この時期はどうしても人事の話が多くなる。

だが、この話はショックを受けた。
日立リヴァーレの松田監督が退任した。

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まさに寝耳に水の出来事だった。

タイムラインでそういった話がチラホラ出た時も「何かの間違いでは?」と思ったが、昨日の久光との敗戦後、退任する意向を明らかにしたそうだ。

正直、ショックだった。

何故ならば日立は3位だ。
成績不振などではない。

何よりも日立を優勝争いに加わるチームにしたのは松田監督の功績だ。

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これからだと言うのに、何も今辞めなくても、と言う思いが強い。

大変残念だ。

昨日のバレーボール夜話では叱咤激励の意味もあっていささか手厳しく書いた側面もあったが、それも一重に日立の来季を思えばこそ。

黒鷲旗では別の監督が指揮を取るとのことだが、出来ればこれからも来季の指揮を取って欲しかった。

この時期はこういうことが多くなるから辛くなる。


そういう意味では黒鷲旗は残念な大会だ。
まるで三年生の壮行試合のように、この大会で最後となる監督や選手が数多く出場する。

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一昨年のJTマーヴェラス。
この大会でJTは、連日のフルセット大逆転を演じ、チャレンジマッチで敗れたトヨタ車体クインシーズに、最高の舞台でリベンジを果たした。

この大会を期に、尾崎監督や上屋敷綾選手が退団。この時も「何も今、辞めなくても」と思った。

あれから2年。
JTマーヴェラスはVプレミアリーグへ復帰を果たし、黒鷲旗を連覇。

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今年は優勝争いにも加わり、4位に健闘した。

勿論、チームはこれを健闘などと微塵も思っていないかもしれないが、こうして再び、JTがプレミアリーグの舞台で活躍している姿を見ると、その歩みは無駄ではなく、頑張ったからこそ今日があると感慨深い。


日立もまた、思いがけずこの時期、分岐点に立った。

どういった道を歩んでいくのか、今はまだ分からないが、更にチームが強くなり、松田監督から「強くなったな」と誉められるチームになることを願うばかり。

とにかく、今は松田監督にお疲れ様でしたと言いたいです。