来季2017/18シーズンはVリーグのラストシーズンだ。

以後、2018/19シーズンよりVリーグはスーパーリーグと名前を変え、東西2リーグ制へと以降する。

その来季、各チームがどう変わっていくか、まずそれを占っていく。

第1回目の今回は2016/17シーズンのチャンピオンチーム・NECレッドロケッツ。

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まず、NECは今季限りで近江、鳥越、ニコロバ、佐川、正選手の5名を失った。

噂された外国人選手の獲得も白紙の状態であり、これからシーズンインまでどうなるか、興味深いところ。

それらを踏まえると、現時点でのメンバーは以下の通り。

・ウイングスパイカー

古賀紗理那選手
小山綾菜選手
柳田光綺選手
廣瀬七海選手
山内美咲選手


・ミドルブロッカー

大野果奈選手
島村春世選手
上野香織選手
家高七央子選手
荒谷栞選手(WS兼用)

・セッター

山口かなめ選手
奥山優奈選手
篠原沙耶香選手
塚田しおり選手


・リベロ

岩崎紗也加選手
小島満菜美選手


現状、リベロが2人ぴったりなことを除けば、このままシーズンインしても大丈夫なことは大丈夫、だが。

各ポジション別の問題点を言うと…。


まず、ウイングスパイカー。

パスヒッターから。

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古賀選手が軸として動いていくのは間違いないだろう。

問題は、近江選手の抜けた穴。

・小山選手は昨季から近江選手の控えとして活躍していた。

・廣瀬選手はいずれNECを背負ってたつ選手。あとはサーブレシーブ。

・山内選手は既にピンチサーバーとして活躍し、アジアU-23でもMVPを獲得。有力候補。

・荒谷選手をパスヒッターで使う手もある。元々レセプションも出来るミドル。


この4人のいずれかとなろう。


・オポジット

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外国人選手獲得の方向性次第だが、柳田選手は外せない。廣瀬選手と兼用という可能性も。


・ミドルブロッカー

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島村選手は不動。大野選手が手術に踏み切り、どのぐらいで復帰出来るか不明。よって、代役を立てる可能性も。

・やはり一番手はもっか伸び盛りの上野香織選手。ピンチサーバーでも活躍し、今年はレギュラーに食い込むチャンス。

・家高選手にとってもチャンス。ここは上野選手同様、飛躍の年にしたい。

・起用で自在性のある荒谷選手も面白い存在。今年のNECの浮沈を握る存在になるかもしれない。


・セッター

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山口選手を加え、実に4名ものセッターが在籍する。故障から復帰した奥山選手が一番手。あとは若い篠原、塚田選手が食い込んでいけるか。


・リベロ

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鳥越選手引退のあとを受けるのは岩崎選手。
そしてルーキーの小島選手。
人数ピッタリが気になるが、来季はこの二人が務めていく。


以上のことを踏まえた暫定オーダーは…。


小山(山内)    島村   柳田

山口      上野(大野) 古賀

L:岩崎

スパイカーとミドルは数が揃っているが、あとは近江選手が抜けて、チーム力の低下を阻止出来るか?

やはり、山口、岩崎、島村、古賀選手が中心となりチームをもり立てていかなくてはならない。

特に古賀選手は名実ともにエースとなり、これからのNECを背負っていかなくてはならない。

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全日本でも、NECでも古賀選手の比重は大きい。廣瀬選手や山内選手、荒谷選手などポテンシャルの高い選手も多く、チームがどれだけ能力を引き出していくかが鍵。

前半から中盤までのスタートダッシュか鍵。
辛抱の一年になるかもしれないが、まずは来期へのしっかりとした土台作り。

連覇に向けて、頑張れ、NECレッドロケッツ。