バレーボール夜話の第一回でも触れましたが、
バレーボールの試合は概ねストレート決着でも1試合あたり1時間半ぐらいです。

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ボールに触れる時間は一人あたり5分半ぐらいだそうです。

全ての準備は、その5分半のため、と言ってよいでしょう。そのために厳しい練習をこなし、ベストを出せるよう、コンセントレーションを高める。

如何に厳しい練習を積んでも、真価が問われるのはその5分半のため。

日々の鍛練は大切ですが、人間がやる以上、嫌気がさす時は必ずきます。

これはスポーツに限った話でありません。
そう、一事が万事。

問題はそこからです。

上手くいかなかったら、気が乗らなかったら、
どう受け止め、どう切り替えるかが肝要。

息詰まった時、楽しめる状況に自分がいられるか。
我に帰ったとき、現状を整理してどう導くか。それは、日々の積み重ねに掛かっているでしょう、。

世間ではこれを努力といいますが、木村沙織選手曰く、それは当たり前。
出来ないなら、出来るまでやるのは当たり前。それを努力とは言わないと言います。

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凡人には出てこない言葉です。
しかも、結果を出してるからこそ、重みがあります。

決して闘争心を剥き出しにする選手ではありませんが、随所でそれを垣間見る瞬間が何度もありました。

本当はかなりの負けず嫌いだと思いますが、それをおくびもなく出さず、笑顔でプレイする。
こういうところに、芯の強さを何度も感じました。

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だから、成功も失敗も含めて「立ち向かう姿勢」が魅力的だから尊敬されるのだと思います。

この繰り返しで「人としての引き出し」が広がり、自信に変わる。その数だけスキルが広がっていく、そのさまを垣間見ることが知らず知らずのうちに楽しみになり、我がごとのように楽しみになる。

スポーツの醍醐味はそこにあるのかもしれませんね。

毎日ブログを書いてますが、

バレーボール夜話は正味、
読み終わるまで2分30秒の勝負。

選手の素敵なプレイをエネルギーに代え、これからも頑張ります。