ワクフバンクの優勝に終わった世界クラブ選手権。

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日本はNECレッドロケッツが7位、久光製薬スプリングスが8位とほろ苦い結果に終わった。

落差の大きなサーブと高さとパワーに蹂躙され、厳しい大会となったが、最終順位と個人賞について改めて記載する。

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優勝:ワクフバンク・イスタンブール(トルコ)
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準優勝:レクソナ(ブラジル)
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3位:ヴォレロ・チューリヒ(スイス)
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4位:エジザジュバシュ・イスタンブール(トルコ)
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5位:ディナモ・モスクワ(ロシア)
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6位:ネスレ・オザスコ(ブラジル)
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7位:NECレッドロケッツ(日本)
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8位:久光製薬スプリングス(日本)
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<個人賞受賞一覧>

・ベストアウトサイドスパイカー賞

シュ・テイ選手(ワクフバンク・イスタンブール)

ガブリエラ・ギマラエス 選手(レクソナ)



・ベストミドルブロッカー賞

マヤ・ポリャク選手(ディナモ・モスクワ)

キュブラ・アクマン選手(ワクフバンク・イスタンブール)



・ベストリベロ賞

シルビア・ポポビッチ選手(ヴォレロ・チューリヒ)


・ベストセッター賞

山口かなめ選手(NECレッドロケッツ)


・ベストオポジット賞

ティヤナ・ボシュコビッチ選手(エジザジュバシュ・イスタンブール)

・MVP
シュ・テイ 選手(ワクフバンク・イスタンブール)
 



個人タイトルではありませんが、
ベストスコアラーは
ナタリア・ゴンチャロワ選手(ディナモ・モスクワ)です。


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では、NEC、久光、それぞれの大会を振り替えってみよう。


・NECレッドロケッツの闘い

初日

NECレッドロケッツ
(アジア代表・日本)
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0-3
(11-25 17-25 19-25)

ネスレ・オザスコ
(ワイルドカード・ブラジル)
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試合の出だしはネスレ・オザスコの前に落ちるサーブに苦しめられました。島村選手と柳田選手がそれぞれ9得点と奮戦しましたが、ミドルが通用したのは大きな収穫です。やはり高さとパワーに慣れておらず、特にサーブに蹂躙された。


・二日目

・第三試合

NECレッドロケッツ
(アジア代表・日本)1敗
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0-3
(23-25 17-25 24-26)

ボレロ・チューリヒ
(ワイルドカード・スイス)1勝
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2試合目だけあって、チームも試合慣れし、相手ブロックを利用したり、ミスを併発させたりと第一セットは前半からリード。このセットを接戦の末に落とすと続く第二セットは主導権を奪えないまま落とす。しかし、第三セット、前半から互角の展開で中盤に折り返し、途中から入った正選手のトスワークや島村選手のブロック、古賀選手の連続アタックなどで13-13から一気に19-14に持ち込む完全な勝ちペースとなる。しかし、ヴォレロ・チューリヒの猛攻を受け、終盤まで縺れる展開となるも、最後は柳田選手のアタックがシャットされ、ヴォレロ・チューリヒが勝利しました。


・三日目

・第三試合

エジザジュバシュ・イスタンブール
(ワイルドカード・トルコ)1勝1敗
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3-0
(25-22 25-22 25-16)

NECレッドロケッツ
(アジア代表・日本)2敗
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NECは拾って繋いで得点につなげるバレーで第一セットリードを奪い、終盤に突入するもエジザージュバシュに惜敗。続く第二セットも一歩も引かぬ試合展開となるも、セットを落とす。第三セット、大きくリードを奪われるも最後まで集中力を切らさず、古賀選手の連続アタックで反撃するもエジザージュバシュがストレートで勝利し、ベスト4進出を決めました。

