギュラーが固定されていて、メンバー変更はあまりなかった。

あれを見る限り、ある程度固定しそうだが、今年は世界と闘うため、体力の消耗を抑える省エネバレーを取り入れている。

この方法が上手くいくと、レギュラーと控えの格差が少なくなり、誰が出ても活躍するし、いざというとき、機転が効く。

その前に、来年のヒントがグラチャンにあると見る。

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この大会で、今年の全日本の成果やこれからの方向性が見えてくるだろう。

個人的に注目しているのが、アメリカ戦。
これから日本が世界一を目指していく上で倒さなくてはならない相手。

そして、一度当たっているも中国だ。
アジア選手権は参考外なので今回、フルメンバーで来るなら、是非倒しておきたい相手。
 
もし、この2チームを倒してしまおうものならば、「こりゃ本物だ」と言うことになる。

その分、来年以降のマークもきつくなるかも知れないが…。

全てはグラチャンで分かる。