ちょっとだけ尻尾が見えた全日本。

このブログの主旨は全日本ではないのだけれど、詳細は中田久美監督、眞鍋GM、全日本を語るをご高覧頂きたい。

正直、全日本の話題はファンのみならず、全国のバレーボーラーの関心事。

まだ実際に全日本の活動が始まっていないので、具体的なところは少ないが、キーワードとして

「大型セッターの育成」
「コンビバレーに必要なパスヒッター、サーブレシーブの強化」

概ねこの2点。

特に大型セッターの育成は中田監督のメインテーマなようだ。

今季のセッターは4名。
いずれも170cmオーバー。

宮下遥選手 177cm
冨永こよみ選手 176cm
佐藤美弥選手 174cm
田中美咲選手 173cm

中田監督曰く、〜日本は大きくないのでブロックで凸凹をなくしたい、(高い打点から)速攻を中心としたテンポでトスを上げる〜

その意味では4者4様。

宮下選手は身長が最も大きく、全日本経験が最も豊富。中田監督と同じ15歳で全日本に選ばれ、常に世界を目指してきた。
image


持ち味は的確な判断力と瞬発力。
特にレシーブの反応力の高さには定評があり、ブロックでも活躍する。



身長と言えば、冨永選手も見劣りしない。
最高到達点305cmは魅力。
image


アタッカー経験者で、かつては大型セッターとして期待されたが、足りなかった経験が補われた。



高速コンビの日立の司令塔、佐藤美弥選手。
image


今の全日本の目指す方向からすれば打ってつけの存在。サーブも鋭く、ここはチャンス。




JT吉原監督の秘蔵っ子、田中美咲選手。
image


JTをプレミア上位に押し上げた手腕を買われ、今年も代表入り。やはり東京は意識する筈。

聴きようによっては宮下選手や冨永選手にはっぱを掛けているようにも聞こえる、実績からすれば宮下選手なのだが、それも監督が代わって一旦リセット。

単純計算上、確率は1/2。
勿論、追加招集の可能性もなくはないが、今年は大事な初年度。

さあ、セッター2人は最終的にどうなるか?
今年の全日本の焦点でもある。

先ずは国内最初の国際大会、ワールドグランプリまであと3ヶ月あまり。

今はただ、成り行きを見守るばかり。