ふと、岡山シーガルズは偉いな、と思った。

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平成29年度『シーガルズジュニア』募集のお知らせに目を通したからだ。

内容は以下の通り。

岡山シーガルズの下部組織となる『シーガルズジュニア』につきまして、平成29年度の募集を行います。以下の応募方法にてご応募下さい。

1.対象
■小学校4年生〜中学校3年生までの女子(小学校3年生以下でも、特別な意欲などのある場合は相談による)
■将来的に岡山シーガルズの選手となり、全日本選手を目指すという高い目標と意識を持っていること。
■チームの考え方、指導方針に賛同し、チームワークを乱すことなく、真摯にバレーボールに取り組むこと。

(中略)

将来の岡山シーガルズ、そして、全日本選手を目指す高い志を持つ選手のご応募をお待ちしております。

書いてあることが明確だ。

「将来のシーガルズ」
そして
「全日本」

この2項目を見て、岡山が何を目指しているのかが分かったからだ。

こうしてみると、「全日本」をハッキリ口に出すVリーグのチームは少ない。

強いて言えば、中田久美監督の頃の久光製薬スプリングス。このチームだけは常日頃から「全日本」を意識していた。

ただ、久光と岡山では立場が違う。
バックに大企業を持ち、資金も豊富。
有望選手の多くが久光に所属する。

チームを二チームに分けても十分闘えるほどの厚い選手層はトップクラス。

対する岡山は、河本昭義監督の情熱の下、唯一の市民クラブチームとして運営されている。

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潤沢な資金力があるとは言えず、選手はシーガルズジュニアを始め、大阪国際滝井高校、並びに中国学園大学など提携関係にあるところの選手が大多数を占める。

言うなれば自前でコツコツ選手を育てている。

そして資金的な理由があるにしても、岡山はVプレミアリーグで唯一の「純血日本人チーム」である。

この点は誇りに思って貰いたい。

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今のご時世からすれば逆風だが、例のスーパーリーグの成り行き次第では浮上の目もある。

下部組織まで持っているクラブチームは少なく、条件的に満たしている。
最も、このスーパーリーグが最終的にどのような形に落ち着くのか、まだ分からない。

生憎、今季は浅津選手などパイオニア勢の穴を埋められず、苦戦のままシーズンが終わり、チャレンジリーグⅠ降格の憂き目に遭った。

正直、プレミア残留を決めていたとしても、来季も厳しい闘いになることは否めなかったかもしれない。

そういう意味では、もしかしたら岡山ならではのシンキングバレーを一度リセットし、戦力を建て直す良い機会なのかもしれない。

昭和を彷彿させる「清く正しく美しく」
そんな匂いさえする岡山シーガルズ。

正直、大型アタッカー不在で辛いところ。

試合中は笑わないとか、異質な感じもあるが、それも全ては「何故点が取れたのか」を考えながらプレイするから。
だから、どの選手を見ても「上手い」

世の中、大きければ強いだけでは面白くない
山椒は小粒でピリリと辛いというが、こういうチームがいないと面白くない。

玄人を唸らせるプレイこそ、岡山の真骨頂。
小よく大を制すこそ、日本人の心意気。

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唯一の純血日本人チームとして
黒髪の似合う純血日本人チームとして

来季の目標はまず優勝。
そして、Vプレミア復帰。

来季どのような試合を見せてくれるか、楽しみにしている。