さて、ファイナル6が前半の山場を迎える中、チャレンジリーグⅠ、Ⅱも終盤。

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優勝争いに異変はあるか、チャレンジリーグⅠ。そして3位以下の最終順位は?

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トヨタ自動車に続く2位を巡る熾烈な争いのチャレンジリーグⅡ。

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悲喜こもごも終盤戦。
笑うチーム、泣くチーム。
意地の張り合い、ぶつかり合い。

※今日のファイナル6の見所はWeekly Volleyball Vリーグ2月 増刊 ファイナル6 今日のみどころ を参照。
※チャレンジリーグⅠ、Ⅱの見所はWeekly Volleyball 2/13②〜 を参照。


【Vプレミアリーグ ファイナル6】


1位.NECレッドロケッツ 1勝 勝ち点8

NEC

0-3
(22-25 21-25 34-36)

3位.トヨタ車体クインシーズ 1勝1敗 勝ち点5
toyota



NECレッドロケッツのスターティングメンバー

・サイド:近江あかり選手、古賀紗理那選手
・オポジット:ニコロバ・エミリア選手
・センター:島村春世選手、大野果奈選手
・セッター:山口かなめ選手
・リベロ:鳥越未玖選手、岩崎紗也加選手

・トヨタ車体クインシーズのスターティングメンバー

・サイド:高橋沙織選手、小田桃香選手
・オポジット:ポリーナ・ラヒモワ選手
・センター:荒木絵里香選手、平松美有紀選手
・セッター:比金桃子選手
・リベロ:榊原美沙都選手

NEC VS トヨタ車体


第一セット、先手を取ったのはトヨタ車体。小田選手のアタックからラヒモワ選手のアタックへつなぎ5-3。さらにラヒモワ、高橋選手の連続アタックから小田選手のサービスエースへつないで8-4とリードする。
さらにラヒモワ選手のアタックで9-4とリードを広げるトヨタ車体。NECは古賀選手の連続アタックで6-9。さらに古賀、近江選手の連続アタックで8-10と差をつめる。しかしトヨタ車体はラヒモワ選手の連続アタックで12-8と再びリードを広げると、双方一進一退のまま16-12でトヨタ車体16-12で終盤へ。
NECは古賀選手のアタックで16-13とし上野選手をピンチサーバーに投入。これを高橋選手のアタックで切ると、トヨタ車体は細川、竹内選手を二枚換えで投入。NECは大野選手の速攻とラヒモワ選手のアタックアウトで16-18と差をつめ、近江選手のアタックの後柳田選手を投入しオポジット二枚を同時コートイン。ラヒモワ選手bのアタックアウトで18-19まで迫るも、近江選手をコートへ戻す。トヨタ車体はラヒモワ選手のアタックとサービスエース、さらにラヒモワ選手のアタックで3連続得点を奪い23-19と一気に突き放すも、NECは近江、古賀選手の連続アタックで21-23と追撃。しかしトヨタ車体は古賀選手のアタックアウトでセットポイントを迎えるとラヒモワ選手のアタックで勝負を決め。25-22でトヨタ車体が先制する。

第二セットも先手はトヨタ車体。高橋、ラヒモワ選手の連続アタックで2-1。双方一進一退の攻防からラヒモワ選手の連続アタックアウトで2点を献上すると、さらにトヨタ車体のミスで7-6と勝ち越したNECは近江選手のアタックで8-6とリードする。
トヨタ車体は古賀選手のアタックアウトでチャンスをつかみ、ラヒモワ選手のアタックから近江選手のアタックを荒木選手がブロック、ここでNECは柳田選手を投入するも、高橋選手のアタックで10-8と逆転。しかしNECは柳田選手のアタックから近江選手のサービスエースへと繋ぎ、古賀選手のアタックと高橋選手のアタックアウトで一挙に4連続得点を奪うと、さらに古賀選手のアタックと高橋選手のアタックアウトで14-11とNECが再び逆転するスリリングな展開。しかしここで怯まないのが今のトヨタ車体。ラヒモワ選手のアタックから長いラリーを大野選手のアタックアウトで凌ぐと、ラヒモワ選手のアタックで15-14と再び逆転。NECは大野選手の速攻で切るも、山口選手のサーブがアウトとなり、トヨタ車体が16-15で終盤へ。
小田選手のアタックで17-15とリードを広げたトヨタ車体。NECは古賀選手のアタックで切るとピンチサーバーに山内選手を投入。さらに近江選手の連続アタックで18-18の同点。しかしトヨタ車体は高橋選手のアタックできるとピンチサーバーに竹内選手を投入。サーブで崩して荒木選手の速攻、さらに近江選手のアタックを荒木選手がブロックで仕留め、3連続得点で21-18と再び突き放す。NECは上野選手を投入し、早速サイドアウトをとるも、トヨタ車体は高橋選手のアタックから荒木選手が柳田選手のアタックをブロック、さらに上野選手のアタックアウトでセットポイントと奪うと、近江、古賀選手の連続アタックで食い下がるNECを最後は高橋選手のアタックで振り切り、25-21でトヨタ車体がセット連取で王手を掛ける。

