黒鷲旗大会終了から僅か1日のインターバル。

この大会に挑むため、NECレッドロケッツと久光製薬スプリングスは、主力を温存してきた。

ナショナルチームよりも強い、世界中のエースを揃えたスーパーチームが神戸に集結。

待望の日本開催、世界クラブ選手権。


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※詳細は → 特集:世界クラブ選手権① 日本チーム登録メンバーを参照。

今回のホストは久光製薬スプリングス。
よって久光の出場試合は全て第四試合、メインの時間帯での実施となる。


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前日、各チームの記者会見が行われました。

・ディナモ・モスクワ(ロシア)
ユーリー・パンチェンコ監督のコメント

「どのチームもたいへん強く、厳しい大会になることが予想されます。メンバーも代表級を多く抱えています。大会もすばらしいものになると思います」

 

・ワクフバンク・イスタンブール(トルコ)
ジョバンニ・グイデッティ監督のコメント

「日本はバレーを愛するファンが多い国で、そこでプレーできることを幸せに思います。この大会は私にとっては初めての参加になります。今回も最高峰のレベルの大会になると思います。それは、この大会が各国リーグのシーズンの終わりに開かれるからです。1シーズン過ごしたチームが全力でぶつかることを楽しみにしています」

 

・ネスレ・オザスコ(ブラジル)
ルイゾマル・デモウラ監督

「とても重要な大会と位置づけています。チームにとっては6回目の出場です。まずは準決勝を目指してベストを尽くしていきます。全チームともレベルが高いですが、最後まで戦っていきます」

 

・NECレッドロケッツ
山田晃豊監督のコメント

「日本で(の開催で)よかったです。すばらしいコーチやチームのハイレベルな大会で、初参加を光栄に思っています。V・プレミアリーグが終わって外国人選手は帰国しましたので、この大会は日本人選手だけで戦いますが、挑戦者としてベストを尽くしたいと思っています」

 

・久光製薬スプリングス
酒井新悟監督のコメント

「世界の強豪チームと対戦することをチームも私も楽しみにしています。V・プレミアリーグが終わってから、この大会に向けて、世界の高さとパワーに対抗すべくサーブとディフェンスを強化してまいりました。そこから久光の持ち味、「速いバレー」で勝負したいと思っています。久光製薬がメインスポンサーで(大会の冠についている)「サロンパス」という名前が世界に浸透しているのと同様、久光のバレーが世界で通用することを証明したいと思っています。また、神戸は久光製薬のホームタウンでもありますので、表彰台も狙っていきたいです」

 

・ レクソナ(ブラジル)
ベルナルド・レゼンデ監督(リオオリンピックブラジル男子金メダル監督)のコメント

「(日本語で)こんばんは。(英語で)37年前に初めて来日して、それ以来の友人にも今回再会できました。ロシアのユーリー(・パンチェンコ)監督にも会えました。日本に来られたということだけでなく、サロンパスカップに日本で参加できることをうれしく思います。ブラジルでもこの大会が開かれたことがあるんです。この大会では、さまざまなクラブがどういうバレーをするのか楽しみにしています。レクソナは外国籍の選手は少なくブラジルの選手が多いのですが、今回の大会で成功をおさめたいと思います。ただ、成功というのは他のチームと比較することではなく、自分たちがいかに成長できるか、それが成長の尺度だと思います。前回大会は9カ月前に開催されたばかりで、前回より上をめざし、準決勝に進むことができればと思います」

 

・ボレロ・チューリヒ(スイス)
ゾラン・テルジッチ監督のコメント

「年々大会のレベルが上がっていて、今大会は史上最も勝つことが難しい大会になると思います。ボレロにとっても私にとっても参加することは光栄です。目標はすべての試合で勝ちたいと思います」

 

・エジザジュバシュ・イスタンブール(トルコ) マッシモ・バルボリーニ監督(前回覇者)のコメント

「日本はバレーボールの聖地だと考えています。そこでプレーできることを光栄に思います。世界中のあらゆるスタイルのバレーボールをするチーム、ベストのチームが集まっていることを、興味深く思っています。毎日、決勝のつもりで戦っていきたいと思います」


尚、NECレッドロケッツ、並びに久光製薬スプリングスの出場選手14名も発表されています。

・久光製薬スプリングス 出場選手14名

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1 中大路絢野選手 S
2古藤千鶴選手(C) S
3 新鍋理沙選手 WS
4 岩坂名奈選手 MB
5 水田祐未選手 MB
6 石井優希選手 WS
7 石橋里紗選手 MB
8 野本梨佳選手 WS
9 マヤ・トカルスカ選手 MB
11 栄絵里香選手 S
12 今村優香選手 WS
14 森谷史佳選手 MB
18 戸江真奈選手 L
20 筒井さやか選手 L

