バレーボールは今、国内で国体のブロック予選。国外ではU-18世界ユース選手権の最中。
来週にはユニバーシアードが開幕し、9月に入れば、近畿総合選手権や天皇杯・皇后杯・ブロックラウンドや、全日本年内最終戦となるグラチャンなど、大会が盛りだくさん。

そして今、世間では夏の全国高校野球が大詰めを迎えている。

昨日、仙台育英と大阪桐蔭との一戦をテレビで観戦していたのだが、この試合、ワンプレーが命取りということを痛感させられた。

大阪桐蔭1-0。
ツーアウトで内野ゴロの送球の際、ファーストの脚が離れ、かろうじてセーフ。

ツーアウト満塁となり、仙台育英が左中間に長打を放ちサヨナラ勝ちを収めた。
九分九厘勝っていた大阪桐蔭が詰めを誤り、その数分後には勝者から一転して敗者となった。

勝負に油断は禁物、
まさに一瞬の隙だった。

九分九厘勝っていても、先のことは分からない。逆もまた然り。

今年の全日本では劣勢をひっくり返した逆転勝利が幾つも見られた。
オランダ戦、セルビア戦、ロシア戦、そしてタイ戦。

やはりタイは常に油断のならない相手。
昨年のOQTのことが忘れられない。

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このチームには日本バレーのエッセンスが漂う。それもその筈。

かつてタイチームを率いたキャテポン・ラッチャタギャングライ監督はかつての柳本監督の教え子。日本のコンビバレーを熟知している。

現在はダナイ・スイーワチャラメータワン監督に交代しているが、かつてはタイの代表チームでセカンドアシスタントコーチを務め、選手との呼吸もバッチリ。

コンビバレー主体になった全日本だが、高速コンビを得意とするタイはそれを苦にしなかった。


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これからも息の抜けないライバルとして好勝負を展開していくだろう。