後がないNEC。山口選手がサービスエースで先制すると高橋選手のアタックアウトで2-0。さらに大野選手の速攻と長いラリーをラヒモワ選手のアタックアウトで凌ぎ4-1と先行。トヨタ車体は荒木選手の速攻と柳田選手のアタックをラヒモワ選手がブロックで仕留め4-5。NECは平松選手の速攻を近江選手が
、ラヒモワ選手のアタックを島村選手が連続ブロックで仕留め、NECが8-5でリードする。
双方サイドアウトの応酬が続く中、チャンスを掴んだトヨタ車体。小田選手のアタックから、近江選手のアタックを平松選手がブロック。さらに荒木選手のサービスエースへとつなげ、NECは上野選手を投入。さらにトヨタ車体は高橋選手のアタックへとつなげ、4連続得点で13-12と逆転。さらにNECの連続アタックアウトで15-12とリードを広げる。しかしNECは柳田、上野選手の連続アタックからラヒモワ選手のアタックを上野選手がブロックで仕留め、16-15と再逆転し終盤へ。
トヨタ車体は高橋選手のアタックから竹内選手をピンチサーバーに投入。古賀選手のアタックアウトで18-17と勝ち越し。しかしNECは竹内選手のサーブアウトから大野選手の速攻で19-18とすぐに切り返す。ここでNECはニコロバ選手を投入。そのニコロバ選手のアタックとラヒモワ選手のアタックで22-20と抜け出したNECだが、荒木選手ガニコロバ選手のアタックをブロックで切るとラヒモワ選手の連続アタックへつなげ23-22と再び逆転。ラヒモワ選手のアタックで24-23とマッチポイントを迎えるも、NECはニコロバ選手のアタックで切り24-24のデュースへ。
NECは古賀選手のアタックとラヒモワ選手のアタックアウトでセットポイントを奪うも、上野選手のサーブアウトでチャンスを逃し、トヨタ車体もまた、高橋選手のアタックと古賀選手のアタックでチャンスを掴むも、ニコロバ選手のアタックで阻止され、チャンスを逃す。一進一退のままついに30点を越し、NECが古賀選手のアタックと荒木選手の速攻を古賀選手がブロックし、再びセットポイントを迎えるも、高橋選手のアタックでこれを阻止。トヨタ車体は返す刀で高橋選手が古賀選手のアタックをブロックしマッチポイントを迎えると、これをラヒモワ選手のアタックで決め、36-34の大攻防戦の末、トヨタ車体がストレートで勝利を収めました。

・ベストスコアラー
ポリーナ・ラヒモワ選手(トヨタ車体クインシーズ)
33得点

トヨタ車体の連勝を牽引したラヒモワ選手。最近はフェイントや軟打も増え、攻撃にバリエーションが加わった。NECはサーブレシーブ成功率7割超えと鉄壁さを披露したが、今日はニコロバ、柳田選手の使い分けで得点力が低下。惜しくも敗れた。




2位.久光製薬スプリングス 2勝 勝ち点8
久光

3-2
(25-27 25-20 25-21 18-25 15-9)

6位.東レアローズ 1勝 勝ち点2
東レ



・久光製薬スプリングスのスターティングメンバー

・サイド:新鍋理沙選手、石井優希選手
・オポジット:長岡望悠選手
・センター:岩坂名奈選手、マヤ・トカルスカ選手
・セッター:中大路絢野選手
・リベロ:筒井さやか選手、戸江真奈選手


・東レアローズのスターティングメンバー

・サイド:木村沙織選手、迫田さおり選手、堀川真理選手
・センター:カーリー・ウォーパット選手、大野果歩選手
・セッター:田代佳奈美選手
・リベロ:木村美里選手、中川有美選手

