このところ、新チームの創設に伴う引退選手の復活が増え、バレーボール選手の活躍の幅が広がりつつある。

こうした動きが顕著になるのは良いことだ。
日本では引退、結婚でバレーキャリアが終了するケースが多いが、世界では決して珍しくない。確か2013年のグラチャンでロシアのシャチコワ選手が高校生のお子さんを抱えながらプレイしていた。

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果たして、こうしたママさんプレイヤーが日本で増えるのかどうか、それもこれから。


ところで、東京オリンピックまで、今年の全日本の活動がまだなので実質4年。

果たして、何が準備出来るかと行ったところ。

今年の全日本の人事で宮部藍梨選手が外れていた。これからの全日本を思えば必要な選手なのだろうけど、体調面なのだろうか?
気掛かりなところ。

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例えば、同じ時期に全日本シニアに上がった古賀紗理那選手も、結果としてリオデジャネイロオリンピックに駒を進めることが出来なかった。

選手の育成をどのようにしていくか、という課題もある。

姫路ヴィクトリーナの竹下佳江監督が、全日本の引き継ぎについて、ジュニアやユースの育成システムを継承していかないと、各カテゴリーのみで活躍しても、シニアに上がって来なかったりするため、東京オリンピックまでは良くても、それ以降の衰退が懸念されると指摘されたことがあった。

現在、全日本シニアで一番若い選手は高校を卒業したばかりの黒後愛選手。
東京オリンピックのエース候補だ。

黒後選手


今年はかなり、数を絞り込んでいるので27名。

例えば、日本バレーボール協会にはプロジェクトcoreという東京オリンピックに向けた強化選手を育成するプログラムがあります。

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現在のメンバーは13名。

大竹里歩選手(デンソーエアリービーズ)
宮下遥選手(岡山シーガルズ)
伊藤望選手(東レアローズ)
井上愛里沙選手(筑波大学)
古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)
白井美沙紀選手(東レアローズ)
坂本奈々香選手(デンソーエアリービーズ)
廣瀬七海選手(NECレッドロケッ)ツ
木村千春選手(JTマーヴェラス)
黒後愛選手(東レアローズ)
オクム大庭ハウィ選手(日立リヴァーレ)
宮部藍梨選手(神戸親和女子大)
吉岡美晴選手(岡山シーガルズ)

気がつくと井上選手と宮部選手以外、全員Jリーガーとなっている。

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うち、今年の全日本に駒を進めたメンバーは僅か4人。この状況が続いた場合、プロジェクトそのものの存在意義が失われる恐れがある。

そういう意味では、今年の新生全日本はやるべきことが山積みな一年、とも言える。

現在、東京オリンピックで結果を出すことが至上命題であり、中田監督も国家プロジェクトと言う。

結果も大事だが、その後を考えると、前述の竹下さんの話ではないが、これが中々難しい問題。

結果さえ出してしまえば、バレーボール全体のキャパシティが広がるので、人材集めが優位になる。小柄な日本人を思えば、背の大きな選手を獲得することはバスケットボールとの競合でもある。だが、育成は別の問題で、次の世代を育て、引き継ぐ必要もある。

ここを疎かにすると、東京オリンピック後のバレーボールの先行きが怪しくなる。

育成と連携が今後の課題にもなりそうだ。