エジザージュバシュもNECのしぶとさにはいささか驚いたかもしれない。今日はサーブ得点3、被ブロックわずか4に抑え、この数日での進歩を見せつけた。


準決勝

・第一試合

ディナモ・モスクワ
(ワイルドカード・ロシア)1勝2敗
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3ー1
(25ー15 22ー25 25ー15 25ー18)

B組4位
NECレッドロケッツ
(アジア代表・日本)3敗
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凄くチャンスのあったNEC。
第二セットの勢いで第三セットも、となれば良かったのですが、残念ながらやはりサーブで崩される場面もあり、3ー1で敗れました。
調子が上向きの古賀選手が昨日の石井選手に続き、日本人二人目のベストスコア。途中出場の小山選手や入ってすぐ点を取った荒谷選手など見所も多かったNEC。
試合の手応えは掴んでいるようです。




・久光製薬スプリングスの闘い

初日

久光製薬スプリングス
(開催国代表・日本)
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1ー3
(16ー25 25ー20 16ー25 21ー25)

レクソナ
(南米代表・ブラジル)
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対戦経験があるだけに、ある程度手の内を知っている久光はらしさを出し、第二セットをすぐに奪い返した。しかし、第三セット以降、NEC同様、落差のあるサーブに手を焼き、レクソナが3ー1で初戦を白星で飾る。
久光は新鍋、岩坂、石井、野本選手が揃って二桁得点を上げ、アタッカーは機能。ブロックでも9本、披ブロック14と悲観する内容ではないが、落ちるサーブに手こずった。



・二日目

・第四試合

A組

久光製薬スプリングス
(開催国代表・日本)1敗
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0-3
(9-25 19-25 20-25)

A組

ディナモ・モスクワ
(ワイルドカード・ロシア)1敗
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第一セット、中盤、サーブで攻められると一気に崩され、第一セットを失う。続く第二セット、序盤追う展開から相手ブロックを利用する新鍋選手、軟打を交える石井選手のアタックなどで9ー9の同点に追い付く。しかし、終盤の競り合いで突き放されこのセットも落とすと、第三セットも6ー8と2点のビハインド。終盤、野本選手のアタックなどで追い上げるも、ディナモ・モスクワがリードを保ち、3ー0のストレートで勝利しました。


・三日目

・第四試合

ワクフバンク・イスタンブール
(ヨーロッパ代表・トルコ)2勝
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3-0
(25-17 25-21 25-22)

久光製薬スプリングス
(開催国代表・日本)2敗
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内容が良くなってきた久光ではあるものの、シュ・テイ選手を控えに回しても尚、余裕のあるワクフバンクを崩すには至らず、ワクフバンクが無傷の三連勝を飾る。
第三セット途中で新鍋選手がアタックの着地の際左膝を負傷し、途中退場。故障者の多い久光。大事に至らないことを願うばかり。


・準決勝

・第四試合

ネスレ・オザスコ
(ワイルドカード・ブラジル) 1勝1敗
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3-0
(25-20 25-21 25-21)

A組4位
久光製薬スプリングス
(開催国代表・日本)3敗
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新鍋選手を故障で欠き、今村選手をスタートから起用した久光。再三チャンスはあるものの勝ちきれず、健闘空しくストレート負けを喫す。 久光は度重なる主力の故障にもめげず、石井、野本選手が奮戦するも、さすがに厳しかった。

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・最終戦:直接対決

・第三試合

・7ー8位決定戦

久光製薬スプリングス
(開催国代表・日本)
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0ー3
(16ー25 23ー25 22ー25)

NECレッドロケッツ
(アジア代表・日本)
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・久光製薬スプリングスのスターティングメンバー

・サイド:石井優希選手、今村優香選手
・オポジット:野本梨佳選手
・センター:岩坂名奈選手、マヤ・トカルスカ選手
・セッター:中大路絢野選手
・リベロ:筒井さやか選手、戸江真奈選手