東レ VS 久光



第一セット先手を取ったのは東レ、大野選手の速攻から堀川選手のアタックへと繋ぎ、大野選手のサービスエースで3-1とリード。さらに堀川選手のサービスエースと長岡選手のアタックアウトで6-2とリードを広げる。久光は木村沙織選手のサーブアウトから岩坂選手のサービスエースで5-7とするも、堀川選手のアタックで切り、東レが8-5とリード。
さらに東レは大野選手の速攻からマヤ選手のアタックアウトで10-6とリードを広げるも、久光は長岡選手のアタックと木村沙織選手のアタックを岩坂選手がブロックし11-13。しかし東レは田代選手のツーから迫田選手のアタックへ繋ぎ15-11、久光もすぐさま新鍋選手のアタックから東レの連続アタックアウトで14-15に詰め寄る。しかし、ここは東レがカーリー選手の速攻で切り、16-14で東レがリードし、終盤へ。
カーリー選手のサーブアウトでチャンスを掴んだ久光は、ラリーの最中、田代選手のツーをマヤ選手がブロックで阻止し16-16の同点。しかし東レは迫田選手のアタックから石井選手のアタックを大野選手がブロックで19-17と勝ち越し。久光は野本、栄選手を二枚換えで投入。東レは堀川選手のアタックで得点すると久光はマヤ、中大路選手をコートへ戻す。さらに石井選手のアタックをカーリー選手がブロックし21-18と突き放す。久光は長岡選手のアタックから中大路選手のサービスエースで20-21と猛追。さらに長岡選手のアタックと東レのミスで22-22と再び同点。東レは長岡選手のアタックを迫田選手がブロックで仕留め、セットポイントを迎えるもピンチサーバーの中島選手のサーブアウトでデュース。東レは堀川選手のアタックでチャンスを掴むと、最後は木村沙織選手のアタックで決めて27-25で東レが第一セットを先制する。

第二セット、勢いに乗る東レ。
双方サイドアウトの応酬から、田代選手のツーを皮切りに迫田選手のアタックと新鍋選手のアタックをカーリー選手がシャット、更に堀川選手のアタックへ繋ぎ6ー3とリード。双方一進一退のまま、迫田選手のアタックで8ー5で東レリードで中盤へ。
久光は石井、岩坂選手の連続アタックで9ー10と接近するも東レはカーリー選手の速攻と石井選手のアタックアウトで12ー9と再びリード。久光は長いラリーを新鍋選手のアタックで制すと長岡選手のサービスエースで再び1点差へ。東レは迫田選手のアタックで切ると、大野選手の速攻へ繋ぎ16ー13で終盤へ。
タイムアウトで息を吹き返した久光。マヤ選手の連続アタックから迫田選手のアタックアウトで一気に16ー16の同点。更に迫田選手のサーブアウトから石井選手のアタックへ繋ぎ17ー16と逆転に成功。更に堀川選手のサーブアウトから長岡、新鍋選手の連続アタック、更に木村沙織選手のアタックを岩坂選手がシャット、更に木村沙織選手のアタックアウトでセットポイントを奪うと、最後は木村沙織選手のサーブアウトで久光が25ー20で第二セットを奪い返す。

攻守を入れ換えた久光、第三セット、長岡選手のアタックからカーリー選手のアタックアウトで4ー2。更に一進一退の攻防から新鍋選手のアタックと堀川選手のアタックアウトで久光が8ー5とリードする。
東レは迫田選手のサーブアウトから三連続アタックアウトで4点を献上。13ー6と久光が7点の大差を付ける。東レはマヤ選手のサーブアウトから堀川選手のアタックで8ー13、更に堀川選手のアタックから、カーリー選手が岩坂、長岡選手のアタックを連続ブロックで11ー14と反撃。双方一進一退のまま、新鍋選手のアタックで16ー12で久光リードで終盤へ。
東レはワンポイントで投入した伊藤選手の速攻から堀川選手のアタックへ繋ぎ、大野選手が中大路選手のツーをブロック、更に堀川選手のアタックと新鍋選手のアタックアウトで一気に19ー19の同点。ここで久光は石井選手の連続アタックと木村沙織選手のアタックアウトで23ー20とリードを広げ、最後は石井選手のアタックから新鍋選手のアタックで止めを刺し、久光がセット連取で逆王手へ。

苦しくなった東レ、カーリー選手の速攻から長岡選手のアタックアウトで4ー2、更に迫田選手の連続アタックで6ー3とリード。久光は長岡選手のアタックとサービスエースで1点差とするも、東レは田代選手のツーで流れを切り、迫田選手のアタックへ繋げ8ー5で中盤へ。
東レは更に迫田選手のアタックと石井選手のアタックを堀川選手がブロックし、10ー6。更に堀川選手のアタックと久光のミスで13ー8とリードを広げる。双方一進一退の攻防のまま、堀川選手のアタックで東レが16ー11で終盤へ。
久光は堀川選手のアタックをマヤ選手がブロックすると、古藤、野本選手の二枚換えを敢行。その野本選手のアタックで13ー16。更に久光は長岡、中大路選手をコートに戻すも、東レはカーリー選手の速攻から田代選手のツーで繋ぎ、更にカーリー選手の連続アタックで4連続得点を奪い22ー15と大きくリードを広げる。更にカーリー選手の速攻から長岡選手のアタックをカーリー選手がブロックしセットポイントを迎えると、東レのミスから迫田選手のアタックを長岡選手がブロックし食い下がる久光を最後はカーリー選手の速攻で仕留め、東レが25ー18で取り、遂にフルセットへ。

