優勝候補の筆頭に躍り出たNECレッドロケッツ。

スター選手があまた煌めく。

オリンピアの夢を果たした島村春世選手
全日本の次期エース候補・古賀紗理那選手
一昨年の新人王、柳田光綺選手
全日本経験者、大野果奈選手、キャプテン岩崎紗也加選手、鳥越未玖選手など、いずれ劣らぬ個性派揃い。

その中でも抜群の存在感を示し、いざとなれば反撃の一番手に転じるオールラウンダー。
闘志を全面に押し出し、弾ける笑顔。

NECの攻守の要と言えばこの選手。

近江あかり選手。

15493587_1121041281346782_8005558681472027742_o


彼女はNECになくてはならない大黒柱。



・コートネーム:アカリ

・生年月日:1989/11/10

・身長(cm):171.0

・最高到達点(cm):294.0

・出身地京:都府京都市

・出身校・前所属チーム:京都橘高校→東海大学



■個人成績・戦績:


・個人タイトル


・東海大学

全日本インカレ レシーブ賞


・NECレッドロケッツ

第61回黒鷲旗大会 若鷲賞

2012/13 Vプレミアリーグ 新人王

2012/13 Vプレミアリーグ ベスト6

2014/15 Vプレミアリーグ MVP

2014/15 Vプレミアリーグ ベスト6



・団体成績

・全日本

2013年 アジア選手権 銀メダル

2013年 ワールドグランドチャンピオンズカップ 銅メダル


・Vプレミアリーグ

NECレッドロケッツ

2012年 Vサマーリーグ優勝

第61回黒鷲旗大会準優勝

2014/2015 Vプレミアリーグ 優勝

2015年日韓トップマッチ 優勝

2016年アジアクラブ選手権 優勝


・高校

京都橘高校

第38回全日本高等学校選手権大会 ベスト4

第62回国民体育大会 優勝


東海大学

大学三冠

第58回全日本インカレ優勝



近江選手は名門・京都橘高校出身。
同期にはJTマーヴェラスのキャプテン・井上琴絵選手がいる。

201003272241078cc


春高ベスト4、わかすぎ国体優勝を経験し、東海大学に入学。吉村志穂選手との二枚看板で大学三冠に貢献。山口かなめ選手を含めた東海大カルテッドで勇名を馳せる。

2010年にはアジアカップに出場。同年には悲願の全日本インカレを制覇。レシーブ賞を獲得しその守備力の高さが注目を集める。

そんな近江選手が選んだ進路はNECレッドロケッツ。

そのデビューの仕方も派手だった。
内定選手となった2011年2月、東レアローズとの一戦で第一セット途中から出場。第二セット以降はスタートから起用され11得点を上げる。続く黒鷲旗では3位入賞に貢献し、若鷲賞を受賞。

躍進は続き、近江選手は2012年Vサマーリーグの優勝に貢献。これらの活躍により、レギュラーを獲得した。

2012/13VプレミアリーグでNECは躍進。レギュラーラウンドでは23勝5敗の好成績で首位通過。この年は結果として4位に終わるも、この年の活躍が認められた近江選手は新人王、ベスト6を獲得。その名を大いに広めた。

それは2013年の全日本シニア初招集に繋がっていく。

20130817-1


同年、ユニバーシアードのメンバーに選出され、ここから全日本シニアのメンバーへジャンプアップ。
ともに全日本の階段を駆け上がった仲間に佐藤あり紗選手がいる。
ワールドグランプリ2013では日本ラウンドで国内デビューを果たし、ここで全日本シニアに定着。世界バレーアジア最終予選を経て、アジア選手権にも出場。銀メダルを獲得し、続くワールドグランドチャンピオンズカップへも出場、銅メダル獲得に貢献した。

20131117-2


トントン拍子で栄進する近江選手は、2014/15シーズン、体制が一新された新生NECの中心にあった。
かつてのチームメイト、山口かなめ選手を迎え、全員バレーを標榜にレギュラーラウンドを2位で通過。
この年新人王にも輝く柳田光綺選手や内定選手の古賀紗理那選手の活躍もあり、チームは躍進。ファイナル6を2位で通過すると、ファイナル3では昇格1年目の上尾メディックスを降しファイナル進出。
3連覇を目論む久光製薬スプリングスを3-1で降し、見事日本一の栄誉に輝いた。

10410279_738981652886082_10950841406119489_n


同シーズンの活躍が認められた近江選手は最優秀選手とベスト6の栄誉にも輝き、続く日韓トップマッチにも勝利。まさにNECの時代を築くかに思えた。

7935a7d5-s


ところが、優勝への気負いが見られたのか、翌2015/16シーズンは故障者が続出した。
前年の新人王・柳田選手が開幕に間に合わず、チームは苦戦。
悪いことは続き、大野果奈選手がドーピング検査に抵触し、2か月の出場停止。
調子が出てきた後半、今度は近江選手が故障。

ようやく陣容が揃ったファイナル6は3勝2敗ながら4位に終わり、NECの連覇の夢は潰えた。

15403658_1121039391346971_2010668249203205587_o


そして、今季2016/17シーズン、NECの序盤は苦戦した。
しかし、その危惧はすぐに解消されていく。
戦力の充実、そして故障者を出さなかったことがチーム状態を向上させていく。
特に今季のNECはサーブの特化やオポジット二枚、一人時間差など豊富なバリエーション。高い攻撃力と守備力を兼ね備えた極めて完成度の高いチームとなった。

11月27日のJT戦から1月15日の日立戦まで実に8連勝。
日立、久光を蹴落としてレギュラーラウンドを首位で通過した。

14889738_1070334499750794_1685822810467447428_o


勿論、そのコートの中心にいるのが、攻守の要、近江選手に他ならない。

NECはこれまで何度となく、故障者やチーム状態の下降に見舞われた。
しかし、近江選手がコートにいると、まるで別のチームになる。

チームを鼓舞、威圧するような鋭い目線。そして、弾ける笑顔。
何よりも鉄壁のサーブレシーブとここぞという時の鋭いスパイク。

15380527_1121041024680141_2712471707608699078_n


彼女こそまさに、NECの中核を担う選手に相応しい。

いよいよこれから、NECは再び天下取りへファイナル6の真っただ中へ身を投じる。
そして今週末より、ラスト3連戦。
Vプレミアリーグの頂点目指してまっしぐら。
勝利の女神が微笑むのは、勿論、コートの中。

赤の旋風、再び。