・NECレッドロケッツのスターティングメンバー

・サイド:近江あかり選手、古賀紗理那選手
・オポジット:柳田光綺選手
・センター:島村春世選手、大野果奈選手
・セッター:山口かなめ選手
・リベロ:鳥越未玖選手

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日本のチーム同士の対戦となったNECと久光との一戦は、NECが終始優勢のままストレートで初勝利。久光は度重なる主力選手の戦線離脱もあって根に欠ける感もあった。

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・ベストスコアラー

柳田光綺選手(NECレッドロケッツ)

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最終戦初勝利に貢献した柳田選手がベストスコアで花を添える。古賀選手と野本選手が13得点でこれに続いた。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

当初の出だしとは対象的となった両チーム。

世界クラブ選手権での対戦経験もある久光は準優勝のレクソナを相手にセットを奪うなど自分たちのバレーが出来ていた。

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一方、対戦経験の少ないNECは初日、ネスレ・オザスコの落差のあるサーブや高さとパワーに蹂躙され完敗。

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しかし、両チームの優劣は試合をおうごとに変わっていく。

NECがサーブレシーブを建て直し、試合慣れをするに従い、少しずつ良くなっていくのに対し、久光は第三戦のワクフバンク戦で新鍋選手が負傷退場。良い内容だっただけに非常に惜しまれる。

こうした背景を踏まえぶつかった最終戦。
やはり、現時点での優劣は明白だった。

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結果はNECのストレート勝ちだが、今回、両チームともに手こずった高さとパワー、特に大きな落差のある落ちるサーブ対策は今後の課題であり、来年以降の反省材料となった。

久光は今月末、アジアクラブ選手権出場が待っており、連戦のスケジュールとなっている。

明日からはいよいよ全日本の第一回合宿が控えておりハードスケジュールだが、体調に注意して乗り切って欲しい。

まずは、世界クラブ選手権お疲れ様でした。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

現在、U-23アジア女子選手権が実施中。

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※詳しくはこちらをご参照下さい → 第2回アジアU-23女子選手権 3日目

今日、日本は決勝トーナメント進出を懸けて、ウズベキスタンと対戦します。

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9月に行われる第3回世界U-23女子選手権大会への出場権が懸かる大事な試合です。

過去、同大会で同メダルを獲得したメンバーから古賀選手、田代選手、島村選手、鍋谷選手、鳥越選手、藤田選手、伊藤選手などが全日本シニアにステップアップを果たした若手選手の登竜門的大会です。

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是非ともメダルを持ち帰り、世界大会への切符を掴み取って貰いたいです。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

前述の通り、いよいよ明日から全日本女子バレーボールチームの合宿がスタートします。

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全日本メンバーはこちらをご参照下さい → 2017年全日本女子バレーボールチーム

今季は特に久光勢の故障者が多く、嵐の船出となりそうですが、恐らくワールドグランプリまでの長い第一次合宿では練習に明け暮れる日々が続き、あまり情報らしい情報もないかもしれません。

今季はまず、東京オリンピックに向けての土台作りの大事な一年。まず、怪我なく乗り切り、ワールドグランプリでの勇姿を楽しみにしています。
そろそろくるな、という感じのストーブリーグ。

PFUブルーキャッツにて退団選手の発表がありました。

松浦 寛子選手
神田 さくら選手
清水 まどか選手
大保 早耶加選手
髙橋 千晶選手
槇田 莉乃選手

・松浦選手のコメント

「この度引退することになりました。PFUでは4年間、プレーしましたがプレミア昇格や降格、様々な試合を体験させて頂き、本当に思い出深い4年間でした。嬉しいことも悔しいことも沢山ありましたが、バレーボールを通して沢山の仲間に出会い、沢山の経験をすることが出来、16年間続けて来て本当に良かったと感じています。

最後になりますが、PFUの皆様、ファンの皆様、バレーボールを通してここまでお世話になった皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。本当に今までありがとうございました。
これからもPFUブルーキャッツの応援をよろしくお願いします」