一年前の仇を打つか、返り討ちかの最終セット。主導権を握ったのは久光、堀川選手のアタックを石井選手がブロックすると、長いラリーを岩坂選手の速攻で仕留め、更に石井選手のアタックで3ー0とリード。東レは木村沙織選手のアタックで切るも、久光の勢いは止まらず長岡、石井選手の連続アタックと堀川選手のアタックアウトで6ー1、更に石井、新鍋選手の連続アタックで8ー2と大きくリードを広げ、コートチェンジ。
久光は木村沙織選手のサーブアウトから新鍋選手のアタックで10ー3と大差を付けるも、東レは大野選手の速攻から堀川選手の連続アタックへと繋ぎ7ー11とするも、久光は野本、栄選手を二枚換えで投入。最後は石井、長岡選手の連続アタックで追撃を絶ち、久光が15ー9で勝利。セットカウント3ー2で勝利を飾りました。

・ベストスコアラー
堀川真里選手(東レアローズ)
28得点

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やはりこの両チームが闘えば、簡単な試合にはならない。先制する東レの攻撃の主軸として奮闘した堀川選手。ともに7割超えのサーブレシーブ成功率を示す中、カーリー選手が23得点、迫田選手が17得点を上げるも、長岡、石井、新鍋選手併せて60得点を叩き出した久光に軍配。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


【チャレンジリーグⅠ・サードレグ】


2位.上尾メディックス 17勝1敗
(勝ち点49)
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2ー0
(25ー17 25ー21 25-23)

4位.KUROBEアクアフェアリーズ 8勝10敗
(勝ち点25)
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チャレンジマッチを闘うことが予想される岡山シーガルズが偵察に来ているとあって、カルデロン選手の先発を避けた上尾。それでもKUROBEに食い下がられ第二、第三セットは途中出場。第三セットも食い下がられるも意地のストレート勝ち。

上尾 VS KUROBE


・ベストスコアラー
松本亜弥華選手(上尾メディックス)
平谷里奈選手(KUROBEアクアフェアリーズ)
11得点

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この試合は2試合連続の松本選手とKUROBEの平谷選手がベストスコアを分け合う。




7位.JAぎふリオレーナ 7勝11敗
(勝ち点20)
JAぎふユニフォーム

3-0
(27-25 25-16 25-23)

8位.柏エンゼルクロス 2勝16敗
(勝ち点8)
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食い下がりを見せる柏だが、JAぎふの牙城を崩せずストレートで敗退。JAぎふは貴重な勝ち点3をあげ5位に浮上。7位を巡る争いも熾烈になってきた。

・ベストスコアラー
清水玲衣選手(柏エンゼルクロス)
17得点

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エース石川選手をしのぐ17得点の活躍を見せた清水選手だが、3勝目には届かず。




ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー



■チャレンジリーグⅡ 順位


1位.トヨタ自動車ヴァルキューレ 11勝1敗
(勝ち点31)
トヨタ自動車ユニ

3ー0
(25ー16 25ー21 26-24)

4位.プレステージ・インターナショナル アランマーレ 7勝6敗(勝ち点22)
プレステユニ


2位への望みをつなぎたいプレステージだが、第三セット食い下がるもトヨタ自動車の前にストレートで敗れる。

toyota


・ベストスコアラー
佐藤優花選手(トヨタ自動車ヴァルキューレ)
22得点
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佐藤優花、佐藤綾選手のW佐藤選手による総得点ランキング1、2位による注目のエース対決は優勝を決めた佐藤優花選手に軍配。




2位.ブレス浜松 8勝5敗(勝ち点24)
ブレスユニ

3-1
(25-17 25-13 24-26 30-28 )

3位.群馬銀行グリーンウイングス 8勝5敗
(勝ち点23)
群馬銀行ユニ


2位を巡る攻防戦はブレス浜松と群馬銀行の直接対決。先行するブレス浜松と追いすがる群馬銀行の熱戦は第四セット30点を超える熱戦の末、ブレス浜松が制す。この時点ですでにプレステージが敗れているため、ブレス浜松の2位が決定。入れ替え戦はトヨタ自動車とブレス浜松の2チームが挑むことが決定した。

浜松VS群馬銀行


・ベストスコアラー
多田遥選手(ブレス浜松)
23得点

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連日のベストスコアでチームの勝利に貢献した多田選手。これでチームは2位を確保し、2年目にして入れ替え戦に臨む。これからが楽しみ。

※結果は随時、更新いたします。