世界クラブ選手権にバレー関係者が続々集結している。

JTの吉原監督、PFUの寺廻監督。
そして、全日本のコーチに就任した
フェルハト・アクバシェさん。

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木村沙織さんも来ていた。

吉原監督は試合のない時でも、よく他チームの試合を偵察しているのをお見かけする。


平日でガラガラだからかもしれないが、本当は全日本の試合に匹敵するビッグイベント。

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正直、もっと大観衆の前で試合させて上げたい。

全日本の観客動員を思えば、これは明らかな宣伝不足。また、GW後という時期もあまり良くなかった。

折角の日本開催。
出来ればもっと盛大にやれたら、と思う。


まず、前半の二日間が終わった。

NECは昨日と違い緊張感がほぐれ、非常に良い試合をしていた。

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特に古賀選手。
昨日の試合でも感じたが、闘争心を剥き出しにした、いい目をしていた。

近江選手も、いつものファイターぶりに戻っていた。

第一、第三セットはあわやの場面を作ったので、次に期待したい。


久光は途中まで良い展開でくるのだが、サーブを軸に崩されたりした。日本を良く知るデラクルス選手にも手を焼いた。

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試合を見ながら、全日本ではどうやってロシアを攻略していたかを思い出していた。

ロシアは序盤でつまづくと脆い点がある。これはロシアのみならず、アメリカもそう。
自分たちの強さや力を過信しているチームは予想外の攻撃に脆いものだ。

この二日間、落差のあるサーブにNECも久光も手こずっているが、これは全日本でも同様で、OQTやリオでもかなり手こずった。

元々サーブは日本のお家芸。
それをあっさり自分たちのものとする
バレー界の日進月歩。

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当面の間、このサーブとサーブレシーブの見直しは必須課題かもしれない。


あと、海外勢の試合で気付いたことがひとつ。

海外の選手同士の対戦となると、高さやパワーに差がないので、意外とフェイントの応酬となる。

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体力差がないから、裏のかきあいになるし、格下でも時折勝ててしまう。

条件が同じなら、技と工夫。
戦術的な優劣で勝ち負けが決まる。

体力差のあるチームが、同じことやっていても勝てない。

小回りの効かない相手の弱点を突きたい。
明日はどんな試合となるか、注目したい。