・神田選手のコメント

「この度、ブルーキャッツを引退することになりました。
3年間という短い期間でしたが、すごくいい経験をさせて頂きました。
辛いこともありましたが、今のメンバーだからこそ乗り越えて来られたと思っています。ここでバレーボールをして辛かった事、楽しかった事の全てが良い思い出です。
これからはブルーキャッツがもう一度プレミア昇格出来るよう全力で応援し、ここで学んだことをこれからの人生に活かして頑張りたいと思います。
今まで応援して下さったファンの皆様、バレー関係者の皆様、全てに感謝いたします。
これからもPFUブルーキャッツの応援をよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました」


・清水選手からのコメント

「この度、引退することになりました。今まで沢山のご支援、ご声援を頂き、本当にありがとうございました。
3年間という短い間でしたが、チャレンジリーグから入替戦、そしてプレミアリーグの舞台へと沢山の経験をさせて頂き、とても充実した日々を過ごす事が出来ました。
小学校から15年間、バレーボールを続けられたこと、そして生まれ育った石川県でこのように恵まれた環境でバレーボールをさせて頂き、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
これからは新たな道に進み、頑張っていきます。今後ともブルーキャッツの応援をよろしくお願いいたします」


・大保選手からのコメント

「2年間という短い時間でしたが、プレミアリーグとチャレンジリーグの両方を経験出来た事に感謝しております。
怪我ばかりでチームの戦力として活躍出来ず、怪我からの復帰を願って応援し続けて下さった皆さんの期待に応えることが出来ませんでしたが、それでもずっと応援してくださり、ありがとうございました。
17年間のバレーボール人生において数え切れない程沢山の方々に出会えた事がとても幸せでした。このご縁を忘れずにこれからもバレーボールで培った経験を新たな道で生かして行きたいと思っています。
本当に今まで応援して頂き、ありがとうございました。これからもブルーキャッツの応援をよろしくお願いします。」



・髙橋選手からのコメント

「引退することが決まりました。
ブルーキャッツの一員として、沢山の方々にお世話になり本当にありがとうございました。
社会人になっても、夢中になれる事、真剣に取り組む場を与えてくれた監督はじめ、チームメイトには感謝の気持ちでいっぱいです。
チームメイトと離れるのは少し寂しいですが、私らしく新たな自分ライフを楽しみたいと思います。
最後に、いつも私を優先してくれた家族には本当に感謝しています。
18年間バレーができて幸せでした。ありがとうございました」


・槇田選手からのメッセージ

「今シーズン限りで引退することになりました。

2年間と言う短い期間でしたが、とても良い環境でバレーボールができ、ブルーキャッツの一員としてプレー出来た事を嬉しく思っています。
今後は新たなステージに向かいますが、自分らしくバレーボールで得た経験を活かし、頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました」

まだまだやれる選手ばかりで、退団は非常に残念です。
松浦選手はチーム期待の大型セッターとしてレギュラーセッターで活躍、大保選手はピンチサーバーの切り札として活躍。高橋選手はサーブレシーブの良さを買われ、リベロとしても出場しました。神田選手、槇田選手はまだこれからという矢先での退団ですが、これからの進路でのご活躍に期待しています。

お疲れ様でした。


また、東レアローズから、カーリー・ウォーパット選手の退団が発表されました。

大


・カーリー・ウォーパット選手のコメント


「今シーズン沢山の応援を本当に有難うございました!日本でプレーした時間はとても素晴らしいものでした。私を暖かく歓迎して下さいました。 今シーズンは様々な事がありましたが、チームとして懸命に闘う事が出来、共に成長してきました。沢山の事を学ばせて頂きました。いつか日本にまた戻れたらと願っています。
2020年の東京オリンピックが私の次の大きな目標です。東レアローズの皆さん、ファンの皆さんの全てに有難うございます!」

まだまだ活躍できる選手なので、退団は非常に残念ですが、コメント通り、東京オリンピックを目指すとのことで、アメリカ代表としての活躍を期待しています。

お疲れ様でした。対戦する時はお手やわらかに願います。