Vリーグオールスター戦が、Vリーグのベストメンバーによる交流戦ならば、天皇杯・皇后杯と黒鷲旗は、バレー界のオールスター戦。

そんな位置付けにある。

それもVリーグオールスター戦のようなアトラクション的要素の大会とは違い、「ガチ試合」。

スケールからすれはブロックラウンドからファイナルラウンドまで実施され、Vリーグ、高校生はシーズン中、それぞれレギュラーラウンド、春高を控え、大学生は全日本インカレが終わり、Vリーグの内定が決まり始める頃。そういう意味からすれば、ほぼガチメンバーが揃う天皇杯・皇后杯は競馬でいう有馬記念のようなオールスター戦。

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では、黒鷲旗とはどんな立ち位置か?

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例年通りであれば、Vリーグの出場チームは、全日本に主力選手を駆り出され、若手中心。高校、大学ともに最上級生が抜け、新体制のスタートになる最初の大きな大会。

また、Vリーグの各チームはこの大会を最後に引退する選手が多く、壮行試合的要素が高い。

つまり、試験的要素が強いお別れ会的な要素が強い大会でもある。

それが天皇杯・皇后杯と異なるところ。

競馬で言えば春のオールスター戦、宝塚記念と似ている。


だが、今年は様相が異なる。

全日本が活動していないため、各チーム、ガチメンバーを揃えやすくなる。


黒鷲旗は天皇杯・皇后杯とならぶ国内大会の二大高峰。
特にVリーグの各チームにとっては、来季への準備段階ということもあり、新戦力の台頭が例年目覚ましい。また、天皇杯・皇后杯同様、高校、大学の各チームがVリーグの各チームへ挑むチャレンジマッチの様相が強く、例年番狂わせが起こっている。

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■実施日時
平成29年5月2日(火)~5月7日(日)

■会場
大阪市中央体育館
〒552-0005 大阪府大阪市港区田中3-1-40


■参加資格
平成29年度公益財団法人日本バレーボール協会にチーム加盟及び個人登録規程により、有効に登録された役員と選手で構成されるチームで、本大会選考委員会により、選出されたチーム(男女各16チーム)


■ 使用球

男子が「モルテンV5M5000」、女子が「ミカサMVA300」を使用する


■競技方法

グループ戦ののち決勝トーナメント戦。全試合5セットマッチとする。3位決定戦は行わない。


女子はVプレミアリーグ8、Vチャレンジリーグ3、大学3、高校2。
では、今年の出場チームの内訳は?

黒鷲旗


結構面白い組み合わせとなった。

本大会の焦点として、NECレッドロケッツと久光製薬スプリングスがどの程度本腰を入れてくるかどうか、である。

このあと両チームは世界クラブ選手権を控える大事な時期。前哨戦と見るか、若手中心となるかで大きく変わってくる。

一応出場登録は済ませてあるが、両チームとも全日本に行く選手にはかなりのハードスケジュール。
予定通りならNECレッドロケッツは5月末にアジアクラブ選手権の出場が待っている。

かなりタイトなスケジュールだ。

それらを踏まえ、各チームのグループ戦を占ってみる。

まず、組み合わせがきついA組。

ここは結構ハードな潰し合いとなりそう。
NECがどこまで本腰を入れてくるか未知数だが、デンソーとPFUはチャレンジマッチの因縁の相手。激しい試合になることが予想される。
全日本インカレ3位の日体大にとってはきついブロックとなるVリーグ勢を食えるか? 健闘を期待したい。


久光次第で様子が変わるB組

久光がどの程度本腰を入れてくるかだが、岡山は天皇杯・皇后杯でも対戦した全日本インカレ準優勝の筑波大との再戦。下北沢成徳は黒後選手以下主力選手が抜けて最初の大きな大会。負けて元々、現時点での力を図る意味で重要な大会となろう。


激戦区となるC組

こちらも日立、東レ、上尾が揃った激戦区。宮部選手が卒業した金蘭会にとってはいささか厳しい組み合わせとなるだろう。日立は全日本前の壮行試合、東レにとっては木村選手がいなくなって始めての大会。上尾はカルデロン選手の退団とそれぞれ事情が違う。
現時点では日立が一枚上と見るが、果たして?


最後に2強の図式がクッキリのD組。
面白い組とも言える。
チャレンジリーグⅠ3位のフォレストリーヴズ熊本と全日本インカレ優勝の鹿屋体大がJTとトヨタ車体にどこまで食い下がれるか?
JTとトヨタ車体はチャレンジマッチや黒鷲旗で浅からぬ因縁の相手。


面白いグループ戦になりそうだ。

この時期を境に、Vリーグの各チームは体制変更が活発化し、サマーリーグ以降に向けての活動へ切り替わっていく。

・Vリーグの各チーム
→全日本組とサマーリーグ組に分かれる。

・大学の各チーム
→各地区ごとのリーグ、ユニバーシアードへ進む

・高校の各チーム
→当面はインターハイ。夏の世界ユースへ進む。

今年はスーパーリーグ問題が絡み、全日本の活動も遅めのバレー界。男子は例年通り世界バレーのアジア最終予選もあるハードスケジュールだが、女子は比較的緩め。

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言うなれば黒鷲旗は2017年の第一関門。
昨年はJTマーヴェラスが連覇を達成しているが、果たして今年はどういった結末となるのか?


気になるのは外国人選手。

カーリー選手やラヒモワ選手は国内にいるようだが、既に移籍が決まっているカルデロン選手、ジャクソン選手は帰国した様子。

勝負の行方を大きく左右しそうな予感がする。




本日、未発表だった姫路ヴィクトリーナの選手とスタッフが正式に発表されました。

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姫路スタッフ


まだコーチは高橋コーチ1名のみだけながら、全日本女子バレーボールチームでもお馴染み、宮崎さとみマネージャーが参加。

キャプテンは元久光製薬スプリングスの筒井視穂子選手。
元デンソーエアリービースの水野早苗選手、元JTマーヴェラスで日本代表経験のある河合由貴選手、元デンソーエアリービースの片下恭子選手など総勢8名の選手が発表されています。

姫路選手


昨年トライアウトが実施され、当面は少数精鋭を執る方針のよう。
トライアウトは今年も実施していくとのことで、目標はVプレミアリーグで日本一になること(チームHPより)

まだまだ出来立てのチームですが、今後どのような活動をしていくのか、大変楽しみです。