今の全日本は対戦相手ごとにメンバーを変えている。
勿論、テストも兼ねていて、それでいて勝て、という。

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中田監督は、中々手厳しい。

一回ぐらい良くても、続々と入れ替わるから、選手は気が抜けない。
今のところ、固定されつつあるのはセッターとリベロの二名だけ。

サイドアタッカーとミドルは争奪戦。



まずサイド

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古賀、新鍋、鍋谷選手の三名が当確。
内瀬戸、野本、石井選手を加えた計6名が現在のベスメン。

編成も面白い。
眞鍋監督の時代、後半4年はライトは打ち屋:オポジットと相場が決まり、分業制だった。

今は新鍋、古賀選手に加え、鍋谷、内瀬戸選手らパスヒッターのみで構成されることも珍しくない。
攻守兼備型だ。

更にミドルもこなせる石井里沙選手はレセプションOK。
分業制からマルチプレイヤーの時代へ変化した。

内瀬戸選手は慣れてる佐藤選手の速いトスで本領を発揮し始めた。

野本選手が水を得た魚のように体重の乗ったスパイクを披露している。

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ただ、課題も多いようだ。

ラリー中、三本続けてレフトの内瀬戸選手にトスが上がった時があった。
ローテーションもあるが、中田監督も仰っていたように、ラリーになるとレフトしか攻撃がないのは辛い。センターかバックアタックで切りたい、という。

実際、バックアタックの頻度は増えている。
特に古賀選手のバックアタックの頻度が高い。あとはチームを牽引する不動の軸となれるかどうか。

セッターは冨永、佐藤選手の両名で安定した。

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昨日の試合でも冨永選手で6得点を上げるほか、アタッカーが古賀、新鍋、野本選手の三名がそれぞれ13得点。

荒木選手が9点、岩坂選手が8点と理想的な点の取り方をしている。


まだまだ課題はあるのだろうが、気になっているのはこれからのこと。

日本本来のコンビバレースタイルに戻し、レセプションアタックを主眼としたテンポの異なるセッターから多彩な攻撃を繰り出していけば、向こう2年間ぐらいまでは勝ち続けるかもしれない。

問題は3年後だ。

その頃になると、相手も対策を練ってくる。
手の内がバレてきた頃に出してくる次の一手だ。

それ次第で日本が本当に金メダルを獲れるかどうかが関わってくると見る。

今は実践テストと全体の強化。
果たして、このチームが見せてくれる次なる一手は?