堰を切ったかのように、物事が急展開する。
この2年ぐらいのバレー界はおおよそそんな感じ。

それも、バレー界とは言っても、日本バレーボール協会とVリーグ機構がらみの話に限られる。

インターハイが東九州龍谷高校の優勝に終わり、男子はこれよりアジア選手権を迎える最中、仙台ベルフィーユの譲渡問題が発表されて間もなく、今度はあわただしくチャレンジリーグⅠ、Ⅱの日程と、Vプレミアリーグの試合順についても発表された。

v2008-01


・2017/18V・プレミアリーグ
8チームによる3回戦総当たり制

・NECレッドロケッツ
・久光製薬スプリングス
・日立リヴァーレ
・JTマーヴェラス
・トヨタ車体クインシーズ
・東レアローズ
・デンソーエアリービーズ
・上尾メディックス



・2017/18V・チャレンジリーグⅠ
8チームによる3回戦総当たり制

岡山シーガルズ
PFUブルーキャッツ
フォレストリーブズ熊本
ヴィクトリーナ姫路
KUROBEアクアフェアリーズ
大野石油広島オイラーズ
JAぎふリオレーナ
トヨタ自動車ヴァルキューレ

・2017/18V・チャレンジリーグⅡ 
6チームによる3回戦総当たり制

柏エンゼルクロス
ブレス浜松
群馬銀行グリーンウイングス
プレステージインターナショナル・アランマーレ
GSS東京サンビームズ
大阪スーペリアーズ


■開催期間
・V・プレミアリーグ

image


・V・レギュラーラウンド
2017年10月21日(土)~2018年1月28日(日)

P



・V・ファイナルステージ
ファイナル6
2018年2月10日(土)~2018年2月28日(日)

ファイナル3
2018年3月3日(土)~4日(日)

ファイナル
2018年3月10日(土)、17日(土)or18日(日)


■V・チャレンジリーグⅠ
2017年11月4日(土)~2018年2月25日(日)

15965508_1143015525816024_7590037210086233478_n


1



■V・チャレンジリーグⅡ
2017年11月4日(土)~2018年2月17日(土)

AX1Q1008-min


2


※今シーズンは、2018/19シーズンからの新リーグ移行に伴い、V・チャレンジマッチ、V・チャレンジリーグ入替戦は開催なし。

■競技方法・順位決定方法 (V・チャレンジリーグⅠ、V・チャレンジリーグⅡ)

・順位決定方法: 

(1)ポイント制を導入し、試合結果により次のポイントを付与する。
条件 ポイント
「3-0」もしくは「3-1」での勝利 3点
「3―2」での勝利 2点
「2-3」での敗戦 1点
「0-3」もしくは「1-3」での敗戦 0点

(2)リーグ戦の順位は、獲得したポイントの高いチームを上位とする。2つあるいはそれ以上のチームの獲得ポイントが並んだ場合は、勝率の高いチーム、勝率も同率の場合はセット率、セット率も同率の場合は得点率の高いチームを上位とする。尚、得点率も同率となった場合は、当該チーム間での計算を行い、ポイント、勝率、セット率、得点率の順で上位チームを決める。

(3)棄権または何らかの理由で不戦敗となった場合は、0-25、0-25、0-25で敗戦したものと見なす。


まず、今回の発表で最も驚いたのが試合形式。
プレミア同様、ホームアンドアウェイ形式を意識したものとなっていることだ。

チャレンジリーグⅠに関しては、地域密着型への移行テストという形で、首都圏は勿論、北海道、東北、関東での開催は一切なし。

image


姫路ヴィクトリーナのホームである兵庫県での試合が2試合、眞鍋GMゆかりの薩摩河内での開催が2試合組まれている他、中部より以西、近畿、中国、九州に偏っている。

また、チャレンジリーグⅡにも変動が見られた。
編成そのものに大きな変化はないが、注目は開催会場。

image


GSSのホームである東京は港区をはじめ、浜松、群馬、千葉など、やはりホームアンドアウェイ形式を意識したもの。

柏大会では柏VS大阪、柏VSプレステージのワンマッチ興行が試験的に組まれている。


恐らく、Vリーグの開催日程に合わせて事前に組まれていたものと思われるが、ファンは元より、チーム、選手からも不満の声が上がっているこの形式は、実際のところどうなのだろう?

実際に試合を見に行った側の立場で書かせて頂くと、柏エンゼルクロスの地元・柏は筆者の地元で、どちらかといえばJリーグの柏レイソル一色で、バレーボールの地域密着が難しい地域。

昨年も大入りだったのはデンソーVS上尾の一戦や、デンソーなど人気チームが参加した時だけ。
基本、それ以外はガラガラだった。

そこへもってきてワンマッチ興行はどうなのだろう?
正直、入場料をかなり抑えて、宣伝に力を入れないと難しいのでは?

柏のみならず、首都圏や大都市圏では地域密着が難しく、競合となる競技が強い地域ではなかなか難しい。可能なのはある程度バリューのあるチームや元から地域密着に成功している群馬銀行やプレステージなどのチーム。

image


地方は娯楽が少ないので、その点をうまく生かせば地域密着は成功するが、前述の通り、他競技が浸透している自治体や首都圏の新興チームの成功が正直難しく、自治体からのバックアップが密でないと難しい、ということを改めて思い知らされる。

仙台ベルフィーユのことを思い起こして貰いたい。当地にはプロ野球・楽天ゴールデンイーグルスがいて、既に地域密着に成功してしまっている。やはり両立は難しい。

恐らく、運営側は観戦そのものは地域密着。それ以外の行けない地域の方はDAZNで、というのが目論見らしい。

このやり方はF1と同じで、サーキットに来る観客よりも10億人以上が見るという映像配信の収益がメインらしい。

ただ、地域密着の成功、失敗がチームによってかなり格差が出そうで、果たして捕らぬ狸の皮算用にならなければよいが、というのが率直な意見。

ただ、カンファレンス制にはチームの遠征費を抑え、移動時間を軽減出来るメリットもある。
恐らく、地域密着の成否のデータを早めに欲しいと考えての試験的なカード割と言える。

果たして、来季も引き続き、嵐の船出、結果オーライになるのだろうか?
正直、なんとも言い難い。