酒井新悟監督

久光は岩坂選手が本大会に間に合わせてきました。キャプテンを務める古藤選手をはじめ、中大路、栄選手とセッター三枚を起用。マヤ選手も本大会に参加で挑みます。



・NECレッドロケッツ 出場選手14名

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2 古賀紗理那選手 WS
4 山口かなめ選手 S
5 大野果奈選手 MB
6 近江あかり選手 WS
7島村春世選手(C) MB
8 鳥越未玖選手 L
9 正里菜選手 S
10 岩崎紗也加選手 L
11 上野香織選手 MB
12 小山綾菜選手 WS
13 家高七央子選手 MB
15 柳田光綺選手 WS
16 奥山優奈選手 S
22 荒谷栞選手 MB

山田晃豊監督

NECはニコロバ選手が出場せず、黒鷲旗大会でも活躍した岩崎、家高、小山、奥山、そしてルーキー荒谷選手を抜擢して本大会に臨みます。



尚、本大会はBS日テレならびにサンテレビ(兵庫県)でオンエアされるそうです。

世界クラブ選手権 TVオンエア


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

・本日の対戦カード

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予選ラウンド

・第一試合

A組

ディナモ・モスクワ
(ワイルドカード・ロシア)
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0-3
(22-25 19-25 18-25)

ワクフバンク・イスタンブール
(ヨーロッパ代表・トルコ)
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第一セットこそ互角だったものの、第二セット以降、ワクフバンクが実力を発揮し、ストレート勝ちを収める。

・ベストスコアラー

ナタリア・ゴンチャロワ選手(ディナモ・モスクワ)

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19得点

10:00




・第二試合

B組
ボレロ・チューリヒ
(ワイルドカード・スイス)
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3-0
(25-22 25-20 26-24)

エジザジュバシュ・イスタンブール
(ワイルドカード・トルコ)
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昨年同様、実力上位のヴォレロ・チューリヒ。再三エジザジュバシュに食い下がられるも持ち前のしぶとさでストレート勝ちを収める。

・ベストスコアラー

ティヤナ・ボシュコビッチ選手
(エジザジュバシュ・イスタンブール)

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17得点

12:45




・第三試合

B組

NECレッドロケッツ
(アジア代表・日本)
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0-3
(11-25 17-25 19-25)

ネスレ・オザスコ
(ワイルドカード・ブラジル)
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・NECレッドロケッツのスターティングメンバー

・サイド:近江あかり選手、古賀紗理那選手
・オポジット:柳田光綺選手
・センター:島村春世選手、大野果奈選手
・セッター:山口かなめ選手
・リベロ:鳥越未玖選手

NEC VS オザスコ


・ベストスコアラー
Correa Ana Beatriz選手(ネスレ・オザスコ)
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16得点

AnaBeatrizCorreaspikes


試合の出だしはネスレ・オザスコの前に落ちるサーブに苦しめられました。島村選手と柳田選手がそれぞれ9得点と奮戦しましたが、ミドルが通用したのは大きな収穫です。やはり高さとパワーに慣れておらず、特にサーブに蹂躙されたので、この点が今後の課題となりそうです。

15:30






・第四試合

A組

久光製薬スプリングス
(開催国代表・日本)
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1ー3
(16ー25 25ー20 16ー25 21ー25)

レクソナ
(南米代表・ブラジル)
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・久光製薬スプリングスのスターティングメンバー

・サイド:新鍋理沙選手、石井優希選手
・オポジット:野本梨佳選手
・センター:岩坂名奈選手、マヤ・トカルスカ選手
・セッター:中大路絢野選手
・リベロ:筒井さやか選手、戸江真奈選手

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昨年対戦経験があるだけに、ある程度手の内を知っている久光は久光らしさを随所に出し、第二セットをすぐに奪い返した。

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しかし、第三セット以降、NEC同様、落差のあるサーブに手を焼き、レクソナが3ー1で初戦を白星で飾った。

久光は新鍋、岩坂、石井、野本選手が揃って二桁得点を上げ、アタッカーは機能。ブロックでも9本、披ブロック14と悲観する内容ではないが、落ちるサーブに手こずった。

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・ベストスコアラー

モニーキ・ハポン選手
(レクソナ)

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19得点

19:00


※結果は随時、更新いたします。