春はあけぼの やうやう白くなり行く

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※姫路ヴィクトリーナのマスコットキャラクター、ヴィック。


優勝したNECレッドロケッツは優勝報告でおおわらわ。

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お花見シーズンの到来到来ともに、各チーム新入団選手の入社シーズンとなりました。

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華やかなれど辛くもあるこれからの時期は、バレー界にとって一足遅い決算期のようなもの。

そう、出会いと別れの季節、それが4月。

そんな中、Vリーグと全日本の境目にあるこの大会の出場チームが発表されました。

世界クラブ選手権


クラブチーム世界一を決定する「FIVB世界クラブ女子選手権2017」(5月9日〜14日)

待望の日本開催となった今年、日本開催に出場する久光製薬スプリングスとNECレッドロケッツが迎え撃つのは、下記のチームです。


ワクフバンク・イスタンブール(トルコ)

エジザジュバシュ・ヴィトラ・イスタンブール(トルコ)

ヴォレロ・チューリヒ(スイス)

ネスレ・オザスコ(ブラジル)

以上、4チームが出場することが決定しました。

エジザージュバシュ


 
エジザジュバシュは大会3連覇が懸かっていますが、昨年の世界クラブ選手権をご覧の方はご存知の通り、特にワクフバンク、エジザジュバシュ、ヴォレロ・チューリヒの力が図抜けていて、世界中のエース級がゴロゴロいる「反則技」みたいなチームです。

各国の代表チームよりも強いであろう顔ぶれに圧倒されますが、優勝争いの中心と目されるのは、大会2連覇中でロシアのタチアナ・コシェレワ選手ら各国の代表選手を擁するエジザジュバシュとシュ・テイ選手を始め世界のエース級をズラリと揃えたワクフバンク。さらに5大会連続出場で悲願の初優勝を目指すチューリヒ、これまで金メダル1つを含む5つのメダルを獲得したオザスコと、前回の世界クラブ選手権も出場した南米代表・レクソナSesc(ブラジル)と、
昨年の世界クラブ選手権以上の強豪揃いです。
 
日本の久光製薬スプリングス、NECレッドロケッツはそれぞれ開催国代表、アジア代表として出場。

更に以上7チームに加え、4月23日(日)にイタリアで決勝戦が行われる「2017ヨーロッパチャンピオンズリーグ」の優勝チームの8チームが女子クラブチーム世界一を懸けて戦います。

かなり激烈な闘いになりそうですが、世界トップクラスの実力を目の当たりにする絶好の機会。世界クラブ選手権、非常に楽しみです。

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現在実施中の世界ユース選手権(U-19)にて全日本ユース男子が中国をストレートで破り、決勝進出を決めました。

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※写真はチャイニーズタイペイ戦

これにより8月に行われるU-19 世界ユース選手権への出場切符を手に入れました。

勿論、ここまで来たら男女アベック優勝。
両手に花で男女揃って世界ユース選手権への出場を果たして貰いたいです。

頑張れ、ニッポン!


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今春より新たにVリーグに入団する選手の中でこんな話題がありました。

春高バレーでも活躍した旭川実のミドルブロッカー(MB)浜辺優愛選手がV・チャレンジリーグⅠの仙台ベルフィーユに入団しました。

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実は浜辺選手のお母さん、純未さんはNECで活躍した元Vリーガー。所謂二世プレイヤーなのですが、実はこの母子、ともに全日本、NECで指揮を執った葛和伸元監督に指導を受ける、師匠が親子で同じという珍しい組み合わせとなりました。

浜辺優愛選手は「楽しみです。まずはプレミアに昇格して、母がかなえられなかった日本一の夢をかなえたい」と力強いコメント。

お母さんの純未さんは1992~94年までプレーも故障で引退。3年後にチームは優勝するなど、悔しい思いを味わった。その話を当時、小学5年だった浜辺が親戚から聞き「じゃあ私が日本一になる」と母の夢を娘が引き継ぐこととなった。

浜辺優愛選手は1年秋に右足首じん帯損傷を追い、選手生活が微妙な時期もあった。だが、「日本一を取るまでバレーはやめない」との強い意思のもと、Vリーグに漕ぎ着けた。
親子鷹の挑戦は、切っておとされた。

ともあれ、その成長を見守り続けたいです。

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もうひとつ、人事に関するサプライズな話題がございます。

かつて全日本女子バレーボールチームのコーチ、東レアローズの監督を務められ、昨年まで事務長と務められていた福田康弘さんが全日本女子バレーボールチームのコーチに就任いたしました。

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福田康弘さんのコメント

「平素より東レ女子アローズに対しましてご声援頂きまして誠にありがとうございます。この度、5月より全日本女子コーチとして活動させて頂くことになりましたことをこの場をお借りしてご報告させて頂きます。これまで東レアローズにて2005年よりコーチ、2013年より監督、2016年事務長として活動させて頂きましたことをベースに再度、勝負のコートに立たせて頂きます。そしてこれまで以上に自身に磨きをかけていきながら日本バレーの強化に携わってく所存です。今後も温かいご声援を頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます」

かつて久光と東レの監督として凌ぎを削ったお二方が、今後は全日本でスクラムを組んでご活躍されるとのこと。もしかしたら、コーチ、スタッフの人選がまだ少ないだけに、これから驚くような人事が組まれるかもしれません。

ともあれ、福田さんのこれからのご活躍を心からご期待申し上げます。


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Vリーグに新たな選手が加わった中、元全日本代表、キラさんこと井上香織さんがご懐妊というおめでたいご報告がご自身のインスタグラムでなされました。

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現在、妊娠6ヶ月目ということですが、丈夫な赤ちゃんをご出産し、賑やかなご家庭となるよう心からお祈り申し上げます。

誠におめでとうございます。

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これからしばらくは各チームの入退団が多くなります。

柏エンゼルクロスはキャプテンの竹本由美選手と清水玲衣選手が退団。
群馬銀行からは矢萩ももこ選手、鬼頭朋子選手、齋藤朱音選手の退団がVリーグ機構から発表されています。

ともにチームからの正式発表はありませんので、追って詳細を掲載したいと思います。


・現在の退団・引退選手について

・Vプレミアリーグ

東レアローズ
木村沙織選手


・チャレンジリーグⅠ

上尾メディックス:

退団選手
カルデロン ディアス・ロシル選手
南早希選手
七種友紀子選手


JAぎふリオレーナ:
引退選手
塚本尚子選手(社業専念)


柏エンゼルクロス

退団選手
清水玲衣選手
竹本由美選手


・チャレンジリーグⅡ

・プレステージ・インターナショナル アランマーレ

内定選手:
櫻井樹里選手

退団選手:
佐藤千咲選手

移籍希望
伊藤セレナ選手



・群馬銀行グリーンウイングス

退団選手

矢萩ももこ選手 
鬼頭朋子選手
齋藤朱音選手


・GSS東京サンビームズ

移籍希望:
丸田佳穂選手



・大阪スーペリアーズ

退団選手

吉田彩乃選手
正元志歩選手
松永恵理花選手

人事に関してはチーム及びVリーグ機構から発表済みのものだけを掲載してまいります。


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次なるステップへの準備期間となる4月。
バレーボールファンに取りましては、試合よりもコート外の話題に終始しそうですが、次なる黒鷲旗、世界クラブ選手権、そして全日本に思いを馳せて頂けたらと思います。


※黒鷲旗もDAZNで放映されると嬉しいのですが、是非実現して貰いたいです。